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2020年10月

2020年10月17日 (土)

共立二中高の自然がいっぱい2 (165)

2020年10月17日

秋は学校行事が盛りだくさん。

しかし、今年はそのほとんどが中止または延期となってしまいました。

夏休み終了時からずっと授業が続いています。

そのようなときは特に、自然を見て、感じることが大切だと思っています。

太陽の光を浴びて、生き物たちの生きる姿を見ることで、心が癒されていきます。

登下校時、休み時間、外での体育や理科の時間など、青空の下で見ることができる自然は最高です。

Dsc_0091_2 ミズヒキ

花の色が白と赤の二色からできているので、お祝いや贈り物の時に使う水引から名前がついたようです。

地味な花ですが、秋を代表する植物です。

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モチ

モチノキの実が赤くなってきました。

この木の皮をはいで「とりもち」を作りますが、長い竿の先につけたとりもちで、トリを捕まえるのは難しいでしょうね。

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ベニバナボロギク

この辺りでは3種類のボロギクが見られますが、漢字で書くとすべて「襤褸菊」と書きます。

使い古しのものが名前になったなんてかわいそうな花ですね。

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ヤブマメ

花が終わると小さな枝豆のような種子をつけます。

この植物の変わっているところは、その種子のほかに、地中にも種子をつけるところです。

地中にできた種子は来年も同じ場所に芽を出すためで、地上の種子は遠くの場所にもなかまを増やすためなのでしょうか。

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セイタカアワダチソウ

背が高いので「セオタカ」が名前になっています。

でも、「アワダチ」は何でしょうか。

この植物は冬になると、泡のように見える種子をつけることからこのような名前がついたとのこと。

その姿は、よどんで汚れた川が泡立ってる姿を想像してしまうような種子です。

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ノコンギク

秋はキク科植物の最盛期です。

同じような花を咲かせるものも多くあります。

ノコンギクもその中の一つ。

見分けるのにも一苦労です。

2020年10月 2日 (金)

共立二中高の自然がいっぱい2 (164)

2020年10月2日

秋の長雨シーズンも終了し、青空がすがすがしい季節になりました。

太陽からの日差しはまだ強いですが、さわやかな風が心地よく感じられます。

このような天気が続くと、生き物たちも活き活きとしているように見えてきます。

そのような学校内の生き物たちを紹介します。

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サクラの狂い咲き

春に咲くはずのオオシマザクラが秋に咲いていました。

花が咲くためには気温や日長時間のほかに、葉の存在が影響するといわれています。

夏の間に、葉が昆虫に食べられたり、台風などによって落葉したりすると、葉から出されている物質がなくなることによって花が咲くことがあるといわれています。

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キツネノマゴ

小さくて見落としてしまいそうな花ですが、よく見ると学校では、あちらこちらにたくさん咲いています。

名前のいわれはよくわからないようですが、不思議な名前がついていますね。

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シキミ

毒性が強く決して食べてはいけない実のひとつです。

実が乾燥すると、中国料理に使われる「八角」に似ているため間違ってしまうこともあるようです。

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ハラビロカマキリ

この季節はカマキリによく出会います。

カマキリにもいくつかの種類がありますが、この種類は体長に比べて幅が広いことで区別がつきます。

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ハナミズキ

赤い実は青空によく映えます。

日本には大正時代にアメリカに送ったサクラのお礼にいただいたものが最初といわれています。

しかし、それらの木は戦争ですべて失われてしまったとのこと。

その後に送られてきたものが現在あるもののようです。

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オオイヌタデ

赤い実をつけるイヌタデは「あかまんま」としておままごとで使われることがあるようです。

写真のオオイヌタデは、そのイヌタデよりも背が高くなり、色も白っぽいのが特徴です。

共立二中高の自然がいっぱい2 (163)

2020年9月18日

元気に合唱していたセミの声から、秋の虫の奏でに変わってきました。

ここ数日は、蒸し暑さも少なくなり、涼しい風を感じられます。

季節が秋になり、学校の生き物たちもどんどんと移り変わってきています。

そんな秋の生き物たちを紹介します。

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ヌルデ

植物が生えていない裸地でも、最初に根付くことができるパイオニア植物として知られています。

旧校舎の跡地でもたくさん生えいます。

肌の弱い人はかぶれることもあるようです。

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クサギの花と実

葉には独特のにおいがあり、そのにおいからクサギと呼ばれるようになったようです。

花期が比較的長いので、花と実が一緒についていました。

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アカボシゴマダラの産卵

お腹がふくれたメスがエノキの幼木に産卵をしていました。

下の写真の中央の小さな葉にあるのがわかるでしょうか。

見落としてしまいそうな小さな緑色をした卵が産み落とされていました。

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ツルボ

草を刈った後に突然咲き出すことが多い花です。

花は年に2回咲くのですが、ここ数年は春の草刈り時期が変わったせいなのでしょうか、春はあまり見なくなりました。

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ヒガンバナ

彼岸が近づいたことをどのように知るのかわかりませんが、この時期に突然咲き出します。

いつ見ても派手な美しい花ですね。

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キノコ

秋はキノコのシーズンです。

雑木林の中はいろいろな種類のキノコでいっぱいです。

名前がわかれば学校に生えるキノコの特集をしても面白いかもしれませんね。