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2019年4月

2019年4月24日 (水)

共立二中高の自然がいっぱい2 (144)

2019年4月24日

この時期の理科の授業では、校内の散歩を行います。

豊かな自然の中を歩くことで、心も穏やかになりますが、何よりもいろいろな花の名前やいわれなどを、実際に観察を通して知ることができます。

中学高校時代の思い出の授業の一つとなります。

 

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カラスノエンドウ

さやに包まれた種子を使って、笛のようにピーピー鳴らして遊んだことがある人もいるのではないでしょうか。

さやはこの後黒くなり、その姿から「カラス」の名前がついたともいわれています。

 

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スズメノヤリ

植物で小さいことを表すのにスズメという言葉を使います。

小さな槍のような花です。

 

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チゴユリ

雑木林の中で足の踏み場もないくらいにたくさん咲き出します。

花が下を向くのであまり目立ちませんが、よく観察するとかわいらしい花です。

 

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アオキ

雑木林の中で一年中青々としている低木ですが、この時期にとても地味な花を咲かせます。

赤い実がつきだすと、雑木林の中の彩を作り出してくれます。

 

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タケノコ

竹林ではこれからどんどんと頭を出してくると思います。

苦労して掘って家に持ち帰って食べる生徒もたくさんいます。

 

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イチリンソウ

只今雑木林の中では最も目立つ花です。

木々の葉っぱが生えそろう頃には、花も葉もなくなり、来年に備えて休眠に入ってしまいます。

 

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カントウタンポポ

野原でカントウタンポポが咲くこのような景色もあまり見られなくなりました。

心温まる、のどかな陽だまりです。

2019年4月16日 (火)

共立二中高の自然がいっぱい2 (143)

2019年4月16日

一年で一番花が多いこの時期は、生き物たちを紹介するのには苦労はしません。

学校内を歩けば自然はたくさん見つけることができます。

また、一か所に立ち止まってじっくりと観察することで、今まで見つけられなかった生き物たちにも出会うことができます。

ぜひこの時期に、自然の美しさをじっくりと味わって欲しいと思います。

 

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タチツボスミレ

スミレの中では一番多く観察できる種類です。

学校では6、7種類のスミレを観察することができます。

 

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ムスカリ

園芸用の花がいつの間にか野生化してしまったものの一つですが、たくさん咲いている姿はとてもかわいらしく感じます。

 

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ヒメオドリコソウ

まとまって生えている様子が、人々が集まって踊っているように見えることから名前がついたようです。

そのように思いながら観察すると、植物もまた違った見え方になっていきます。

 

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ナズナ

一般にはぺんぺん草と言われる春の七草のひとつです。

葉のように見えるハート形の実が、三味線のばちのように見える事からそのように呼ばれるようになったようです。

 

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ユキヤナギ

中庭で雪を降らせたように咲いています。

太陽に照らされることで一段と輝いて見えます。

 

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アセビ

漢字では「馬酔木」と書くように、この植物を食べるとふらふらしてしまうようです。

毒草なのですが、白くまとまった花は美しいものです。

2019年4月10日 (水)

共立二中高の自然がいっぱい2 (142)

2019年4月10

4月は多くの生き物たちが目覚めていく時期です。

草花の花は咲き、木々は色鮮やかな新緑となり、小鳥のさえずりも盛んに聞こえ始めます。

これからは一年のうちで最も活発に、また新鮮な生き物たちの営みがみられるようになります。

理科の授業でも学校内を散歩して多くの自然に触れて、自然を愛する心を育んでいきたいと思います。

 

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ミズバショウ

旧校舎から移植した株に、やっと花がつきました。

7号館裏のビオトープの湿地で咲いています。

 

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ハナカイドウ

昔、中国の唐の時代の皇帝が、この花を眠っている時の楊貴妃に例えたと言われています。

それほど美しい花なのですが、残念なことに学校ではあまり生徒が入らない雑木林の端にあります。

 

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フデリンドウ

学校には2か所、群生している場所があります。

嬉しいことに、年々増えいき、今では踏まずに歩くことが難しいほどになりました。

 

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ハナニラ

この花も春一番に咲き出すなかまのひとつです。

晴れた日にたくさん咲いている姿は清々しいです。

 

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ミツバツツジ

雑木林の近くに植えられたものですが、今年もきれいな花を咲かせています。

 

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ハナモモ

モモは実を食用にするものと、花を楽しむものとの2種類に分けられて育てられてきました。

ハナモモの花は美しさを求められて育てられてきたのですね。

 

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ウラシマソウとシュンラン

黒っぽい苞(ほう)と呼ばれる部分から細長い糸のようなものが伸びているウラシマソウ。

浦島太郎がカメを助けたときに持っていた釣り竿からその名前がついたとか。その横にシュンランが薄緑色の花を咲かせていました。