共立二中高の自然がいっぱい2 (148)
2019年6月8日
これからの季節は、日本ならではの蒸し暑い日が続きます。
この季節を好きだと思う人はあまり多くはないと思いますが、生き物たちにとってはとても貴重な季節となります。
人間にとっても作物を栽培するうえで大切な季節となります。
そのように考えていくことで、梅雨もそんなに嫌な季節とは思えなくなります。
ヒナキキョウソウ
気づくとあちらこちらで紫色の花を咲かせていました。
茎の先端で花を1つつけるこの花は学校に多く見られますが、茎からたくさんの花がつくキキョウソウもあります。
シナノキ
あまり目立たない花ですが、近寄ってみるとおしべが長くきれいな花であることがわかります。
立ち止まってじっくりと見る自然観察もよいものです。
サンショウの実
生徒にこの実を食べさせると、その強烈な味に絶叫します。
しかし、後味がよいので、また食べたくなってしまうのが不思議です。
ヘビイチゴ
これからたくさんの実をつけてくれるのですが、食べても一向においしくありません。
味が良ければ自然観察の楽しみがもっと増えるのですが。
オオシマザクラの実
中庭に生徒を連れていき、この実はおいしいよと言ってもなかなか信じませんが、これはサクランボだよと説明すると食べてくれるようになります。
おいしい実をつける木とそうでない木があり、間違えて食べてしまうと大変な目にあいます。
ドクダミ
匂いは独特なものがありますが、花は意外と可愛らしく、特に一斉に咲きだすこの季節は地面を華やかにしてくれます。
若い葉をてんぷらにするとおいしいのですが、ほとんど知られていません。