全日本少年サッカー大会
2週間のオフに入って2日目の昨日、ブログ顧問は全日本少年サッカー大会の指導者研修に行ってきました。会場にはU-18の布監督などのJFA関係者も多数いらっしゃいました。
準決勝が行われる前に、今大会の特徴、さらに現在の育成年代の課題が指摘されました。
確実にレベルアップはしているものの、まだまだ基本技術の向上を求められました。特にパスが弱い、もう一歩つめてディフェンスするなどのことです。
さらに驚くべき数字も見せられました。それはキーパーからのビルドアップでキーパーが大きくボールを前線に蹴ったときは成功率が20%切っているケースがありました。つまり、10回蹴って1回しか前線につながらないのです。これは女子でも同じことがあります。ならば近い選手に転がしてつないでいく、などという方がよっぽどいいのです。
そのためにも基本技術の向上。
なんか共立女子第2中学、共立女子第2高校の女子サッカーでも同じような気がしました。
そして、気づいたことがあります。
我が学校には大きな欠点がありました。学校にシュート板がないのです。つまり、シュート板がないということは、キックの練習が一人ではしにくいのです。
実はサッカー部が休みに入った翌日、ブログ顧問はひとりでボールを7個くらい使ってシュート練を1時間半ぐらいやりましたが、ボールを取りに行かなくてはなりません。こうなると、よほど蹴ることを練習しようと思わなければ、一人ではキックの練習から遠ざかります。それに1時間半やっても実質キックが出来ているのはその半分くらいです。やはり、工夫して練習しないとグラウンドが広いだけでは意味がなくなってしまいます。
とある高校の強豪校でもこんな話があります。グラウンドが狭いときは、パス、シュートの基本をしっかりやってミニゲームだったのが、広くなって他の練習をするようになったら基本が落ちて、シュートが入らなくなったという話も聞きました。
やはり、パスなどは基本なのでしっかりと繰り返し何度もやらないといけないんですね。
さて、全日本サッカー少年大会は本日決勝ですが、準決勝は特に1試合目のフロンターレVSグランパスの試合は面白かったですね。僕らが小学校のときよりも確実にレベルは上がっています。とにかく、運動量が以前より増えた気がします。暑い中でもよく走り、よく声を出す。気持ちもあってみていて非常に感動しました。見ている人も思わず選手に拍手を送る場面がありました。
そして、今大会の特徴でもある「リスペクト」。すべてのもの、ひとに感謝する。大会関係者、保護者、相手チーム、審判。その精神が小学生でも十分持っていました。
サッカーを通じていろいろなことが学べるのは本当にいいことだなぁと思いました。ぜひ、共立女子サッカー部も「リスペクト」とは何か考えてほしいです。