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2017年12月

2017年12月21日 (木)

共立二中高の自然がいっぱい2 (120)

2017年12月21

冬至近くになると、夕暮れが早くなるので、生徒たちは高尾山方面に日が沈むのを毎日のように見ています。

空気が澄んだ日と湿度が高い日とでは夕焼けが違って見えることは、言葉や文章ではなかなか説明できないですが、それをごく自然に体験できます。

都心から離れた学校だからこそですね。

 

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高尾山方面に沈む夕日

写真はススキ草原から見たものですが、普段、生徒たちは渡り廊下からこの景色を見ています。

実際の景色は、写真では表せない良さがあります。

 

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センダングサ

この時期に草むらを歩くと、何種類ものひっつき虫がついてきます。

この植物もその一つです。

気づけばスカートやズボン、靴下についていて、あわてて取って捨てたこともあると思いますが、それがこの植物のねらいなんです。

来年、捨てたところから芽が出てきて、増えていくのです。

 

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アキノエノコロ

夏から秋にかけて元気だった植物ですが、この時期には枯れてしまっています。

しかし、日に照らされていると、また違った美しさを感じることができます。

 

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カシワ、コナラ、クヌギの落ち葉

雑木林の中では、落ちたばかりの葉の上を歩くことができます。

サクサクした音と感触は冬の到来を感じさせてくれます。

 

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コブシのつぼみ

暖かくなる日を今か今かと待っている状態です。

毛におおわれていてコートでも着ているみたいに見えますね。

 

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ウメのつぼみ

昨年の開花は早く1月10日の始業式でしたが、今年はどうでしょうか。

例年は2月の初旬に咲き始めます。春が待ち遠しいですね。

 

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ボケ

いつもこの時期から咲き始めています。

何という品種かわかりませんが、早咲きの品種なのだと思います。

2017年12月18日 (月)

「私学の祭典」に参加しました!

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11/19に多摩地区13校による「私学の祭典」に参加し、下記の3企画を実施しました。

①国語(書写)「自分の印をつくろう」

②理科「-196℃(液体窒素)の世界」

③茶道部

 

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理科の「-196℃(液体窒素)の世界」では、高校1年生の2名が担当しました。

写真の薔薇は本校の薔薇園から摘んだもので、参加した皆さん全員に薔薇がバラバラになるようすを体験していただきました。

もちろん他にもたくさんの実験を紹介させていただきました。

本校では夏にも理科実験教室を行っていますので、ぜひご参加ください。

2017年12月15日 (金)

理科実験教室のご報告

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10月のことになりますが、日能研八王子校にて、理科実験教室をさせていただきました。

液体窒素の実験をはじめ、たくさんの実験を披露することができました。

参加した皆様にはご満足いただけたようで、大変光栄です。

日能八王子校の生徒、保護者、スタッフの皆様、どうもありがとうございました。

2017年12月12日 (火)

共立二中高の自然がいっぱい2 (119)

2017年12月12日

寒い日が続いていますが、晴れた日は、澄んだ青空がすがすがしく感じられます。

ある高校3年生が授業中に「こんな学校で生活してきたなんて幸せだよね」と教室の窓から見える景色を見て言っていました。

授業中でしたが、心の中を温かくしてくれる言葉でした。

これも自然が作り出したものの一つなのでしょうね。

 

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トウネズミモチ

ネズミの糞(ふん)のような実がなり、モチノキのような葉なのでこのように呼ばれています。

この実は煎じると薬になるそうです。

 

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シロミノマンリョウ

雑木林の中には、赤い実がなるマンリョウがたくさん生えていますが、サツキの植え込みの中では白い実がなる品種のマンリョウが顔を出していました。

 

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ヤブコウジ

マンリョウ(万両)、センリョウ(千両)カラタチバナ(百両)と並んで「十両」と呼ばれる赤い実をつける縁起の良い植物です。

落語の「寿限無」のはなしの中に出てくる「やぶらこうじのぶらこうじ」はこの植物のことです。

 

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ユズ

ユズと言えばやはり冬至のゆず湯です。

そしてユズはお正月のおせち料理にも欠かせません。

学校内には利用できる植物がたくさんあります。

2017年12月 4日 (月)

共立二中高の自然がいっぱい2 (118)

2017年12月4日

12月に入り、少しずつ冬将軍が近づいてきました。

木々の葉は、紅葉から落葉に変わり、足元では風に吹かれたいろいろな種類の落ち葉が音を立てて騒いでいます。

寒さの中でも自然が作り出す情景が、心の安らぎを与えてくれます。

 

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マユミ

この季節は葉も実も落ちて、なくなっていてよいのですが、まだ頑張っていました。

幹は強くてよくしなる性質のため、弓の材料になったことからこのように呼ばれているようです。

 

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カラスの知恵

駐車スペースには毎日カラスがいます。

突然飛び立ち、空高くから何かを落としています。

トチの実を落として割って食べているのです。

トチの実はあくが強く、そのままでは食べられるものではありませんが、カラスにはその味がわからないようです。

駐車スペースにはこのような食べかすがたくさん落ちています。

 

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学校の前の紅葉

学校の門まで100m程手前の道です。

道の両側は本校の敷地で、スクールバスで毎日通る道です。

この季節はこの辺りで、生徒や一般の方々が写真を撮っている姿をよく見かけます。

 

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落ち葉を追いかける生徒

自然の写真を撮るために歩いていたら、生徒がケヤキの木から落ちてくる葉を追いかけていました。

少しほのぼのできた瞬間でした。

2017年12月 1日 (金)

高校1年生 中和滴定

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食酢の中には酢酸と呼ばれる物質が含まれていますが、その量を測定する実験を行いました。

中学校の理科の授業では見たことがない器具ばかりで、はじめは扱いに苦戦していました。

しかし、さすがは高校生。すぐに扱いに慣れたようで、班の仲間と協力して実習に取り組むことができました。

 

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班の仲間と試行錯誤しています。

 

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器具の扱いにも慣れ、一人ですべての操作を行っています。

 

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こちらの生徒は、一部の操作を手伝ってもらっていますね。

溶液が少し赤く変化しているのが分かりますか?

 

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淡い赤色になったところが中和の終点となりますが、こちらはやや失敗。

 

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こちらは上手に中和点で滴下をやめることができました。

 

さて、もうすぐ定期考査です。

酸と塩基(アルカリ)の定義は?

中和というのはどのような化学変化?

しっかりと復習して臨んでくださいね。