蒸し暑く、何となくすっきりとしない梅雨の季節に、この花の美しさはありがたいものです
学校内のあちらこちらに植えられたアジサイは、いろいろな色で心を和ませてくれています。
そこで問題
実はこのアジサイはまだ花が咲いているとは言えません。どうしてでしょうか
① アジサイの花の色はいろいろと変化するため、赤になったときを開花と呼ぶように決まっているから。
② 花びらが5枚になったときを開花と呼ぶから。
③ 紫色の花びらのようなものは花びらではないので、花はまだ咲いていないから。
答え: ③ (← 文字色を反転して、答えを隠しています。)
赤や紫の色がついたところは花びらではなく、「がく」と呼ばれている部分(普通、花びらの裏にある緑色のもの)です
アジサイの花はその中央にある小さくて丸いものなのです。あと数日経てば、このアジサイも開花することと思います。
ちなみに、「がく」の色は、土が酸性かアルカリ性か、また、土の中に含まれているアルミニウムという金属の量によって変化するのです
じめじめとした梅雨の季節がやってきました。
この「梅雨」という文字。なぜ「梅」という漢字が使われているのでしょうか
それは長く続く雨によって、梅の実が熟してくるからだと言われています。
学校内にあるたくさんの梅の木の実も少しずつ黄色くなってきています。
梅は縁起がいいものとして、松や竹とともに古くからお祝い事に使われてきました。
そこで問題
この松竹梅は植物を仲間分けするときの代表的な種類として知られています。
この3つの植物は、どのような仲間に分けることができるでしょうか
答え: 松 … 裸子植物
竹 … 被子植物の単子葉類
梅 … 被子植物の双子葉類
(↑ 文字色を反転して、答えをかくしています )
植物はめしべに子房というふくらみをもつ被子植物と、子房がない裸子植物に分けることができます。
また、被子植物は発芽したときに双葉ができる双子葉類と子葉が1枚しかない単子葉類に分けられます。
おめでたい松竹梅は植物分類でも重要だったんですね
受験生は覚えておくといいかもしれませんね