共立二中高の自然がいっぱい2 (235)
2024年10月9日
夏も終わり秋になりました。
下校時刻になると夕日も沈みアオマツムシの大合唱とコオロギの声が響き渡ります。
この季節はちょっと寂しい気持ちにもなりますが、あの暑い日々から解放されるうれしさが今年に限ってはあるのではないでしょうか。
少し涼しくなってほっとしている学校の生き物たちの姿を紹介します。
サルノコシカケ
雑木林の中の枯れた木の幹についていました。
サルノコシカケという名前は木の幹に生える半円形になったキノコの総称です。
雨つぶ
雨が降った後のオヒシバの葉の上で雨粒が輝いていました。
これも自然が作り出す光景のひとつです。
トキワハゼ
中庭のバラ園の下でそっと咲いていました。
春から秋まで花が咲いていることから、ずっと変わらないという意味の「ときわ」という名がついているようです。
ツユクサ
花には長いおしべと短いおしべの2種類があります。
短いおしべは虫媒花に使われ、虫媒花できなかった花がしぼむときに長いおしべがめしべに受粉するようにできています。
夕焼け
下校時間に特別教室がある7号館から奥多摩方面を見たときの夕焼けです。
童謡の「夕焼け小焼け」は八王子がモデルになったといわれています。
イラガのまゆ
このまゆを見た釣り好きなある教員が釣りのえさにするからといって持って帰りました。
幼虫は刺されると強い痛みを感じることから嫌がられますが、まゆになると喜ばれる虫なのだと感心しました。
ハゴロモの幼虫
この時期によくみられる不思議な形をした昆虫です。
ろう状の物質を背中に分泌してこのような形になっています。
アオバハゴロモの幼虫ではないかと思われます。