2012年1月12日 (木)

本年もよろしくです。

三学期も無事始まりました。
皆さん、今年もよろしくお願いします。

ひびコレでもちょっと触れたのだけれど、思い起こせば1年前は、どうにかこうにか図書館の引っ越しも終わり、新校舎での生活がやっとスタートしたところ。
いやぁ、あの1~2か月は本当に大変だった。
思い出すだけで、再びどっと疲れが出てきそうである。
あの時に比べれば実に穏やかに三学期がスタートできて、とても嬉しい今日この頃。

さて早速生徒たちがやってきて、あけおめを繰り返す。
そんな中で、常識外の「お〇か」が二人(〇は自主規制)。

◆お〇か1号
年末に年賀状を出すと言っていた某生徒、でも未だに着いてない。
「私も頑張って書いて急いで出したんだけど、まだ誰の家にも着いてないみたいなんですよ~」
「何で? いつ出したの?」
「いや、その、5日前くらいに‥‥‥」
はぁ? それって正月明けてから、さらに何日も経ってからってことじゃん!
まぁ元日に着かないくらいなら仕方ないけど、いくらなんでもそれは遅すぎるわ。
ほとんど寒中見舞いの時期ではないか!

◆お〇か2号
司書教諭の年賀状が面白いとかつまらないとか言っている中で、文句を言ってくる生徒あり。
「先生、私のとこ年賀状来てませんよ、何で私にはくれないんですかー、ひどい~」
「このぉ‥‥‥」
ちなみに言い掛かりをつけてきたこの生徒、私には年賀状を出していない。
ウチの息子の小学校の校長先生は生徒全員に年賀状を出しているそうで恐れ入るのだが、そこまで人間ができていない私など、とても真似できるものではない。
返事は必ず出させてもらうが、こちらから出すほど甘くはない!
ということで、腹立ったのでボコボコにしてやった(ウソです、ちょっとだけです)。

まぁそんなわけで、年始から常識のない者どもに頭をかかえる司書教諭であった。
もっとも上から目線で文句言えるほど立派なもんでもないけれど。
とりあえずこの二人は今後「お〇か1号」「お〇か2号」と呼ぶことにしよう。

年が変わっても、人は変わらんな。
とりあえず楽しい1年でありますように!

2011年12月23日 (金)

今年もおしまい

終業式も済ませ、学校は冬休みへ。
大部分の生徒は解放感に包まれホクホク顔で帰っていく。
まぁせいぜい楽しんでください、いろいろと。

しかしまだまだ解放されない者もいるんですね。
あと何カ月かは。

終業式の後も、冬休み前にどっさり本を借りていこうとやってくる夢見る生徒に交じって、ふらつく生徒が入ってくる。
「先生ー、寝不足ぅ、毎日睡眠3時間だよー」
ソファーに倒れこむ。
「大丈夫だ! 受験生というのは皆そんなもんだ!」
言うだけなら、いくらでも言えるんだけどね。
受験勉強もここまでくると、体力勝負。
そして精神力。

「ダメだー、眠い」
「おいおいそんなところで寝るなよ‥‥‥、って、もう寝てるじゃん!!」

すでに軽くいびき状態である。
この生徒、途中他の先生が来た時に反射的にむくっと起きたがすぐにまた眠りにつき、結局1時間以上寝ていた。
おいおい、いくらなんでも教師の前でこうも堂々と寝るかね。
もっとも司書教諭を教師と思っていない節も多々見られるが。
あまりにもぐっすり寝入っていたので、レディー・ガガのようにまぶたに目を書いてやろうかと思ったが、後が怖いのでやめておいた。
まぁこのずうずしさがあれば、受験の荒波をしっかり乗り切れるだろう。
ファイトである。

冬休みもまだ図書館は開いているし貸出もするけれど、一応これで店仕舞い‥‥‥ではなく館仕舞いですかね。
たいへんな一年でしたが、楽しいこともいろいろありました。
来年はずっと穏やかに過ごせるよう祈っています。
では皆さん、ちょっと早いかもしれませんが、どうぞよいお年を!!

