2018年7月19日
今年は夏休み前から猛暑となり、学校の自然観察も十分に行えていない状況です。
あまりの暑さに、花の数も少なくなり、乾燥と日差しに強い植物だけが目立っています。
そのような中、他の植物では生育できないような場所で頑張って生えている植物にも出会えました。
夏休み前の学校で、暑さに耐えている植物を紹介します。
頑張って植物1(ヤブガラシ)
排水のパイプの中から顔を出していました。
「やぶを枯らす勢い」と言われるこの植物はどのようなところでも育つ手段を持っているのでしょうね。
頑張って植物2(コニシキソウ)
アスファルトの割れ目から顔を出していました。
炎天下のアスファルトはかなりの温度になるはずですが、そのような温度でも生育できるという強い生命力を持っているのでしょう。
紅葉
草木の中から顔を出したカエデの葉が紅葉していました。
紅一点とも思えるこの葉のところだけ、秋の雰囲気を出していました。
サンショウの実
生徒がこの実を食べると、その強烈な味で悲鳴を上げます。
でも後味がよく、おいしさも感じます。
サンショウのおいしさはいつでも感じることができます。
キキョウ
この猛暑の中での数少ない花のひとつです。
秋の七草のひとつなのですが、夏休み前から開花しています。
オオイヌタデ
子どもの頃におままごとでこの植物を使って遊んだ人もいるのではないでしょうか。
身近にある植物のひとつですね。
2018年6月22日
蒸し暑い雨の日が続いています。
この時季に似合う生き物といえば、アジサイとカタツムリとカエルでしょうか。
昨年ある同僚の先生から、息子にカタツムリをもっていきたいのでどの辺で採れるかと聞かれました。
その時気づいたのですが、最近大型のカタツムリに出会えていません。
数が減少しているということでしょうか。
10年後、20年後の子どもたちに、「梅雨の季節の象徴的な生き物は?」と聞いたときに、現在と同じ答えが返ってくる環境を大切にしたいと思いました。
シナノキの実
青々としたシナノキをよく見ると実がついていました。
この実が熟して落ちるときは、羽根のような葉がプロペラのようになり回転して落ちていきます。
ウツギの実
今年も多くの花が咲きましたので、実もたくさんついています。
花はきれいなので注目されますが、実を見る人は少ないようです。
ニワトコの実
ハリーポッターのダンブルドア先生が持っていた杖がこの木から作られたとして有名です。
今は花も終わり実がなっていますが、トリたちがよく食べるのか、日に日に少なくなっています。
実は古くからウイルス感染に役立つといわれ、薬として用いられてきたようです。
チガヤ
初夏なのに秋らしい風景を作り出してくれる植物です。
風になびく姿を見ると気持ちが穏やかになっていきます。
ワルナスビ
繁殖が強い外来種で、とげや毒もあり悪いところだらけという花です。
それにしてもかわいそうな名前をつけられてしまったた植物です。
トチノキの葉
中庭のトチノキの葉がなぜか巨大化しています。
生徒と比べてみてください。今年の大きさは最大級です。
2018年6月15日
梅雨に入り、すっきりとした日が少なくなりました。
雨が降ると気分も何となくすぐれませんが、梅雨があるから日本の生き物たちは育ち、生き続けることができているのです。
私たちが食べるお米だってこの時季があるからこそ秋においしく実るのです。
そのように考えてていくと、この時季もそんなに嫌なものではありません。
平年では7月の中旬まで続く梅雨ですが、気分さわやかに過ごしていきましょう。
ホタルブクロ
昔は子どもがこの花の中にホタルを入れて遊んだといわれていますが、今やそのホタルもこの花も少なくなってしまいました。
梅雨の時季に咲くこの花は、控えめでおとなしい印象を与えてくれます。
ヒメジョオン
4月に同じような花を咲かせるのは「ハルジオン」といいます。
この花の名前は「ヒメジョオン」。
本来なら「ヒメジオン」と名付けたいところですが、ヒメジオンという花がすでに存在していたため、「ヒメジョオン」と名付けられたそうです。
ナツツバキ
本来の沙羅双樹とは違う種類ですが、日本の沙羅双樹と呼ばれる花です。
花は咲いたら一日で落ちてしまいます。平家物語の「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」はそのようなことを表したのでしょうか。
クマシデ
前庭の木にはこのような実がついているものがあります。
ある生徒は、「ビールを作るときに使うホップみたい」と言っていましたが、その生徒はよくホップを知っていたなと思いました。
ビヨウヤナギ
長いおしべがたくさんついているのがこの花の特徴です。
花が少なくなるこの時期に、彩りを添えてくれています。
ニワゼキショウ
芝生の上にたくさん咲いていたこの花も、実をつけ始めてきました。
丸い実が雨に濡れている姿は、梅雨の季節の1ページになります。
2018年5月23日
体育大会も近づくこの時期になると、ホトトギスが鳴き始めて初夏を感じさせてくれます。
空を見上げれば澄んだ青空に白い雲がいろいろな形を作り出し、この時期ならではの自然の芸術も鑑賞することができます。
