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2013年10月22日 (火)

高校2年生 化学(ヘスの法則)

今さらですが、9月の中旬より「反応熱と熱化学方程式」について学習しました。

化学変化に伴って出入りする熱のことを「反応熱」といいます。

調理のとき、ガスを燃焼させ、その熱を利用してお湯を沸かすと思いますが、

この場合は燃焼によって発生する熱なので、特に「燃焼熱」といいます。

 

さて、今回の実験では、マグネシウムの燃焼熱の大きさQを求めることにしました。

  Mg + 1/2 O2 = MgO + Q kJ

しかし、マグネシウムの燃焼熱については、直接その大きさを測定することができないため、

「ヘスの法則」を利用して間接的に求めることにします。

Dscn4170

まず、マグネシウムと酸化マグネシウムの粉末をはかりとり、

それぞれを塩酸に溶かしたときの反応熱Q1、Q2を算出しました。

 Hess

「ヘスの法則」とは、反応物と生成物が同じならば、反応の経路が異なっても

反応熱の大きさは変わらないというものです。

上の図を利用すると、燃焼熱Qを算出することができますね。