2011年12月14日 (水)

クレームお断り。

お気づきの方も多いと思うが、というより気付いてくれないと残念すぎるのだけど、学校公式ホームページのトップページで、バスを走らせてみました。
横長のフラッシュアニメを作って、目立つ所にドーン。
やはり絵が動くと目立ちますな。
ところがこれを見た生徒からのダメ出しが続く。

「先生、このバスどこ走ってんですかぁー、すっごいガタガタしてるんですけど」
「これじゃ未舗装ですよ、どんだけ山奥なんですか!」

ひどい言われようである。
ただスーっと滑らかに走らせただけでは味がないではないか!
まっすぐ走らせるより、ちょっとガタガタさせて「走ってる感」を出す方がむしろ面倒なのだ。
全く好き勝手を言いおって‥‥‥。

ええぃ、うるさい!!
これでいいのだ!(天才バカボン風に)

まぁこの手の輩は高圧的押さえこみでやり過ごせばよいのだが、次に来た生徒のクレームは司書教諭を凍らせるに十分な力を持っていた。

「先生、あれはひどすぎますね」
「ほぉー、君は私に喧嘩を売っているのかい?(ピクピク)」
「行きはいいんですけど、帰りはありえないでしょ、まぁどっちが行きかよく分からないけど」
「何じゃ、そりゃ?」
「右から左へ動いていく時はいいとして、左から右へ動いていくバスは存在しませんよ」
「何で?」
「右側にドアがあります」
「‥‥‥あーーーーー!」

まずい。
一方通行では面白くないので、折り返し運転にしたのだけれど、面倒なのでバスのイラストは左側のものをただ反転させただけなのであった。
幾何学模様のイラストだから、書きなおそうと思えばそれほど大変な作業ではない。
でも気付かなかったぁー、反転すればバスは右側になるのであったぁ!(当たり前だけど)
右側にもドアがあったら運転手が転げ落ちるな。

「つめが甘いですね、先生」
(‥‥‥司書教諭、返す言葉なし)

というわけで、存在し得ないバスを走らせてしまいましたが、皆さんも気付いてました?
気付いてませんでしたよね。
気付いてないと言ってくださぃぃぃ(泣)。

バスのイラスト書き直してアニメも作り直そうかと思ったのだけれど、ショックのあまり行動する気力が湧きませぬ(ただ面倒なだけだろうなどと邪推しないように!)。
もうこれで押し通しちゃおうと思うので、くれぐれもこんなバスはないだろう、などというクレームをお寄せくださらぬよう、お願い申しあげます。
許してね。

2011年12月 7日 (水)

ツリーは出してみたけれど

20111206  

ほとんどの日本国民はご存じのことと思いますが、今日はクリスマスツリーの日です。
え、知りませんでしたか?
それはいけませんねー、こんな大事な日を知らないなんて‥‥‥。

などと見栄をはってみましたが(見栄というほどのことでもありませんが)、実はそういう司書教諭も先日初めて偶然に知ったわけで、皆さんがすでに知っていたらむしろ焦るな‥‥‥。
日本で初めてツリーが飾られた日だそうな。
ということで、図書館にもクリスマスツリーを飾ってみました。
写真をご覧あれ。
今気付いたけれど、電飾(電池式です)が光っているかよく分からないですねー。
もう少しシャッタースピード遅くするべきでした、失礼。

このツリー、引っ越し後どこに置いたか分からなくなってしまい、しばらく探す破目になったけれど、やっと見つけましたぁー(未だに片付けが終わっていないことがバレバレ)。

で、飾ってみたはいいけれど、まぁちっちゃくて可愛いのだけれど、このやたら広い図書館に置いてみると、いかんせん目立たんなぁ。
前の図書室だと置く場所もないのでこれで十分だったのだが‥‥‥。
とはいえ今年は特に冬も節電モードだし、イルミネーションで飾りまくるわけにもいかないだろうなぁ。
というか、図書館でやはりそれはまずいかしらん。
個人的には好きなんだけれど、司書教諭としての資質、というか人間性を疑われてはいかん、いかん。
まぁでも、電気代かからないところで何かいいプランがあればお知らせください。

付け足しのようになってしまいましたが、二学期末の定期考査も明日が最終日、生徒の皆さんはがんばりましょー!
(頑張っている生徒は今日これを読んでいるとは思えんが‥‥‥)

2011年11月29日 (火)

おネエ系司書教諭?

テスト一週間前に突入して、朝早くから、そして放課後も、勉強に勤しむ生徒が増えた。
皆さん、がんばっていますね!
感心、感心。

しかしすでに推薦が決まった高3生は、まぁ気楽なもんだ。
もっとも決まった途端にとんでもない成績にするわけにもいかないだろうから、それなりに頑張るのだろうけど、やっぱり気楽。
例の高揚する高3生もやってきて、またまた食べる話題を続ける。
イタリアンの食べ放題に行ったー、とか、どこそこのワッフルがうまいー、とか。
で、相変わらず焼き肉やら中華やら食べに行こうと誘ってくるし。
そしてさらに。

「先生ー、今度いっしょに女子会やりましょー!」
はははー、って何で『女子会』なんじゃい!
わたしゃおネエ系司書教諭か!

