2011年6月 8日 (水)

ペンギン来襲

最初に断わっておくが、本当にペンギンがやって来たわけではない。
(当たり前だけど)

体育大会も終わり、ちょっと一息の今日この頃。
図書委員会では生徒たちの推薦本を尋ねるアンケートを実施することに。
ということで委員会の担当役員がやってきて、図書事務室でアンケートの書式を作成中である。
だがこの某役員、端的に言って、とにかく落ち着きがない。
何だかいつも焦っている。
バタバタしている。
どうどう、落ち着け餅つけと、馬を鎮めるがごとく落ち着かせようとするがダメだ。
羽を、もとい、手をバタバタさせているところは何かに似ていると思っていたが、やっと分かった。
あの、動物である。

で、アンケートのデザインにやたら凝っていて、パソコンで作っているところにやってきて、あーだこーだとうるさく口を出してくる。
今日もアンケートのタイトルを決めるだけのことに延々と注文をつけてきた。
タイトルなんて「図書委員会アンケート」でいいでしょーに。

「先生、だめですそんなの、もっと綺麗なタイトルにしないと」バタバタ
「もうどうでもいいよー、いっそのことひらがなで『あんけーと』でいいんじゃない?」
「かっこ悪いです。アンケート、英語で書いてください!」バタバタ
「アンケートはフランス語でしょ?  それじゃー『図書委員会安系等』とかどう、族っぽく」
「先生、センス悪いですね」バタバタ
「(このぉ……)じゃあ『しゅららぼん』にするぞ、『しゅららぼーん』※」
「先生、ふざけないでください!」バタバタ
(※「偉大なる、しゅららぼん」―万城目学の新作。相変わらず荒唐無稽だが相変わらず面白い)

かと思えば突然話が変わる。
「先生、柏木由紀ちゃんって可愛いですよね、私的には今世界一可愛いんじゃないかと思うんですよ、AKB48ですよ、AKBの柏木由紀ちゃん、ちょっと前までは戸田恵梨香ちゃんが一番だったんですけど、今はやっぱり柏木由紀ちゃんですね、先生AKB48の総選挙、3位大丈夫ですよね、ね?」
「……知るか!」

まったく、やる気があるのかないのか、分からんな。
今度は突然バタバタと図書館を出て行って、またバタバタと戻ってきた。
「ネイティブの先生に聞いてきました!『questionnaire』でいいそうです!」
ほんとーかなぁ、このバタバタ状態では先生に正確に説明できたとは思えないのだけれど……。
まぁでも、とりあえず和訳は質問、アンケートとあるようなので、「Book Questionnaire」に決定。
やっと終わった……、と思ったのだが。

「先生、英語は筆記体にしてください!」
「はいよー。(半ばヤケ)」
「先生、これじゃ文字の線、細いです、太くしてください!」
「はいよー。(もう絶対ヤケ)」
「先生」、「先生」、「先生」………。
「はいよー」、「はいよー」、「はいよー」!

ということで、もう好きにしてくれ、という状態だけど、とにかくアンケートは決行します。
生徒諸君、ご協力お願いします。
というか、いろいろ書きまくってこの某動物系お嬢さんをぎゃふんと言わせてくれ。

2011年5月31日 (火)

家族が増えました。

まぁいきなり「家族が増えました」とか言われると、何のこっちゃと皆首をかしげる向きがあるかもしれませんけど。
それはもう、話の流れからいってお分かりでしょう。
先日ちびくまくんが去ってしまい、ちょっと淋しいスマイルくんの下に、待望の新・ちびくまくんがやってきてくれましたぁ(感涙)。

20110530

前回、養子募集などとつい勢いで書いてしまったのだけれど、すぐに中1の生徒が連れてきてくれました!
正確にはその生徒のお母さんからなのかしらん。
いやぁ、何か催促してしまったようで申し訳ないです……。
(っていうか、してるでしょ、と生徒に言われたけれど、どう読んでも確かに催促ですね、ごめんなさい)
心から感謝、感謝、どうもありがとうございました。

