共立二中高の自然がいっぱい2 (252)
2025年11月7日
校舎の中は暖房が入って暖かくなっています。
少し前まで冷房が必要だったのがうそのような季節の変化です。
校舎の外では、木々から色づいた葉が落ち始め、生き物たちは冬の準備を始めています。
初冬の生き物観察は春に比べると華やかさに欠けますが、よく観察してみると興味深いものがたくさんあります。
そんな学校内の自然を紹介します。
ヤクシソウ
あちらこちらで学校内を黄色に染め、華やかにしてくれています。
「薬師」と名付けられていますが、名前の由来ははっきりとしていないようで、薬に関係するわけではないようです。
アキノノゲシ
淡いパステル系の花は心を落ち着かせてくれます。
稲作とともに日本に入ってきたといわれ、古くから秋を彩ってきた花のようです。
ガマズミ
夏まではあまり注目されない植物ですが、秋になると赤い実をつけ鮮やかになります。
この実は食べられるのですが、少し酸っぱいため生徒たちには不評です。
でも、今年の実はおいしいという生徒がたくさんいるのはなぜなのでしょうか。
アケビ
テニスコートわきではアケビの実がたくさんできていました。
昨年この実を生徒に食べさせたのですが、あまり評判は良くありませんでした。
今はおいしい食べ物がたくさんあるということなのでしょう。
春の散歩のときに必ず話すことは「ヒメリンゴが秋になって実をつけたら自由に食べていいよ」ということです。
でも秋になるとそのことを忘れて毎年食べる時期を逃してしまいます。
ゴルフ場の裏では、今年もたくさんのヒメリンゴの実が落ちていました。
チヂミザサ
この植物の実が服やソックスについてしまうと取るのにかなり苦労します。
取り終わっても手がべとべとになり、手を洗ってもなかなか取れません。
この時期は「ひっつき虫」と呼ばれる植物がたくさんありますが、この植物は最も厄介なもののひとつです。
フユノハナワラビ
校舎前の雑木林で8月ごろから顔を出し始め、この時期になると胞子を飛ばし始めます。
雑木林の中には数えきれない数のフユノハナワラビがありますので、胞子を簡単に観察することができます。
鳥の巣
雑木林を歩いていると足元に鳥の巣が落ちていました。
何の鳥かわかりませんが、子どもが巣立った後に木の上から落ちてしまったのではないでしょうか。
細い枝を上手に編んでつくっていることがよくわかります。



































