で、おネエ系(お姉系、ではない)で思い出したのだけれど、この前の日曜日に行った床屋の担当者(男性)が、どう見ても、おネエ系だった!
女装しているわけではないけれど、それでも見ただけでも分かるような‥‥‥。
最初1オクターブほど高い声で「どもー、いらっしゃいませー」とか言われた時はちょっとびびった。
もうずっと前から通っていた床屋であるが、このスタッフは初めて。
あら、お肌も色白でキレイー、とか言われて、わたしゃどうなってしまうのだろうと恐れ戦いた。

ところがしばらくして見方ががらっと変わる。
とにかくすべてにおいて、やることが優しくて丁寧!
ちょっとしたことでも、客の立場で考えて作業しているのが分かる。
しまいには、次回もお願いしたいと思うくらい良かった。
おネエ系、バンザイ!
うん、これは見習う点が多々ありますな。

ということで話は戻るわけだけれど、おネエ系司書教諭というのはどうであろうか?
巷ではおネエ系の教育評論家(尾木ママです)ももてはやされているようだし、それもアリなのではなかろうか?
優しく丁寧な対応を目指そうかしら!

「あらぁー、この本面白いのよねー、いい趣味してるわねー」
「あら延滞しちゃったのー、だいじょうぶよー、問題ないわー、ほほほほほ」

‥‥‥。
ダメだな、やはり想像するだけで気持ち悪いわ。
客も寄り付かなくなるのが目に見えているな。
こちらとしても、あの馴れ馴れしい生徒たちにこういう態度で接するのは無理無理。
校長にも怒られちゃいそうだし。
とりあえず非おネエ系で、相手を見て対処していきます!

2011年11月21日 (月)

高揚する高3(二部)

先日ピンクちゃんの写真を載せたら、「突然何なんだ?」というお問い合わせを多々(ウソ。少々です)いただいた。
書いた通り、深い意味はなく、偶然カメラを持っている時にピンクちゃんと目があったので撮影した次第。
あの子を連れてきてくれた生徒が家にあった帽子を発見して持ってきてくれたのだけれど、最初見た時、帽子に穴が開いているので驚いてしまった。
おいおいキズもんかい?

と思ったら、その「穴」は、ピンクちゃんの耳が入る部分だったのですね(前回写真参照)。
着帽してみたら、あら可愛い、ということに。
はたしてスマイル君との関係は如何に、という謎は残したままであるが、可愛いのでとりあえず許そう。

さて、先日「高揚する高3(一部)」というタイトルで書いたのだけれど、一部というからには続きの二部があるのかと訊かれてしまった。
いやそうじゃなくて、高3全員が高揚しているわけではなく、その中の一部の生徒のことですよ、ということが言いたくての「一部」であった。
でもちゃんと通じなかったようでもあるので、今回はそれに乗っかって第二部として記すことにしよう。

例の、高揚する高3は今日もやってきて騒々しい。
昨日、指定校推薦の面接があったらしい。
どんな感じだったか訊いてみると、何でも和気あいあいといい雰囲気で終えたといってニコニコである。
(チッ!)

面接官の一人が君はバトン部だったんだね大学入ってもバトンやるのーって訊いてきたらもう一人がいえ先生大学のはチアですよバトンとはちょっと違いますよとか言ってあーそうなんですかーとか二人で話し始めちゃって私はかやの外って感じだったりしてー。
などと、まぁのんびりした体験談を話す。
うーん、やはり指定校推薦の面接は、AO入試の面接とは天と地の差だな。
圧迫面接でもして、もっと厳しくやってもらいたいものである。
こんなんではまた調子に乗っちまうぞ!
ほれ、そう言っている間にも、また人の机の上から勝手にお菓子をとって食べてるじゃんか!!

「先生、それで面接行った帰り新宿に出たんですけどね、新宿って知ってます?」
「知っとるわい!」
「そしたら新宿駅前に叙々苑ありましたー(ニヤニヤ)」
また焼き肉かい!
ダイエットせい!