ということで、お披露目です。
かわいいでしょー。
着てる服も少年っぽくていいですねー。
生徒の皆さんもどうぞよろしく。

とは言うものの、実は最近お客が特に少ない。
体育大会がもう目の前という感じで、休み時間やら放課後やら、皆さん応援練習に夢中になっているわけで、ある意味仕方ないことなのだけど。
逆に言うと、この時期図書館に入り浸っていたりすると、君のクラスは大丈夫なのか、と心配になってきたりするな。
来たと思ったら、自分のクラスの団結力やら協調性やらの欠如を嘆きまくっていたり。
生徒にとってもグチグチ図書館になっておる。

ドドドドっとやってきて、「先生、今日は返すだけね!」と叫びつつカウンターに返却本を置いて、またドドドドっと去っていく生徒も。
しっかり早めに返しに来てくれて、君はえらいぞ!
でも返すだけならホールにある返却ポストに入れてくれるだけでもいいんだけどね。

そういえば先日、本を返そうと思ったけど返却ポストがどこにあるか分からず、ポストのある場所を友達に聞いて教えてもらい、わざわざ校舎の外に出てやっとポストを見つけたのだけれど、それは実は学校敷地内にある郵便ポストで、変だなと思いつつ返却本をその郵便ポストに入れようとしたところ、近くにいた警備員に止めてもらって事なきを得た、という中学1年生がいたという話を聞いた。

思わず笑ってしまったけれど、ちゃんと返そうとしてくれたのはえらい!
中1は思いもかけないことをやったりするので、なかなか楽しい。
まぁいっそのこと図書館に返しに来た方がよっぽど早かったように思えるけど。

閑話休題、とにかく今は体育大会の準備に熱中しましょー。
こういう行事っていうのは、積極的に取り組まないと楽しくないからね。

2011年5月25日 (水)

スマイルくん

図書館のブログは文字ばっかりですよね。
生徒にそう言われて、ガーン!!と強烈なショックを受けた。
というのはウソで、いやしくも図書館のブログであるからにはすべて文字で勝負するのだ、という固い信念を持っているので何を言われても平気である。
というのもウソで、実はただ写真を載せるのが面倒なだけなので、ちょっと冷や汗である。

だが本日はいいタイミングで写真を使用する状況にあったので珍しく掲載することに。

20110525_2  

薔薇をバックにたたずむスマイルくん。
薔薇園の薔薇を施設課の方がわざわざ飾ってくれて、カウンターの一角が華やかになりましたぁ。
うん、いい絵ですね。

スマイルくんは、カウンターの端にずっと居座っているくまくんである。
「え、スマイルくんって何ですか。知りませんよ」と生徒には言われるだろうな。
もっともなこと、今名付けたばかり。
深い意味はないんだけれど、「smile」と書かれたセーターを着ているので。
安易だ、と余計批判されそうだけど。

ちょっと暑くなってきた時、そろそろセーターを脱がせようとか言ったら、「ヤダー、イヤラシイー」などと生徒に騒がれてしまった。
たわけものめ、くまくん相手にそう考える君らの方がよっぽどヤラシーわ!
まぁでもかわいいからいいか、と思い、そのまま着せているんだけど。

実は先日、突然このスマイルくんに子どもができていた。
言っておくが本当にぽこっと生まれたわけではない(そりゃそうだ)。
ふと気付いてみると、ちびくまくんがスマイルくんに抱かれていたのだ。
初めて見た時の私の驚愕ぶりを想像できるだろうか?
ちびくまくんを抱っこするスマイルくん、何とほほえましいことか!
ところがしばらくしてちびくまくんが誘拐された、もとい、いなくなってしまった!
嗚呼、なんという悲劇!

後で分かったのだけれど、実はあのちびくまくん、いつも朝勉強している生徒がバッグにつけていたものを落としてしまい、それを別の生徒が拾ってスマイルくんのところに置いておいたということだったようである。
持ち主の生徒はそこにあることは分かっていたのだけれど、そのまま持って行ってしまうのも気が引けたらしく、しばらくしてから意を決し(?)引き取っていったとさ。
めでたしめでたし。

まぁいいんだけど、皆さん、ひと言司書教諭に言ってくださいー!
いきなり生まれたり居なくなったり、こっちは訳が分からんでしょー。
まぁちびくまくんは自分の家に戻れたのでよかったのだけれど、一度親子姿を見てしまうとなんかスマイルくん一人では淋しい気がしてしまうな。
どこかに養子に出してもいい、というちびくまくんはいないでしょうかね。
募集します!

