高校理科 Feed

2017年4月17日 (月)

春の散歩

春の散歩

新学期が始まりました。

春のこの時期は、どの学年も理科の授業で散歩に出かけて自然観察を行います。

サクラには何種類もあることや春の七草などの食べられる植物、

どこにでもある雑草にも名前があることや毒草に至るまで、

担当の先生からいろいろな話を聞くことができます。

 

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生徒たちは自然に触れると、笑顔になっていきます。

 

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雑木林を歩くと、新緑も肌で感じることができます。

 

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この学校が建っている場所は「月夜峰」といって、

戦国時代には重要な場所だった話など、歴史の勉強もします。

2017年1月26日 (木)

高校3年生 ルミノール反応

昨年末のことになりますが、高校3年生の化学の授業でルミノール反応の観察実験を行いました。

ルミノール反応は、刑事ドラマ等で鑑識が血痕の有無を調べる科学捜査をしている場面で使われています。

血液中に含まれる鉄イオンに反応して発光するので、犯人は血痕をきれいに拭き取ったつもりでも、残された微量の鉄イオンに反応します。

実験では血液を使うことはできないので、鉄イオンを含む試薬を使って実験を行いました。

ルミノール溶液に血液に見立てた試薬を加え、発光する様子をご覧ください。

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2016年12月17日 (土)

高校3年生 最後の授業は・・・

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①静脈注射用脂肪乳化剤が均一な分散液で、二層に分かれていない理由は何か?

②生のパイナップルを入れてゼリーをつくろうとしても固まらない理由は何か?

上記の2題は、化学演習選択の生徒たちが最後の授業で取り組んだ課題です。

写真は①についての説明になりますが、イラスト(キャラクター)を用いて分かりやすく解説してくれたので紹介します。

2016年12月13日 (火)

高校3年生 綿菓子製造機をつくってみました。

化学演習選択の生徒たちに、カルメ焼きをつくりたいと言われました。

しかし、以前授業でカルメ焼きをやったので違うものがいいなと言ったところ、綿菓子の話題になり、一から綿菓子をつくることになりました。

はじめに断っておきますが、これも大事な化学の学習です。

 

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試行錯誤を繰り返し、何とか形にすることができました。

 

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食べ物になると、誰もが真剣になります(笑)

 

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甘い香りに誘われて、隣で解剖実験をしている生徒たちがやってきました。

 

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小さな装置ですが、こんなにたくさんの綿菓子がつくれました。

 

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最後にみんなで記念撮影です。

お疲れ様でした!

2016年12月 8日 (木)

高校3年生 生分解性プラスチックをつくってみました

高校3年生の化学演習選択者が、生分解性プラスチックの合成に挑戦しました。

プラスチックとは、合成高分子化合物を主成分として、さまざまな添加物を加えたできたものをいいます。

軽い、腐食しにくい、成形・加工が簡単などのメリットがあり、日常生活の中でもたくさんの製品が見られます。

今回合成したものは牛乳を原料とするもので、土中では微生物によって分解されます。

実験中の写真をいくつか紹介したいと思います。

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2016年10月13日 (木)

生物室で不思議な体験

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生物室の水槽には、ドクターフィッシュがいます。

数年前の白亜祭の企画のために手に入れたものを飼育して増やしています。

休み時間や実験室を使うときなど、生徒は自由に手を入れて不思議な感触を味わっています。

受験生の皆さんも見学に来たときには勇気を出して体験してみてください。

2016年10月 5日 (水)

高校3年生 セッケンの合成

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文理コースの生徒たちがセッケンの合成に挑戦しました。

油脂のけん化によって生じる高級脂肪酸のナトリウム塩をセッケンといいます。

 

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今回の実験ではヤシ油に水酸化ナトリウムを加えて、セッケン作りを行いました。

教科書などを見ると簡単に合成できるように思えますが、やってみるとなかなか上手くいきません。

 

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この日も何組かの班は失敗の繰り返しでしたが、担当の先生からコツを学び、ヤシ油からみごとセッケンをつくることに成功。

何事もやってみなくては分かりませんね。

2016年9月27日 (火)

高校3年生 ナイロン66の合成

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特進理系コースに所属する生徒たちがナイロン66の合成に挑戦しました。

ナイロン66とは、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンの重合によって作られる合成繊維です。

1935年にカザロース(アメリカ)が初めて合成に成功し、ストッキングや釣り糸、冬用のスポーツウェアなどに用いられています。

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実験ではアジピン酸の代わりにアジピン酸ジクロリドを用いたのですが、その試薬を用いた理由や試薬を加える手順の意味、教科書には書かれていない水酸化ナトリウムの役割など、実験班を超えて考察する様子が見られました。

また、高校の後半では危険な薬品用いる機会が増えてきますが、それらの扱いもだいぶ慣れてきたようで、大学進学のための下地も身についてきたのではないでしょうか。

次回の授業では再び入試のための演習に戻りますが、実験で学んだ知識も活用してくださいね。

2016年9月24日 (土)

高校1年生 模型から考える「DNAの構造とはたらき」

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高校1年生APクラスの生徒たちの様子です。

今日は生物基礎の授業で、DNAの模型を使ってその構造などについて学習しました。

DNA(デオキシリボ核酸)は、デオキシリボース(五炭糖)とリン酸、4種類の塩基から構成される核酸です。

意外かもしれませんが、DNAはたった6種類の物質からつくられていることになります。

4種類の塩基のうちの1つとリン酸、糖が結びついたものをヌクレオチドといいますが、これらが塩基の相補性によってDNAは二重らせん構造をとることになります。

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また、DNAというと遺伝子という言葉が浮かんでくると思います。

模型を見ると4種類の塩基が並んでいますが、この塩基配列が生命の設計図である遺伝子なのです。

難しい用語がたくさん登場しましたが、模型を使っての学習で理解が深まったことを期待しています。

2016年6月30日 (木)

高校3年生 光合成色素の分離

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光合成の光化学系では、クロロフィルなどの光合成色素が光エネルギーによって活性化されることではたらきます。

高校3年生の生物演習を選択している生徒たちは、校内の中庭で採集したシロツメクサの葉に含まれる光合成色素を、薄層クロマトグラフィーで分離しました。