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2025年4月

2025年4月21日 (月)

共立二中高の自然がいっぱい2 (243)

2025年4月21日

「春は3日の晴れなし」といわれますが、雨が降ることによって植物の状態が少しずつ変化していきます。

そのような自然の変化を見ていくこともこの時期の楽しみのひとつです。

季節の変化は気持ちを落ち着かせるだけでなく、豊かな心も育みます。

 

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キュウリグサ

この植物を揉んでにおいを嗅ぐとキュウリのにおいがします。

キュウリとは全く違ったなかまですが、そのにおいから名前がついています。

 

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タチツボスミレ

よく見るとスミレの花の形は不思議な形をしています。

大工さんが木材に線を引く道具に「墨つぼ(別名墨入れ)」というものがあります。

この形がスミレの花に似ているので「墨入れ」から「すみれ」といわれるようになったという説があります。

 

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ムラサキハナナ

ムラサキハナナ、ショカツサイ、オオアラセイトウ、ハナダイコン・・・多くの名前をもつこの植物は、戦後焼け野原になった日本に花を咲かせたいと願った星薬科大学の先生が、種を広めたといわれています。

 

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カラスノエンドウ

花が咲き終わると黒いさやをもつ種子ができます。

その黒色からカラスと名付けられたといわれています。

学校内には似た種類として、スズメノエンドウやカスマグサが生えていています。

 

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カントウタンポポ

人によって踏み固められていない場所にはカントウタンポポが生えています。

学校内には、セイヨウタンポポとシロバナタンポポがありますが、それぞれが場所を分けて咲いています。

 

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ハナイバナ

「ハナ」という字を2つ書く名前をもっていますが、漢字で書くと「葉内花」と書きます。

葉と葉の間に花が咲くのでこのような名前で呼ばれています。

2025年4月12日 (土)

共立二中高の自然がいっぱい2 (242)

2025年4月12日

学校内には10種類のサクラがあります。

ソメイヨシノは終わりに近づいていますが、他の種類のサクラは次々と咲きだしてきています。

新学期を迎え、学校内は花花花・・・花盛りです。

理科の授業ではこれから恒例の学校内の散歩が行われます。

自然に触れて季節を感じ、植物の名前やいわれの話を聞いて豊かな心を育んでいきます。

自然が持つ大きな力で心がさらに成長できる季節になりました。

 

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ミズバショウ

ここは尾瀬ではありません。

学校内にもミズバショウが咲いています。

ビオトープでは毎年この花が咲いてくれます。

 

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クヌギ

クヌギは冬の間枯れた葉を落とさずにいます。

そしてこの時期に新芽が出てきてやっと葉を落とすのです。

次の代に葉を譲っていく縁起の良い植物のひとつです。

 

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ウメの実

ウメの花は終わってしまいましたが、花のその後は中学生の学習にとても良い教材となります。

写真のように、おしべのついためしべが膨らんで実になります。

中学1年生の理科の教科書に出てくる内容がそのまま観察できます。

 

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アセビ

この時期にはきれいな花を咲かせますが、この木は毒をもつ植物です。

身近にある植物でも毒をもつものはたくさんあります。

それを知ることも大切な勉強です。

 

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フデリンドウの花束

毎年たくさん顔を出してくれるフデリンドウですが、前庭ではたくさん束になって花を咲かせていました。

東京都をはじめ各地で絶滅危惧種に指定されている花ですが、学校内では最もたくさん見られる花のひとつです。

 

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カエデの花

紅葉シーズンには注目される植物ですが、この時期には小さな花をつけています。

小さな花はすぐに落ちていき、種子をつけていきます。