さて話は全く変わるのだけれど、先日登場した図書事務のお姉さんであるが、某怖いお仕事のお客の話を書いたことで「私のぼけっぷりが知れ渡ってしまった」と喜んで、もとい、嘆いていらっしゃった。
申し訳ないことをした。
反省せねばなるまい。

……ところであの話にはまだ先があって、その小指の無いお客は「ちょっとよそ(外国)で金を洗ってきた」と言っていたそうである。
もちろんこれは外に出せないようなヤバイ資金を換金したりして分からなくする資金洗浄(マネーロンダリング)のことでしょうね。
しかしこのお姉さん、「お金を洗うって? 銭洗い弁天のこと?」などと考えてしまうのだからやはりタダモンではない。
お姉さん、銭洗い弁天は鎌倉です。
外国にはないと思います(たぶん)。
あ、また書いてしまったぁ。

2011年5月17日 (火)

アップアップ

このタイトルは、おそらく言うまでもなくお分かりのことと思うけれど、「リニューアルした学校公式ホームページをアップしたどー」という雄叫びと、溺れるがごとく多忙に苦しむ司書教諭の姿の二つの意味がかかっている。
リニューアル公式ホームページ、本日公開。

まぁすんなりとはいかないだろうと思っていたけれど、旧サイトを消去して新サイトをアップするだけのことがうまくいかずに四苦八苦。
だいたいサーバーに接続するためのパスワードを失念してしまい(通常は自動的に入力)、新しいサイトをつなげることからできない。
まぁいろいろ手をつくしてどうにかなったけど。
それでもアップしてみたらエラーが出たり、それが何故かが分からなかったり。
投げ出してよければ、すぐにでも投げだしたい……。
が、そういうわけにもいかんので、どうにかしましたよー(泣)。

とりあえず公開できたけれど、小心者としては大丈夫かしらん、と不安いっぱい。
とは言え、何の間違いもないなどということはあり得ない、と開き直る。
さぁ、どうだ!
あとは煮るなり焼くなり好きにしてくれぃ!
(うそです。お手柔らかにお願いします)

公開する前には、教職員の皆さまに先行公開し確認してもらった。
まぁー、数多くのミスを指摘される。
突貫工事だから仕方ないでしょー、と冷や汗もので言い訳し続けたけれど、それにしてもダメ出しが多い。
まぁ単純な打ち間違いくらいだったらいいのだけれど。
その打ち間違いをネタにして延々といじめる教員もいるのだけれど。

たとえば大学入試の過去問集、いわゆる「赤本」のことを「垢本」と打ってしまい、チェックされる。
それから顔を合わせる度に「垢本直した?」「垢本は?」とチクチクといじめてくる。
まったく、いい性格だ。
三宅裕司や三谷幸喜に似てるくせに……(関係ないけど)。
ちゃんと直しましたよ、垢本も、ワンワンク(正しくは「ワンランク」)も。
しかし「垢本」というのは、深い意味があるようにも思えるな。

あとトップページのリンクが「まったり図書館」に変更されているのに、ブログの方のタイトルは「図書室」のままだぞ、というチェックを何人もの人から指摘されてしまった。
すいません、分かってはいるのだけれど、後回しになっております。
まぁ図書館に移転したわけだし、ブログもちょっとリニューアルしようかと思いまして。
といっても「室→館」だけのことだけど。
余裕が出ればブログのヘッド画像を訂正しますので、しばらくお待ちを。

ところで、このデザインはどこかで見たことがあると疑う方々もいらっしゃると思うのであらかじめカミングアウトしておくと、基本デザインや色合いなどは大学のHPをパクッて、もとい、参考にしております。
でもあちこち変えてるので、お許しを!
なお、誤字脱字、あるいはおかしな箇所など見つけましたら、そっと、やさしくお伝えください……。

2011年5月11日 (水)

一応できたけど

またサボってブログ更新してないな、と冷たく陰口を叩かれているに違いない、と小心者はオドオドしている。
しかし余裕はない。
しかし思い立ったので寝る間を惜しんで(?)今日は書きませう。

