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2019年9月

2019年9月24日 (火)

共立二中高の自然がいっぱい2 (151)

2019年9月24日

「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、昔の人の観察力は鋭いですね。

すっかりと秋になり、数日前までの猛暑が信じられないくらいになりました。

日暮れになるとサクラの木の下ではアオマツムシの大合唱が聞こえ、草の中ではコオロギが優しく歌を奏でています。

秋は心を癒してくれる時間がたくさんあります。

 

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イノコヅチ

ひっつき虫の代表です。

スカートやセーターについてしまうと取るのが大変。

でもそれが子孫を広げる彼らの戦略なのです。

 

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メヒシバ

生命力が強くどこにでも生える厄介者になっている植物です。

種子が一斉に発芽しないため、駆除してもまた生えてくるので畑などでは大変です。

でも、このように強く生きられるのはうらやましいですね。

 

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マルバルコウソウ

花が少なく緑多き中で、ひときわ目立って咲く花の一つです。

外来生物として問題になってきている花ですが、かわいらしさもあります。

 

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アキノエノコロ

ネコジャラシと一つにまとめてしまいますが、学校には3,4種類のエノコログサが生えています。

学校内で生活している野良猫は数匹いますが、風に吹かれたこの植物にじゃれつくことはあるのでしょうか。

 

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カタツムリ

キウイフルーツの木を見上げたら、大きなカタツムリがついていました。

今年は雨が多かったため、カタツムリも例年になく活動的になっているのではないかと思います。

最近はこのような大きなカタツムリもあまり見られなくなりました。

 

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チドメグサ

この植物で血を止めたことから名前がついたようです。

学校では保健室の近くに生えていますが、まだ使ったことはないようです。

2019年9月 4日 (水)

共立二中高の自然がいっぱい2 (150)

2019年9月4日

学校行事が多く、何かとせわしい2学期が始まりました。

このような時こそ気持ちにゆとりをもって学校内を散策し、自然を肌で感じ、癒されたいと思っています。

今年は園芸用で植えられたものも含めると秋の七草がそろいました。

秋の七草は山上憶良が万葉集で選定したもので、その美しさを鑑賞して楽しむ花と言われています。

昔から人々に親しまれてきた植物たちです。

 

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ハギ

花はもう終わり近づいています。

やっと小さく咲いている花を見つけました。

ハギの花の周りにはこの花とは種類が違うヌスビトハギの花がたくさん咲いています。

 

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ススキ

旧校舎のあった敷地にはススキがたくさん生えていましたが、ここ数年で遷移(植物の移り変わり)が進み、ほとんど見られなくなってきました。

秋の七草では「尾花」と詠われています。

 

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クズ

この植物はたくさんあるのですが、花が咲くものは数少なく、その理由もわかりません。

根からくず粉が採れ、くずもちを作ります。

 

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ナデシコ

意外と知られていないのですが、「ピンク」という色はこのナデシコの花の色のことを言います。

この写真は、花壇に植えられているものですが、自然のものも数多くの種類があります。

 

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オミナエシ

黄色い花の色はとても目立ちます。

この時期の中庭では一番目立つ花のひとつです。

 

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フジバカマ

自然のものはもうほとんど見られなくなりました。

また、開花がもう少し後なので、この植物だけ花が咲いていませんでした。

葉を採って一日乾燥させると、とても良い香りがあり、香料としても使われたそうです。

 

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キキョウ

秋の七草の「朝貌の花」と詠われる花が何をさすのかいろいろな説があるようですが、このキキョウが有力とされています。

濃い紫色が特徴です。