まぁでも、そんな困った高3でも一般受験組にはけっこう気を遣って閲覧室では静かにしているようで、まぁそういうところは感心である。
一般受験組もけっこう辛い時期に入ってきていると思うけれど、乗り切ってほしい。
最後までやり切れば、絶対に一生支えになる体験となるぞ。

そんな一般受験組の一人が放課後ふらふらとやってきた。
げー、疲れたぁ、とこぼしながらソファーに倒れこむ。
寝るなー、寝たら死むぞー(by 南極物語)。
まぁ確かにだいぶお疲れのようであるが。

「先生、あそこに『生徒立ち入り禁止』って書いてあるでしょ、あれさっき見た時『人生立ち入り禁止』って書いてあるように見えたよ、本気で‥‥‥」

‥‥‥おーい、大丈夫かぁー、明けない夜はないぞー。
とりあえず本校では、人生は立ち入り禁止にしておりません。

2011年11月19日 (土)

ピンクちゃん着帽

20111119  

ピンクちゃん、冬の帽子をかぶりました。

‥‥‥いや、別にそれだけなんですけど。
なかなか可愛かったので‥‥‥。

2011年11月14日 (月)

高揚する高3(一部)

最近図書館に来るお客の中で、特に多く見られるようになったのは高校3年生。
受験まっしぐらで、こもって勉強という高3はもちろん前からいるのだけれど、最近多くなったのはそうではなくて、ちょっと余裕を見せている輩。
指定校推薦は外部大学も共立女子大・短大も学内での選考が終わり、すでに推薦の決まった生徒は先が見えてきている。
(試験はまだ終わってないかもしれないけど、ほぼ大丈夫でしょうからね)
図書館に来る時間もできたというわけ。
そして、そんな図書館に通ってくる高3生にも何種類かのパターンがある。

その1 勉強型
真面目に事に当たる生徒は、推薦入試の試験や面接のことを考え準備に勤しむ。
医療の社会的問題の本などを借りていく生徒を見ると、あー、看護系に行くんだなーと思い、応援もしたくなる。
またある生徒は、普段滅多に借りられないロマン・ロランやエミール・ゾラの作家論を持ってきたりして、おーこんな本読むのかぁー、とカウンターでこっちの方がちょっと感激しちゃったりする。
フランス文学専攻するんでしょうね。
感心感心。

その2 読書型
今までは我慢していた読書を解禁して、小説を借りまくる生徒。
いろいろ読みたかったのだろうけれど、がんばって勉強していたんでしょうね。
歓迎します。
どんどん読んでくれ。

その3 高揚型
もうほぼ決まったような気になって、やたらハイテンションではしゃいで図書館にもやってくる生徒。
言わずもがな、この輩が問題。
こっちは仕事しているのに、やたらと話しかけてきたり、ちょっと目を離すと事務室の奥に隠れたり、小学生のようないたずらをしたり‥‥。

さらに会うたびに、合格決まったらお祝いに焼き肉食べに行きましょーとか言ってくる。
ふざけるな、何で私が君らに焼き肉をおごらなければいかんのだ、お祝いの言葉だけで十分じゃ!
だいたい君、焼き肉も3人前くらい食いそうじゃん!

「いやぁ先生、実は体重5キロも増えちゃったんですよー」
「何で?」
「震災の後お菓子とか買いだめしてたんですけどー、そのままにしてダメにしちゃうともったいないから、ためてあったお菓子みんな食べてたら太りましたー」
あきれた。
そりゃ太るでしょ。

「先生ー、だからダイエットしてるんですよー、ほめてくださいー」
おい、そう言いつつ私の机の上にあったお菓子を断わりもせず食べ始めているのはいったいどういうことだ?
「えー、だってこのお菓子おいしいんですよー」
理由になっとらん!
だいたいダイエットしてるモンが焼き肉誘っててどうする?

うーん、推薦決まったらこんなに脱力してしまうようではいかんな。
校長に推薦を取り消した方がいいんじゃないかと進言しようかしらん。

2011年11月 7日 (月)

お勧め図書診断は可能か?

