中学2年生 酸化銅の還元
(1学期に行われた実験の様子です。)
物質が酸素と化合することを「酸化」といいます。
また、酸化によって生成した物質を「酸化物」といいます。
今回の実験では、酸化銅と炭素の混合物を加熱し、酸化銅を元の銅に戻す実験を行いました。
上の写真は加熱後の様子です。
酸化銅は黒色(炭素の粉末も黒色)ですが、加熱すると赤っぽい物質に変化します。
以上から、酸化銅から元の銅に変化したこと確認できました。
また、発生した気体を石灰水中に通し白濁したことから、二酸化炭素も生成したことが分かります。
この変化を化学反応式で表してみます。
2 CuO + C → 2 Cu + CO2
このように、「酸化物」から酸素をとる化学変化を「還元」といいます。
この反応は、古くから鉄の精錬に利用されていました。
アニメ映画「もののけ姫」にも、女性たちがタタラふんでいる場面がありましたね。
ただ、実際は精錬の現場は神聖な場所とされており、女性が入ることはできなかったようです。