ルールの勉強
先日、審判をしていて感じていたことがあります。
それは、サッカーをやっている以上ルールを知らないと損をするということです。
たとえば、先日どこかの国でゴールを小さくするなんてことをした選手がいたようですが、そんなことやればどうなるかわかりますね。ただ、それに気づいた審判もすごいですが。
まぁそんなことは高校生ではできないと思いますが、身近な例で言えばユニフォームをつかむということは、本来はしただけでファールになります。ただ、レベルの高い試合ではそれで止めていては試合になりませんからとらないで、プレーに影響があった場合のみとります。
共立が参加している東京都の2部レベルではこれは明らかに目立ってしまいます。だから、私は審判をやるときはお互いにやっていない限りは基本的にユニフォームをつかんだらファールにします。
また、この手の使い方に関しては現在サッカー協会の審判部でも力を入れて取り組んでいるようですので、今後ますます厳しくなるでしょう。
そういったことを知っているか知らないかでプレーでどこからがファールでかなど自分でもわかるはずです。わからないと審判に文句を言ったりもします。そうすると、警告対象になるわけですから悪循環です。
恥ずかしながら私の草サッカーのチームでもゴールキックでオフサイドをとれると思ってサッカーをやっていた選手がいました。もう20年近くやっている選手でもそんなことわからずにやっていて、審判に文句を言っていました。
だから、きちんとルールを覚えることも、選手として必要なことです。プロ野球でもサッカーでもプロはきちんとシーズン前には審判との基準などの説明や昨年度の振り返りがあるそうですが、高校生にはそれがありません。だからこそしっかりと自分達でルールを覚え、そして審判資格もとってほしいと思います。
本校ではもともと松本監督がルールをきちんと選手に伝えているので、そういう文句をいう選手は本当に少ないと思います。それはチームの誇りです。
選手は松本監督がそういうルールをきちんと教えてくれていることにも感謝して、試合では審判の判定に納得がいかなくても、自分のプレーをやり続ける選手であってほしいと思います。