共立二中高の自然がいっぱい2 (113)
2017年9月9日
秋風が吹く日が少しずつ多くなり、朝の陽ざしが「暑い」から「暖かい」に変わってきました。
秋という言葉はなぜか、せつない気持ちになりがちです。
わくわく感のある春と対照的な秋の学校の自然をお届けします。
ハギ
万葉集では一番多く詠まれている花です。
中庭には、生徒たちが秋を感じることができるように秋の七草が植えられています。
その中でもこの花は、学校に秋の訪れを告げる花の一つとしてその役割を果たしています。
オミナエシ
花言葉は「美人」です。
漢字では「女郎花」と書きますが、本来は、花が美女を圧倒するほど美しいので「女圧し」と書くようです。
オトコエシ
オミナエシに対してつけられた名前と言われています。
オミナエシはその美しさから万葉集でも何首も詠まれているようですが、オトコエシはあまり歌にはならないようです。
ほとんど人が入らない雑木林の中で、静かに咲いていました。
カナムグラ
万葉集において「ムグラ」、「ヤエムグラ」と詠まれている植物は、このカナムグラのことのようです。
生い茂っている様子を「ムグラ」というようで、場所によっては手が付けられないほどになってしまうことも。
この植物を歌にする昔の人の心の広さに感心します。