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2014年9月12日 (金)

中学2年生 酸化銅の還元

 (1学期に行われた実験の様子です。)

 

Pic_0039

物質が酸素と化合することを「酸化」といいます。

また、酸化によって生成した物質を「酸化物」といいます。

今回の実験では、酸化銅と炭素の混合物を加熱し、酸化銅を元の銅に戻す実験を行いました。

Pic_0022 

上の写真は加熱後の様子です。

酸化銅は黒色(炭素の粉末も黒色)ですが、加熱すると赤っぽい物質に変化します。

以上から、酸化銅から元の銅に変化したこと確認できました。

また、発生した気体を石灰水中に通し白濁したことから、二酸化炭素も生成したことが分かります。

Pic_00211_2 

この変化を化学反応式で表してみます。

2 CuO + C → 2 Cu + CO2

 

このように、「酸化物」から酸素をとる化学変化を「還元」といいます。

この反応は、古くから鉄の精錬に利用されていました。

アニメ映画「もののけ姫」にも、女性たちがタタラふんでいる場面がありましたね。

 ただ、実際は精錬の現場は神聖な場所とされており、女性が入ることはできなかったようです。