まぁそれでも突貫工事の末、学校の新しい公式サイトはどうにか作ったどー。
トップページのFlashムービーも、作り方を必死に思い出して作ったどー。
今週他の先生たちにチェックしてもらい、来週の頭から公開しようかと。
内容薄いぞ、と文句が出そうだけど、突貫工事なのでお許しを。
今後ちょちょいと厚くしていきたいと思っております。
(そんなことをするだけの余裕が持てるとは思えんのだけど……)

案の定、先生方だけに試験公開したところ、早くも次々にダメ出しが……。
ちょっとテキスト直すくらいならいいのだけれど、デザインを根本的にいじらなきゃいけないような直しだと厳しいわな。
来週の頭に公開できるのかしらん?

そんなドタバタの中ではあるが、先日もちょっと記した通り、図書事務のお姉さん(一応お姉さんとしておこう!)が一緒に働いてくれることになったので、だいぶ助かっている。
しかしこのお姉さん、前歴がすごかったのでこちらが仕事をお願いするのにちょっとためらいがあったりして……。
まぁどんなにすごいのかって、私が言っちゃうわけにもいかないのだけれど、某ハイソサエティーな専門的接客業(私的な認識においては?)に就いていたとのこと。
こんな地味な仕事頼んじゃっていいのか?― と思い悩みながら、まぁそうも言っていられないのでいろいろお願いしている。
でも一か月ほど経って、ちょっと分かってきた。
このお姉さん、けっこう天然なんではないかい?

前の仕事の話などもいろいろ聞いた。
「俺はこういうモンでな……」などと言って先っぽのない小指をひらひら見せる某怖いお仕事らしきお客に向かって、「まぁお客様大丈夫ですか、お痛みになりませんか?」などと平然と真剣に語りかけてしまったとか(テンパっていたらしいが)。
これはやはりただモンではないな。

カウンターでは生徒相手に「お名前聞かせていただいてよろしいですか?」などと思いっ切り敬語で話しかけたりしてるし(テンパっていたのか?)。
そりゃ生徒も面食らうと思いますよ。

あのですねー、言っちゃなんですけど、もうその話し方だけで元のお仕事バレバレですよ。
でもウチの学校を大変気に入ってくれていて、図書館に来る生徒たちも可愛い可愛いとべた褒めしているので(まだ正体に気付いていないな)、まぁ生徒の皆さんはその幻想をくずさないように行動するようにお願いしたい。
なかなか面白いのでどうぞお話してみてちょーだい。
(話し出すと止まらないかもしれないけど)

2011年4月29日 (金)

人選ミスか!

最初に言っておくけど、今日は(今日も)愚痴である。

世の中はゴールデンウィークに突入しているらしい。
しかしどうもそんな気にはなれん。
パンフレットも撮影や取材が終わりちょっと一息、というところだけれど、単に一つ終わったということであり。
特に急がなければいけないのは公式ホームページの全面リニューアル。
せっかく制服も変わったのに、写真もイラストも旧制服着てる生徒ばかりだし。
今のHPになってからだいぶ経つので、かなりデザインが崩れてきてるし。
できれば4月には変更したかったのだけれど、バタバタでとても無理。
どうにかゴールデンウィーク明けには……と思っているけれど、それもどうなるやら。

だいたいこのご時世、ホームページの作成なんて外注でしょう?
学園側も外注で、って言ってたはず。
それがどこで話が止まっているのか、依頼したのに梨の礫(なしのつぶて、です)。
もう待ってられないので作っちゃいますけど。
言わせてもらうけど、素人が作るのって、めっちゃ大変なのだ。
業者なら担当者が何人も寄ってたかって作ってくれるんだろうけど、こっちは一人だし。
Flashムービーとか、もう作り方忘れたわい。

おっと、いかんいかん。
あまり文句言っているとお叱りを受けるのでやめておこう。
文句言わずに作るのでボーナスください!(くれんだろうな。)

それにパンフレットは一段落だけど取材や撮影は次から次へとやってくる。
先日も一つ取材があって、この取材は去年も生徒会役員にお願いしたので今年も……。
ただし、制服が変わったので高1の役員3名に……。
と決めたのはよかったけれど、メンバーを見てちょっと不安がよぎる。
大丈夫か、このメンバーで?

