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2010年8月30日 (月)

点は取れたけど、勝てない…。

本日は松原高校とのリーグ戦です。

内容として、前半はある程度自分たちのペースで崩せていました。記録上5本のシュートを浴びていますが、ピンチらしいピンチも少なく、ただ10分過ぎに失点。失点の場面では完全に軽いプレーから生まれました。

前半早い段階での失点だったので、そこまで気落ちせずに、選手は前向きにプレーしてくれました。ただ、今日目立ったのは自信がなく、中途半端なプレーです。パスなのか、ドリブルなのかわからないようなボールタッチをしてしまう。そんな場面が多数見られて、松原はそこをしっかりと詰めてくるので、ボールを奪われる場面が多数見られました。

また、バックでのパス回しからの展開もバックで捕まることもあったので、その辺のビルドアップの課題は選手がよくわかっていると思いますが、サポートに入る遅さ、視野の狭さ、回す意識の低さ、などが挙げられます。

それでも、20分過ぎにはキャプテンが押し込んでリーグ戦初ゴール。

実はキャプテンはその前にもこぼれ球を転がせば1点なのに、がんばって踏み込んで打って、高い空へと放ったシュートがありました。まるで、共立の文化祭のテーマ「Live  in the sky」を思わせるようなシュートでした。高い空へ羽ばたくのは選手の未来であって、ボールではないようにしましょう。ただ、キャプテンが決めたことで、チームとしてよかったと思います。

後半に入っても割と共立のペースでできました。ただ、中盤でのつなぎのミスが目立ち、バックの上がりもかみ合わず、さらには疲れて、ミスの連発となりました。

ただ、後半では切り崩してのシュートがまた2,3本あったのですが、それを決めきれないのがうちの現状。

逆に、松原はこちらのバックパスのミスをついて、カウンターで1発をしっかり決めてきました。

このあたりが勝ち点を取れるところの違いだと思います。

うちはスピードがすごい選手がいるわけでも、シュートの決定力がある選手がいるわけでもありませんので、こういったチャンスをもっと自分達で作るしかありません。

結局、1-2で終了。

良かったこととして、全員で攻撃に出る場面があったりしたことです。また、練習試合を重ねて、高校から始めた選手も少しずつ動きが分かってきました。あとはその精度を上げていくこと、自分がいつ出てもいいようにしておくことです。

ちなみに、今日も高3が2名、OGが3名来てくれました。

あとで話を聞くと、試合しているかわからないくらい静かだった。

得点を取ってもあまりうれしそうではなかった。と言っていました。

まぁ試合中静かなのは確かですね。もっと具体的な指示が出せるようになれればと思います。誰がどこに、どのように、など指示が出てくればもっと楽になると思います。

ただ、得点を取ったことに対しては選手は私から見ると、喜んでいました。ただ、まだ同点ゴールという意識があったので、そこまで喜んだようにはみえなかったのでしょう。

正直、誰かに頼るといったチームではありません。去年までにいた核となるような選手が抜けた穴を埋められていないのは確かですが、徐々にチームでどう勝っていくのかは見えてきています。ただ、それに足りないものはちょっとした油断、甘え、そういったものから来るミスや、体力的な面での弱さ、です。明確になってきたので、よさはこのまま伸ばし、ダメな部分はしっかり向き合ってほしいと思います。

今日も準備に関して不手際があり、先週よりも準備が遅くなってしまいました。そういった部分がまだ弱いです。気付かないところで、自分たち自身厳しくなれていません。いろいろなことにしっかりと気づけるチームになりましょう。今年は割りとグラウンドの使用ができたので、会場校となることも多かったので、選手は大変な分、いろいろなことに気づけたと思います。そういった気づきは日常生活でも本当に大切ですし、人間関係でも大切です。今後につなげましょう。

とりあえず、これで夏の活動は終了です。

9月1日には、学校も始まるので、練習は限られます。ですが、この夏で得たものをもう一度しっかりと確認して、何を伸ばし、何を埋めるのか、しっかり考えて今後の活動につなげてほしいと思います。

保護者の皆様、暑い中ありがとうございました。なかなか勝利できませんが、今後も応援よろしくお願いします。

選手のみなさん、家に帰ったらこの夏のお礼をしっかりと伝えましょう。そして、感謝しているならば、宿題もしっかりと提出しましょう。

それでは、夏のサッカー部の活動報告を終了します。

私もこの夏は数学教師というのを忘れられているようなので、明日から数学教師のオーラを出したいと思います。

それでは31日、宿題に追われる人、休む人、遊ぶ人、それぞれ頑張ってください。