共立二中高の自然がいっぱい2 (229)
2024年5月17日
暖かな日差しの中、学校内ではホトトギスの声が響き渡っています。
そのような環境は人にとってはのどかな雰囲気にひたれますが、野鳥たちは自分の巣に托卵される可能性があるという嫌な気持ちになっているのではないでしょうか。
生き物たちの立場によって自然は受け止め方が異なります。
オオジシバリ
ブタナとオオジシバリなどの黄色い花が、前庭と中庭を黄色く染めています。
タンポポと間違えている生徒も多いのですが、よく見ると全く違った花を咲かせています。
ニガナ
この花を食べるととても苦いといわれます。
よってニガナと名前がついています。
酸っぱい葉の「スイバ」、キュウリのにおいがする「キュウリグサ」など、生徒はいろいろな経験をしています。
コウゾリナ
この花も黄色いのでタンポポの一種と思っている生徒が多くいます。
キク科の黄色い花の見分け方は慣れないと難しいものがあります。
カラスビシャク
仏炎苞と呼ばれる花の形状は不思議な形をしています。
ヘビの口から舌が出ているようにも見えますが、皆さんはどのように見えますか。
ハコベ
どこにでも生えているハコベですが、おひたしにすると美味しくいただけます。
動物広場のウサギたちも喜んで食べています。
イチジク
ゴルフ場の周辺ではイチジクの実が生っています。
生徒たちは気づいていないらしく、この実をとって食べる生徒はいまだにいません。
ノミノツヅリ
コンクリートの隙間から顔を出している小さな花です。
「ツヅリ」とは衣服のこと。ノミが着る小さな服という意味です。