憂慮しつつ取材の当日彼女たちが出してきた事前アンケートを見て、不安的中のため息が……。
学校で一番のおすすめの場所に、「図書館」とか書いてるし。
もう一人も「図書館」とか書いてるし!
君たち……ほとんど図書館来てないだろー!
ちゃんとした取材なのに担当教員にゴマすっててどうする!
こっちには将来の夢に「司書教諭」とか書いてるじゃないか!
……完全にふざけてるな、こやつらは。

撮影中もうるさいうるさい。
ずっとハイテンションだし。
黙ってやれ! と言ったって黙らんよな、君らは。
ムカついたので、某生徒の額の真中にでかでかと育ったにきびを見つけてからかってやったのだが、先生だってここにあるじゃんとか言って顎を指でぐりぐりしてくる。
それはただのでかいホクロだ、触るな!
そう言えばその額のにきびの位置は、以前私が図書の返却印をふざけて押してしまった場所ではないか?
そのにきび、たぶん呪いだな。
返却印の呪いと知れ!

まぁとりあえず取材は終わり、ライターやカメラマンには「うるさくってスンマセン」と謝っておいたが、お二人は「いえいえ、元気でいいですねぇー(にこにこ)」と言ってくれた。
「そうでしょー!」
まともに取るな! あんなんで他に何て言えるんだ! 社交辞令を知れ!

いかん、また生徒レベルの物言いになってしまった。
とにかく生徒の皆さん、これからも取材などお願いすると思いますが、どうかちゃんとやってくださいねー。
本気のお願いでございます。

2011年4月12日 (火)

こんにちワン

おひさしブリ。
先月からの耐乏生活の中で唯一楽しかったのはやはりポポポポーンであった。
みなさんご存じの(たぶん)、あのACのコマーシャル。
もう随分話題になっていたので、今さらいろいろ言ってもしかたないけれど。
(周知のことと思うが、「おひさしブリ」などというブリは出てこない)
しかし、ろくすっぽ挨拶のできない息子に対しても非常に優れた教育ビデオに。
挨拶できないと楽しい仲間がポポポポーンにならんのだぞ!

だが生意気な息子はいろいろ言い返してくる。
なんで「こんにちワン」だけ動物の名前じゃなくて鳴き声なんだ!
「ありがとウサギ」って、「ありがとう詐欺」じゃないか!
うるさい奴だ。
あのようなシンプルな作品に細かいことを言うものではにゃい!

それにしても、震災の影響でいろいろな仕事が溜まってしまっていたので、4月になった途端ちょっとパニックになってしまった。
昨年度末から大量の本が返却されぬまま残っていたし、納品された本もほったらかし状態だったし。
加えて広報の方も取材や撮影、打ち合わせなどどっと始まり、何か一週間ほどぼーっとして過ごしてしまった気がする。

一番バタバタしているのは学校案内のパンフレット作成。
今回制服が新しくなったこともあって、撮影が非常に難しいことになっている。
もっと早く写真の撮影をしたかったのに、震災があるし、肝心の桜は遅いし。
やっと撮れると思ったら、天候が……。
制作業者の担当者が「私は晴れ女です!」と高らかに宣言しておったのだが、「風女」の間違いではないかと思うほどの突風が吹いたり、いざ撮影しようと思ったら突然雷雨に襲われたり。
改名してもらわんといかんな!(名前ではなかったか?)

図書館はやっと今年度の貸出が始まって生徒も来るようになったが、一部の生徒はうるさいことを言ってくる。
震災により3月11日以降登校できなくなっていたので、今になって「ホワイトデー」を持ち出し、何かくれーと攻め立ててくる。
あきらめなさい。
ホワイトデーは延期ではなく中止である!

ホワイトデーと言えば、我が家の女性(一人しかいません)はクッキーの代わりにため息が出るような物を要求してきた。
確かにひどい物不足の状況、とは言え冷静に行動しなくちゃいけない時だったのだけれど……。
トイレットペーパーである。
しかもネットで探したキティーちゃん柄。
しかも箱単位でしか買えなかったので、12ロール入りを8つ、何と96ロール。
一週間もすればそれなりの商品を店で買えると言っても聞く耳もたないし(怖いし)。
買いましたよ、え~、買いました。
ということで、我が家ではこの先何カ月も、キティーちゃんとトイレでこんにちワンしなくてはならないのである。
(皆さん、買いだめはやめましょう!!)

