« 2025年7月 | メイン | 2025年10月 »

2025年9月

2025年9月27日 (土)

共立二中高の自然がいっぱい2 (250)

2025年9月27日

朝晩はやっと秋らしさが感じられるようになりましたが、日中はまだまだ暑い日が続いています。

学校では文化祭も終了し、これから中3と高2の修学旅行、中2のブリティッシュヒルズ英語研修、中1の校外学習など、2学期2回目の大きな行事が始まります。

この期間は学校内が少しひっそりとするので、動物たちが顔を出しやすくなります。

今年はどんな動物が見られるのか楽しみな期間です。

 

Photo

ヒガンバナ

理由はわかりませんが、今年初めて中庭のベンチ横に出てきました。

今年は花がやや遅めに咲き始めたため、お彼岸が過ぎてからの開花となりました。

 

Photo_2

ツルボ

春と秋の年2回、草刈りをした後に突然花を咲かせます。

雑木林の入り口付近や中庭など今の時期はあちらこちらで見ることができます。

 

Photo_3

ナツアカネ

赤とんぼの代表です。

アキアカネやナツアカネは夏の暑さが少し和らぐ季節になると山から移動してきます。

色鮮やかなオスは見るものを楽しませてくれます。

 

Photo_6

ミズヒキ

写真の小さな花の一つ一つは、全体が赤い色ですが、上半分が赤く下半分が白い花もあります。

お祝い事で用いるミズヒキのような色合いです。

 

Photo_4

コミカンソウ

小さなミカン色の果実がなっています。

とても小さく気づかない人もいますが、この時期の草むらならどこにでも生えている植物です。

 

Photo_5

チュウゴクアミガサハゴロモ

植物の茎から汁を吸い植物を弱らせてしまう外国から入ってきた害虫です。

3年ほど前に学校内でも見られるようになりましたが、ここ数年各地で大発生しているようです。

小さなガのなかまと思っている人がいますが、この虫はセミのなかまになります。

2025年9月 5日 (金)

共立二中高の自然がいっぱい2 (249)

2025年9月5日

9月に入り新学期がスタートしましたが気温は真夏のままです。

今年の夏は記録的な猛暑になりました。

夏休みなのにあまり外に出られなかったといっている生徒がたくさんいるようです。

確かに買い物に行っても、テーマパークに行っても、人出は今までの夏休みより少なかったように思われます。

専門家の中には、毎年このような夏になると言っている方もいます。

夏休みのあり方を真剣に考えなければならない時期に来ているのかもしれません。

 

Photo

ホトトギス

学校内で観察されるのは、鳥のホトトギスと花のホトトギスの両方があります。

ホトトギスの花には独特な斑点があり、これが鳥のホトトギスの胸の模様と似ているため同じ名前で呼ばれるようになったようです。

 

Photo_2

カマキリの抜け殻

秋になると脱皮したあとがあちらこちらで見られるようになります。

虫が多い夏にいっぱいエサを食べて大きく成長したのでしょう。

 

Photo_3

ミヤマアカネ

赤とんぼの中でも最も美しいといわれるトンボのひとつです。

オスは体が真っ赤になり秋の青空にピッタリと合います。

赤とんぼのなかまは、暑さが嫌いで夏の間は山の上で生活し、秋になると低地に降りてきます。

今年はまだ暑いのでちょっとせっかちなトンボなのかもしれませんね。

 

Photo_4

コニシキソウ

日差しが強く、熱い地面でもしおれることもなく元気な姿を見せています。

種子はアリによって運ばれて生息域を広げていきますが、この植物をヒトが食べると食中毒を起こし、茎から出てくる白い液に触れると皮膚炎をおこすので注意しなければなりません。

 

Photo_5

ベニバナボロギク

ダンドボロギクとともに10年程前から学校内でよく見られるようになりました。

学校内で見られるボロギクは3種類ありますが、どの花も開かず、閉じたままという特徴があります。

 

Photo_6

ナツメ

初夏になってやっと芽が出てくるので「ナツメ」と呼ばれています。

果実はちょっと酸っぱいリンゴのような味がします。

また、葉を口の中で数秒かんでみると、甘みを感じることができなくなり、ちょっと不思議な体験ができます。

 

Photo_7

セミの抜け殻

アブラゼミかミンミンゼミのものと思われます。

今年は気温が高いためか、ヒグラシの声をほとんど聞いていません。

産卵数に影響して数年後の個体数に影響しないことを願うばかりです。