共立二中高の自然がいっぱい2 (230)
2024年6月7日
そろそろ梅雨に入る季節になりました。
学校内ではアジサイが色とりどりに自己主張し始めています。
湿度が高くムシムシする季節ですが、生き物たちにとっては大切な季節です。
梅雨に入る前の生き物たちの姿を紹介します。
キヌガサタケ
食用として栽培されることもありますが、自然界では珍しいキノコです。
成長するスピードが速く、半日もすると成長も終わり、しおれてきてしまいます。
ややしおれ気味の写真ですが竹林に10個ほど生えていました。
シナノキ
前庭で花を咲かせているのですが、ほとんどの生徒は気づかずに通り過ぎて行ってしまいます。
江戸時代以前はこの木の皮で服をつくったそうです。
ビワ
昨年種子を植えてから15年経ち初めて実がなりました。
今年もたくさん実っています。生徒たちは競ってこの実を食べています。
ニワゼキショウ
1か月ほど前に前庭でたくさん花を咲かせていたこの花も、今では実がつき始めています。
生徒たちは丸い実がたくさんついたこの植物にも興味をもって観察しているようです。
カラスノエンドウ
さやが黒くなる姿から「カラス」と名がついたといわれています。
乾燥した天気の良い日にこのさやに近づくと、ぱちぱちと音を立ててはじける姿が観察できます。
ヒメフウロ
校舎の片隅で申し訳なさそうに咲いている花を見つけました。
外国から入ってきた花ですが、この花のエキスが美容成分として有効とのことで注目されているそうです。
ユキノシタ
10数年前は実験で毎年使用していた植物なのですが、今では教科書も改訂され、使われなくなってしまいました。
実験棟の片隅で誰にも見られることなく咲いています。
かわいらしい花なのでみんなに見てほしいのですが。
ヤブミョウガ
薄暗くじめじめしたところに生える植物のひとつです。
「ミョウガ」と名前がついていますが、ミョウガとは全く関係がない植物です。