気の緩みが…。
W杯も予選リーグが順調に進んでおります。
お隣の韓国も決勝トーナメント進出を決めました。
しかし、フランスはチーム内のことが原因で最終戦も敗れました。
北朝鮮も前半は良かったものの後半になると、集中が切れてしまい、大敗。
前回大会の日本もチームとして意見がまとまっておらず、最後には一気に押し込まれ、オーストラリア、ブラジルと完敗しました。
大きな大会、相手が強ければ強いほど、ちょっとした気の緩みで崩されます。
なぜこのようなことを書くかというと、サッカー部で残念なことが見つかりました。といっても、大きい問題ではありませんので、ご心配なく。ただ、大きくなければ残念なことが許されるのかということです。ちょっとした気の緩みがある選手がいることに違いはありません。選手には今一度考えるきっかけにしてほしいことがありました。そのため、急きょ練習は中止し、多目的教室での勉強に変更しました。最終下校まで頑張ってもらいました。きっと「何で勉強させんだよ。」「連帯責任なんて…」と思っている人もいると思います。そう思っている間は次に練習をした時に、これからの学校生活に何の改善もみられないと思いますが、少しでも真剣に勉強を通して自分たちのチームを見つめてもらえればと思います。
これくらい許されるだろう、ちょっとくらいなら大丈夫…。そう思う瞬間がサッカーに限らず、日常生活でもあると思います。私もあります。
しかし、日頃の生活が実は試合や練習状況に表れていることをうちの選手たちは知っているでしょうか?
人の話を聞くときの態度や取組み、それが練習をやっている時に手を抜いている選手、出し切ろうとしているが、うまくいかない選手、それぞれ見えます。
日常のこととサッカー、意外にもつながっています。
選手のみなさんにはもう一度自分たちの日頃の生活を見直してほしいと思います。そして、ここから再スタートしてほしいと思います。
サッカーでも、学校のテストでも、日頃の行動で気の緩みがある者は、本番の重要な時にも同じような気の緩みが出て失敗することもよくあります。私の教えている数学でも実力はあっても、日頃注意散漫、服装が乱れることがある生徒は、テストでもミスが多いのです。よくそれをケアレスミスだという人もいますが、私はそれは必然のミスだと考えています。
だからこそ、サッカーでも同じように日頃からの取り組みが、練習・試合を左右するのです。どんな高い目標を立てて頑張ろうとしても、自分ができる一つ一つの積み重ねの中で、どこか一つで抜けていると、そこから目標へのステップは崩れて、抜けている所へと戻ってしまいます。
今回たまたま見つかってしまった残念なことですが、逆にいえば新チームが動き出した今、見つかってよかったと考えてほしいと思います。これが高3最後の大会前だったら…。
高3の最後の大会前でも私は顧問として同じような指導をします。
顧問としては本当に選手たちに練習をさせられず、申し訳なく思います。先日、負けたことの責任をと思い、髪の毛をばっさり切りました。さらにその髪が短くなる日が近いかも知れません…。
それではみなさん、日本代表の健闘を祈りましょう!!!