読書週間なんで、図書委員会として「図書だより」を出す予定だったのだけれど、ズルズルと発行が遅れてしまう。
何故かといえば、今回ドーンと「図書だより」に掲載する予定の、役員企画の原稿がなかなか出てこなかったのである。
まぁ確かに修学旅行はあるし、すぐ定期考査もあるし、忙しかったことは想像するに難くない。
しかしこのままでは読書週間が終わってしまうではないか!
ということで、大急ぎでやれー、と役員に発破をかける。
で、やっと出てきました、「お勧め図書heart診断テスト」。

ま、なぐり書きの原稿ですけど、チャート式の診断テストです。
簡単な質問にYES,or,NOで回答し、それぞれの指す次の質問にまた答え、という作業を繰り返し、最終的に回答者に合った図書のジャンルを診断する、というテスト。

それにしてもペンギンがいろいろうるさい。
「ここ飛行機のイラスト入れてください、天使の羽みたいなイラスト入れてください、蔦みたいなの入れてください、この文字目立つ字体にしてください、(以下要求延々続く)」
なぐり書きの原稿を渡しておきながら思いつくままに延々と注文入れてくる。
さらに。

「ここにサタンさま入れてください、これは絶対入れてください!」
「サタンさまって何よ?」
「先生知らないんですか!(見下す) ぷよぷよシリーズに出てくるサタンさまです!」
「知るか!!」

却下!
全くチャートの中身と関係ないじゃん!

というわけでどうにか委員会の日までに間に合わせ、各クラスの図書委員に配付する。
読書週間にギリギリセーフでしょうか。
ところで、この診断テストって、ホントに診断できるんかい?
大急ぎだったんでいちいち確認しなかったのだけれど、かなり不安だな。
ペンギンはすっごく考えたんですから!と主張していたけれど。

どれどれ、とりあえず自分でやってみよう。
えー、これはYES、これはNO、これもNO‥‥‥。
結果、お勧めの図書は「推理系」と出る。
おー、もしかしたら当たってるんじゃないかい!

次に事務補助のおねーさんにやってみてもらう。
「えーと、YESでしょ、YESでしょ‥‥‥、あれ、ちょっと違うかしら、あ、この質問はやっぱりNOよね、そうなるとこっちへ行って、‥‥‥」
‥‥‥さては思いもよらぬジャンルに行ってしまったんですね。
で、それらしきジャンルに行きつくよう、回答を調整してるんですねー!

「まぁでも、こういうの女の子好きだからいいですよねー」とフォローして笑っておられる。
生徒の皆さんも「こんなの絶対に読まない!」というようなジャンルになっても、まぁお遊びだからと思って、目くじら立てたりしないでね。

2011年11月 1日 (火)

元気なのはいいけれど。

最近また取材・撮影が続いて、なんかバタバタしている。
落ち着かんなぁ。
天気もいいし、秋のバラも綺麗だし、ロケーションは最高な今日この頃だけどね。

広報担当者は一日中記者やカメラマンの方々をあちこち案内しまくり、生徒たちはそれにハイテンションで応えまくる。
おしなべて案内した業者の方々はウチの生徒を評して「ホントに明るくて元気な生徒が多いですねー」といった趣旨の言葉を選ぶ。
昨日の取材の時も、「みんな明るくていいですねー」と驚いたように繰り返し言われていたし、先週の撮影の時はライター・カメラマンの二人から「こんなに元気に協力的にやってくれたのは初めてですよ」などと有難がられた。
もちろん学校側の人間としては嬉しいところなのだけれど、リップサービスもあるだろうし、だいたいそれが度を過ぎていることもあるだろうなー、と危うさを感じる。

昨日の撮影の話。
気候もいいので、最近は中庭の芝生でお弁当を広げる生徒も多い。
しっかりシートを持ってきてピクニック気分満喫していたりして。
ということで、そんな楽しげな様子を撮影しようということになり、カメラマンも日比谷公園みたいでいいねー、などと言って乗り気である。
確かに楽しそうに食べている様子は絵になるな。
しかしなー。

まぁ‥‥平日のお昼時の最近の日比谷公園のOLたちの食事の様子、というのがどんなものか私にはイマイチ分からない。
だが少なくとも、こういう光景は見られないだろうな、と断言するのは難しくない。

「ちょっとそこに座ってる君、ちゃんと足閉じて座ってくれー」
「そこー! スカートのまま側転なんかしてるなー」
「箸持ったまま追いかけっこするのやめろー」
‥‥‥疲れる。
元気というのも考えものですな。

しかし生徒は、そういう注意をすると、こっちの方が楽しそうでいいじゃないですかぁー、などと意見してきたりして。
そのくせ、ちょうど礼法の先生が姿を見せると途端に姿勢を正して「ごきげんよー」などとにこやかにご挨拶したりして。
うーん、女子中高生、怖るべし。
(今に始まったことではないけれど)

まぁ個人的には、楽しそうなのが一番だとは思うのだけれどね。
女性としてのたしなみもお忘れなく。