共立二中高の自然がいっぱい2 (236)
2024年11月5日
すっかりと秋らしくなり紅葉や落葉が始まっています。
中庭で静かに耳を澄ませていると、ケヤキやトチノキの葉がちらちらと音を立てて落ちていきます。
自然に包まれ気持ちが落ち着く瞬間です。
紅葉もこれからどんどんと進んでいき、青空と紅葉、黄葉の色とりどりの学校になっていきます。
ベニセンコウタケ
学校に毒性の強いカエンタケが生えてきたのかと思いましたが、よく調べると全く危険性のないキノコでした。
よく目立つ赤い色なのでカエンタケと間違える人が多いようです。
シナノキの種子
この時期になると種子は葉とともに滑空して落ちていきます。
距離にすると1m程度ですが、種子を遠くに運ぶ工夫のひとつです。
ルリタテハのさなぎ
幼虫は毒々しい姿をした無毒の毛虫です。
でも成虫は瑠璃色のラインが入った美しいチョウとなります。
成虫で冬を越し、春一番に飛び立つチョウとして知られています。
ツノマタタケ?
切り株などに生えてくる目立つキノコのなかまです。
もう少し成長すると、海藻のツノマタのような姿になるためこのような名前がついたといわれています。
カバキコマチグモの巣
ススキの葉をちまきのように巻いて巣をつくる毒を持ったクモの巣です。
巣に触らなければ襲ってくることはありません。
中に卵を100個ほど産んで母親はそれをずっと守り続けます。
卵がかえると母親は自分のからだを子どもたちに食べさせ一生を終えるという母性愛の強いクモとして知られています。