生物室の水槽には、ドクターフィッシュがいます。
数年前の白亜祭の企画のために手に入れたものを飼育して増やしています。
休み時間や実験室を使うときなど、生徒は自由に手を入れて不思議な感触を味わっています。
受験生の皆さんも見学に来たときには勇気を出して体験してみてください。
特進理系コースに所属する生徒たちがナイロン66の合成に挑戦しました。
ナイロン66とは、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンの重合によって作られる合成繊維です。
1935年にカザロース(アメリカ)が初めて合成に成功し、ストッキングや釣り糸、冬用のスポーツウェアなどに用いられています。
実験ではアジピン酸の代わりにアジピン酸ジクロリドを用いたのですが、その試薬を用いた理由や試薬を加える手順の意味、教科書には書かれていない水酸化ナトリウムの役割など、実験班を超えて考察する様子が見られました。
また、高校の後半では危険な薬品用いる機会が増えてきますが、それらの扱いもだいぶ慣れてきたようで、大学進学のための下地も身についてきたのではないでしょうか。
次回の授業では再び入試のための演習に戻りますが、実験で学んだ知識も活用してくださいね。
高校1年生APクラスの生徒たちの様子です。
今日は生物基礎の授業で、DNAの模型を使ってその構造などについて学習しました。
DNA(デオキシリボ核酸)は、デオキシリボース(五炭糖)とリン酸、4種類の塩基から構成される核酸です。
意外かもしれませんが、DNAはたった6種類の物質からつくられていることになります。
4種類の塩基のうちの1つとリン酸、糖が結びついたものをヌクレオチドといいますが、これらが塩基の相補性によってDNAは二重らせん構造をとることになります。
また、DNAというと遺伝子という言葉が浮かんでくると思います。
模型を見ると4種類の塩基が並んでいますが、この塩基配列が生命の設計図である遺伝子なのです。
難しい用語がたくさん登場しましたが、模型を使っての学習で理解が深まったことを期待しています。