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2012年1月

2012年1月30日 (月)

高1生物Ⅰ ウニの発生と胚のポケット飼育

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今年もウニの発生と胚のポケット飼育実験が始まりました。

千葉県にあるお茶の水女子大学湾岸生物教育研究センターの支援と技術提供をいただき、館山産のバフンウニを教材として使用しています。

寿司のネタとしてもよく使われる大変おいしいウニです。

実験では、まず実際にウニを手に取り、どんな生き物かを確かめます。

その後、放卵・放精を人工的に行わせ、顕微鏡下で受精させます。

生命誕生の第一歩を皆食い入るように観察しています。

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これまでは、人工受精からプルテウス幼生まで育てるのが限界でしたが、本実験では稚ウニ(ウニの赤ちゃん)まで育てることを目標に取り組んでいます。

大型ビーカーの中で低速度回転のモーターによるスクリューを回しながら、海の波を再現して飼育します。

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ある程度育ったところで各生徒がポケット飼育器に移し、餌の珪藻を与えながら「Myウニ」を育てます。

毎年、ウニの赤ちゃんに名前をつける生徒が多くいます。

順調にいけば、3月上旬には稚ウニとなり、その後、館山の海に放流する予定です。

高尾で育ったウニをどれくらい海に放流できるか楽しみです。

ひとりひとりが大切に育てることによって、生物により愛着を持ってもらえればと期待をしています。

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2012年1月27日 (金)

高校3年生進路決定者の授業

進路が決定した高校3年生の理系の生徒たちは、学校内や自分の手などにどのくらいの細菌がついているのか調べました。

今回の実験は、自分たちで測定する場所決め、試薬作り、滅菌作業、器具の洗浄などすべてを行いました。

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予想したものと結果が違ったりもして、驚きのある結果もありました。

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この後、約1ヶ月かけて、科学論文にも挑戦します。

どのような論文ができるか楽しみです。