共立二中高の自然がいっぱい2 (150)
2019年9月4日
学校行事が多く、何かとせわしい2学期が始まりました。
このような時こそ気持ちにゆとりをもって学校内を散策し、自然を肌で感じ、癒されたいと思っています。
今年は園芸用で植えられたものも含めると秋の七草がそろいました。
秋の七草は山上憶良が万葉集で選定したもので、その美しさを鑑賞して楽しむ花と言われています。
昔から人々に親しまれてきた植物たちです。
ハギ
花はもう終わり近づいています。
やっと小さく咲いている花を見つけました。
ハギの花の周りにはこの花とは種類が違うヌスビトハギの花がたくさん咲いています。
ススキ
旧校舎のあった敷地にはススキがたくさん生えていましたが、ここ数年で遷移(植物の移り変わり)が進み、ほとんど見られなくなってきました。
秋の七草では「尾花」と詠われています。
クズ
この植物はたくさんあるのですが、花が咲くものは数少なく、その理由もわかりません。
根からくず粉が採れ、くずもちを作ります。
ナデシコ
意外と知られていないのですが、「ピンク」という色はこのナデシコの花の色のことを言います。
この写真は、花壇に植えられているものですが、自然のものも数多くの種類があります。
オミナエシ
黄色い花の色はとても目立ちます。
この時期の中庭では一番目立つ花のひとつです。
フジバカマ
自然のものはもうほとんど見られなくなりました。
また、開花がもう少し後なので、この植物だけ花が咲いていませんでした。
葉を採って一日乾燥させると、とても良い香りがあり、香料としても使われたそうです。
キキョウ
秋の七草の「朝貌の花」と詠われる花が何をさすのかいろいろな説があるようですが、このキキョウが有力とされています。
濃い紫色が特徴です。