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2010年6月28日 (月)

戦いの傷あと

さて、今日からテスト1週間前です。

昨日の試合のことは切り替えて、がんばりましょう。

あのイングランドでさえ、4失点。うちは3年生引退してからまだ2失点そう考えるといいのでしょう。

苦しい中で見えてくる課題。それ以上に私は期待を大きく感じています。昨日のイングランドもいい場面はありました。ただ、一瞬のすきをつかれての先制点。先制点を取るということの大切さを今のW杯は教えてくれています。

改めて、昨日の課題を整理しておきたいと思います。

昨日でいえば、前線の3人(前回は4人)と後ろのスペースが空き過ぎていたことが敗因でしょう。そこを埋めるのは、前線の選手でもあり、後ろの選手でもあります。状況に応じては同時に行くことも必要です。前線に3人いるということは、一人が下がっても2人は残っているということです。つまり、奪った後にはすぐに攻めることができます。しかし、そのスペースが空くと、相手のボランチが自由にプレーできます。まずはスペースを全員で潰すこと。

また、それがなぜできていないか考えると、自分たちのポジションをテレビ画面のように映し出せていないのでしょう。普段サッカーをする人ならわかるかもしれませんが、周囲の状況を判断する時、テレビ画面で見ているようにどのように選手がいるのか、また、どの選手がどの方向に移動しようとしているのかを意識します。しかし、うちの選手は経験が少ない選手が多いので、そのあたりは難しいのかもしれません。どうしたら、できるようになるかといえば、当然たくさんの試合を見ることです。しかも、生で、近い席ではなく、少し遠い全体を見られる席で見ることです。そうすると、そのチームの全体の動きがわかり、次にどうするか予測がつきます。

それをグラウンドの中でできるということが大切です。

次に、1対1の勝負がまだ弱い。昨日はボランチの選手が後方から1対1で仕掛けて抜いていくシーンもありましたが、そういったプレーをもっとやってほしいですね。見ていて楽しいですし、何より相手が嫌がります。

また、球際の弱さ。今、フィジカルとともに、球際の強さも練習で取り組もうとしていますが、試合のレベルまで練習ではいってないということです。

さらには、キックの不正確さと、キックの遅さ。判断が早くてもキックのモーションがうちは掛かり過ぎています。体の柔軟性と何度もワンタッチでかわして早くうつ練習がまだまだ足りません。野球でもそうですが、素振り、フォームの確認、これをサッカー選手で意外にしない人がおおいのです。サッカーでいえば素蹴り。これは意外に重要なのです。もっと意識してほしいと思います。

また、良かった点と悪かった点を同時にあげられるポジションがDF。守備は大体は安定していますが、取った後の展開の仕方、つなぎ方、グラウンドコンディションが悪かったことを差し引いても、落第点です。いつもより無駄にしたことが多かったと思います。ただ、それもDFだけのせいではありません。前線の選手の動きだしなど、しっかりやっていればもっとつながったでしょう。でも、DFはそんな状況でも前線に正確にパスをつなげるようにしてほしいと思います。

まぁ課題を整理と書きましたが、きりがないのでこの辺で。

タイトルの件ですが、うちの重要なGKがどうやら重傷のようです。それでも最後までプレーをしたあの選手、本当に素晴らしい。正直、あの苦しみは普段のGKからすればありえません。

そういう気持ちもやっぱり必要なんだと思います。W杯初出場の中山選手を思い出します。

とりあえず、うちのチームこのままではやばいですので、早く復帰してください。