6月2日の体育大会では、生徒たちの姿だけでなく、自然も楽しんでもらえたらと思います。
メキシコマンネングサ
最近はやっている多肉植物の一つです。
黄色い花が地面を覆いつくすように咲き出しています。
カラムシ
今ではただの雑草ですが、古くはこの植物の繊維から衣類を作っていました。
古代から栽培されてきたこの植物も、今では野生化して嫌われるようになってきてしまいました。
コウゾリナ
ブタナやニガナとともに黄色い花で学校内をにぎわせてくれています。
この時期に咲く黄色い花は、太陽の光を浴びてまぶしく感じられます。
アカバナユウゲショウ
夜のお化粧と名がつくように、とても魅力的に花を咲かせています。
学校には10年ほど前に入ってきた外来種ですが、落ち着いた雰囲気を持った花です。
モリアオガエルの卵
本当ならば木の上に産むのですが、学校にすむカエルたちは池の近くのポンプ室の壁に毎年産み付けています。
この中にたくさんの卵が入っていて、1か月もすると中からオタマジャクシが出てきて池に落ちる仕組みになっています。
2018年5月7日
数週間前まで新緑だった雑木林も濃い緑色に染まってきました。
太陽からの日差しも日に日に強くなってきています。
学校内は多くの木々から発せられる新鮮な酸素とのアロマ物質によって、いやされ感いっぱいです。
自然は人の心を穏やかにしてくれる効果抜群の薬です。
キンラン
学校内のあちらこちらに咲いていますが、高校1年生が使っている生物基礎の教科書では、
イリオモテヤマネコやヤンバルクイナと一緒に絶滅危惧種の一例として紹介されています。
自然破壊や人の手による採集が原因で激減しています。
タケノコ
多くの生徒によって今年もたくさんのタケノコを採りましたが、採り残しがまだまだあったようです。
観察では6日間で150cm伸びました。
つまり一日に20cm以上伸びている計算になります。
ニワゼキショウ
芝生の中で、きれいな花を咲かせ始めています。
写真の種類以外にも、2種類の花が咲いています。
これからどんどんと芝生をにぎわせてくれています。
エビネ
雑木林で毎年地味に花を咲かせています。
何年も前に寒天培養をして増やしたものですが、うまく定着したようです。
ムラサキツユクサ
生徒用の実験で、おしべの毛の観察や気孔の観察に使います。
紫色の花は鮮やかで、太陽に照れされるとより引き立ちます。
2018年4月26日
春というより夏に近くなってきました。
今年の生き物たちはいつもよりも早く動き出しています。
雑木林も青々として鳥たちのさえずりも活発になっています。
これからも楽しみな季節が続きます。
オニタビラコ
嫌われることが多い雑草の一つですが、花をよく見るとタンポポのようでかわいらしいことがわかります。
春は黄色い花がたくさんあります。
タツナミソウ
たくさんの花が同じ方向を向いて咲くため、波立っているように見えます。
この花の名前をつけた方の想像力は見事ですね。
セイヨウジュウニヒトエ
白い花が咲く在来種も学校内にはあります。
紫色の花を咲かせるこの花は、江戸時代に日本に入ってきたようです。
野生化したのは約50年前と言われています。
ムラサキサギゴケ
比較的日当たりのよい場所に咲くことが多い花です。
花の形が鳥のサギに似ていることからこのような名前になったようです。
スズラン
この花は誰かが植えたものだと思いますが、中庭で集団になって咲いています。
小さな白い花はとても愛着がありますが、この植物も毒草なんです。
スミレ
春になると何種類ものスミレが咲きだします。
日本のように何種類ものスミレが見られる場所も少ないようです。
花言葉は校訓のひとつである誠実です。
2018年4月16日
学校のあちらこちらで小鳥のさえずりが聞こえてきます。
雑木林の中から見ようと思っても見ることができないホオの花も咲き始めています。
生き物たちの生き生きとした姿を毎日のように見られるこの季節は、人の心も癒してくれます。
自然は不思議な力をいっぱい持っています。
イチリンソウ
雑木林の下では、この花が満開を迎えています。
しかし、花や葉はすぐに姿を消し、来年のこの時期まで休眠をします。
ツクシ
もうこの時期になるとツクシも胞子を飛ばして、枯れ始めていきます。
これからは本体であるスギナが勢力を増していきます。
タラの芽
植えたものもありますが、自然に生えてきたものもあり、あちらこちらでタラの芽が採集できます。
タラの芽はやはり天ぷらがおいしいでしょうか。
ホトケノザとタネツケバナ
どこにでもある雑草ですが、太陽の下でその姿を観察すると一段ときれいに見えます。
ホトケノザの花を採り、吸うと甘い蜜を少しだけ感じることができます。
また、それを吹くとかわいらしい音が鳴り、二度楽しめる花です。
スノーフレーク
花言葉は「皆をひきつける魅力」です。
その言葉の通り、この花が咲いているとなぜかそちらに目がいってしまいます。
スズランスイセンやオオマツユキソウと呼ばれることもあります。
シキミ
雑木林の中でひっそりと花を咲かせていました。
この植物は有毒と言われ、特に果実に毒成分が多いようです。
ヤブレガサ
葉が破れた傘のように見えることからこのように呼ばれています。
まだ出たばかりの芽は食用にもなります。