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2016年2月

2016年2月19日 (金)

共立二中高の自然がいっぱい2 (80)

2016年2月19日

昨年の「自然がいっぱい」で紹介しましたヤマアカガエルが今年もビオトープに産卵しました。

2月1日の中学入試の日になると決まって卵の塊を産むようです。

その後4,5月並の暖かな日があったからでしょうか、どんどん産み続け、今では10個ほどの塊があります。

全部ふ化したら大変な数のオタマジャクシになってしまいますが、自然はうまくできていて、数ヵ月後にはそれなりの数に落ち着いていきます。

春に向けての準備は、カエルだけではありません。

いろいろなところで着実に進んできています。

 

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コブシの花芽

一日一日と少しずつ大きくなってきています。

暖かそうな毛に包まれて春を待ちわびているようです。

 

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オオシマザクラの花芽

あと1ヶ月もすると一斉に咲き出します。

サクラの花も、春の準備はもう十分にできているようです。

 

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芽吹いたばかりのヨモギ

まだ出てきたばかりの小さなからだですが、4,5ヵ月後には1mを越してしまうほどの高さに成長します。

植物の成長は早いですね。

 

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フキノトウ

早春を待っていたかのように芽を出しました。

青空とこのフキノトウを見ると、暖かい春はもうそこまで来ていることがわかります。

2016年2月 8日 (月)

中学2年生 水溶液とイオン

物質を水に溶かして水溶液にしたとき、電流がながれるものとそうでないものに分かれます。

前者の場合の物質を「電解質」、後者の場合の物質を「非電解質」といいますが、電流が流れるときに水溶液ではどのような変化が起きているのでしょうか?

 

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今回は、塩化銅水溶液を用いて電気分解を行いました。

電気回路づくりは難なくクリア。さっそく電流を流してみましょう。

 

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よく観察すると、右側の電極(陽極)から気体が発生しているのが分かります。

においをかいでみると、プールのにおいという声が聞かれました。

これは塩素という気体ですね。

 

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次に、電流を流すのをやめ、電極のようすを観察しました。

すると、左側の電極に何やら赤い物質が付着しています。

これは金属の銅ですね。

 

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以上より、銅や塩素のもととなる物質が水溶液中に存在することが分かりました。

そして、これらが電流が流れるか流れないかに関係しているのではないでしょうか?

次回は物質とは何か、もう少し詳しく学習していきましょう。

2016年2月 5日 (金)

中学2年生 金属を熱したときの質量の変化

銅を熱して酸化させると、酸化銅とよばれる物質に変化しますsign01

金属の種類によって化合する酸素の質量の割合は決まっているのですが、それを確かめる実験を行いました。

ちなみに、銅の場合は「銅の質量:化合する酸素の質量=4:1」となりますpencil

今回は班ごとに熱する銅の質量を変え、酸化の前後の質量を測定し、クラス全員で実験結果を共有しました。

理論値には程遠い結果にはなってしまいましたが、化学変化と物質の質量の割合について関係性があることに気付いたでしょうかsign02

 

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熱する前の銅のようすです。  

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銅から酸化銅へ少しずつ変化しているようすが分かります。

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内部までしっかり酸化させるため、さじで混ぜています。

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十分に冷めたことを確認し、質量を測りましょう。

2016年2月 3日 (水)

中学2年生 アイスキャンディー(天気の学習のおまけ)

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自宅学習期間に入る直前に、理科の授業でアイスキャンディーをつくりました。

ちなみに、これは天気の学習の一環ですのであしからず。

さて、生徒たちは校内にある溶け残った雪を集めるところからスタート。

実験室では先生から作り方を学び、グループごとにアイスキャンディーをつくり始めました。

食べ物関係になると、生徒たちの動きはいつもの3倍くらいになりますねcoldsweats01

 

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新しい試験管に砂糖水と割り箸を入れ、雪の中に差し込みます。

そして、雪には塩をふりかけ、0℃より温度が下がるようにしました。

 

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差し込んだ試験管をくるくるとまわすと、早く砂糖水が凍ります。

ポイントは、砂糖水を入れすぎないこと!欲張ってはダメということですね。

 

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しずかに試験管からぬくと・・・

 

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できあがり。

 

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上手にできた生徒は、オレンジジュースでもやってみました。

少しとけてしまいましたが、大成功ですgood

東北地方出身のベテラン先生によると、子どもの頃はよくやっていた遊びの一つだそうです。

また何か食べ物をつくってみましょうね。

2016年2月 2日 (火)

中学2年生 質量保存の法則②

今日は3学期始めに行った実験、2学期末の続きの実験を紹介しますhappy01

 

カップに入れた炭酸水素ナトリウムの粉末と塩酸を混ぜ合わせる前と後を比較します。

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続いて、同様の実験をペットボトルを用いて行います。

このときのポイントは、しっかりとフタを閉めることができるということですflair

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結果はいかがでしたか?

炭酸水素ナトリウムと塩酸を混ぜ合わせると、生成物の一つとして二酸化炭素が発生します。

この気体が空気中に逃げてしまうか、容器内にとどまることができるかという違いで、質量変化の有無が生じます。

以上で質量保存の法則の学習は終了です。

 

昨日からの中学入試のため、生徒たちは自宅学習となっています。

この期間を利用して、しっかりと復習してほしいですねwink