共立二中高の自然がいっぱい2 (170)
2021年2月16日
学校の敷地内には何か所も雑木林があります。
木の葉が少ないこの時期は、雑木林の中に太陽の光が射し込み、夏とはまた違った造形を作り出しています。
この時期のように光があることによって芽が出る植物もあり、雑木林の中は色とりどりです。
そんな雑木林の紹介です。
雑木林
高校では、森林の階層構造を学習します。
夏の雑木林では、背の高い木の葉が光のほとんどを吸収してしまい、地面付近(林床)にはほとんど光が届かなくなります。
また、林床に届く光は遠赤色光になるため、光発芽種子の発芽を抑制してしまいます。
このような教科書に出てくる事柄を、図や写真で見るよりも、学校内で実際に観察できる環境にあることは幸せなことです。
竹林
散歩の授業の時に生徒に聞くことがあります。
「この竹林には何本の竹が生えていますか。」生徒は答えに困ります。
中には一本二本と数えている生徒も出てきます。
しかし、答えは「一本」。
竹林のほとんどは、一本の竹からタケノコが生えて増えていき、竹林になっていくといわれています。
春になると、この竹林では毎年タケノコ掘りが行われます。