どうでもいいけど、とにかく仕事も原発も早いとこ落ち着いて欲しいものである。
どうやら今年度も、相変わらずのグチグチ図書館になることが目に見えているな。
どうか愛想を尽かさず、お付き合いくだされ。
では、さよなライオン。

2011年3月18日 (金)

前向きに!!

ご無沙汰しておりました。
まずは、この度の大震災により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

そろそろ更新しなくては……と思っていた矢先、地震に襲われてしまいました。
その後は、とてもではありませんが時間的余裕も精神的余裕もなく、今に至ります。
ただ、昨日無事卒業式も挙行することができ、学校も少しは前向きにやっていかなきゃなぁと思いキーボードを叩いています。

ということで、今回は真面目な内容になります(たぶん)。

あの日の一部始終を記すのは避けますが、本当に長い一日でした。
ただし大きな被害があったわけではなく、交通機関がストップしたとはいえ、ライフラインも問題があったわけではありません。
学校にとって一番の問題は、保護者との連絡がなかなか取れないということだったと思います。
生徒にとっては、それはやはり不安なものです。
中にはやっと連絡がとれた途端、泣き出す生徒もいました。
連絡を取る方法は今までも考えられてきましたが、さらに熟考する必要がありますね。

さて図書館ですが、書架が倒れるということはありませんでしたが、本の落下は見られました。
しかし量はそれほどではなく、その後一人で片づけることができる程度でした。
後で分かったことですが、1階はそれくらいで済んだのですが、2階から4階の大学図書館の書庫の方はかなり多くの本が落下したとのこと。
特に上の階ほどひどく、4階などはすごかったようです。
どれほどひどかったかは、……ご想像におまかせします。

今回痛感したのは、耐震工事というのはやはり大切なのだということ。
移転の時は、書架が入っても「耐震工事まだだよー」などと工事のおっちゃんに言われ、まだなのかーとガックリしたりしたのだけれど、ちゃんと耐震してなかったらとんでもないことになっていたかもしれない。
おっちゃん、ガックリしてごめんなさい

いろいろな行事が中止になったりして生徒諸君もがっかりしていると思うのだけれど、長い時間の中では耐えなきゃいけない時も必ずあるものです。
人間万事塞翁が馬。
今回のことは必ず幸に転ずることと信じます。

今年度はここまで。
春休みは節電しつつ自己鍛錬の日々とすべし。
4月はまたおちゃらけたブログでお会いしましょう。

2011年3月 3日 (木)

花粉症がやってきた

今年の花粉はすごい、らしい。
私自身は花粉症持ちではないので正直なところあまりよくわからないのだけれど、家にいる某女性(何度も言うが一人しかいないのだけれど)はひどい花粉症持ち。
したがってその年の花粉が多いかどうかが、家庭の平穏の鍵となるのである。
今年は、大荒れである。

図書事務室に来る生徒にも、ひどいハナの持ち主がいる。
延々と洟をかんでいる。
室内にいる時間のうち、4分の3はビービービーである。
うーん、まぁ仕方ないと言えば仕方ないのだけれど、落ち着かんなぁ。

実は花粉症女性にはちょっとしたトラウマがある。
二年前の八王子駅。
マスクをした女性が慌てた様子で柱の陰に走っていったので何かと思ったら、マスクをはずして洟をかもうとしているらしい。
大変だなぁと思って何気なく見たら、その外したマスクの下から現れた小さな鼻には丸めたティッシュが詰め込まれていたのである、しかも両方(たぶん)。
ひぇ~、見てはいけないものを見てしまったぁ!
隠そうとはしていたみたいだけど、こんな人目につくようなところでやらんでくれぇー。
見ていません、見ていませんと言いながら(心の中で)逃げるように通り過ぎたのだが、綺麗な女性だっただけにショックは大きい。

それ以来、この時期にマスクをかけた女性を見ると、その下には丸めたティッシュが押しこまれているのでは、と疑うようになってしまった。
トラウマである。
もっとも全員というわけではないだろう。
しかし思うに、マスクをした女性の10人に3人はティッシュを詰めているな(根拠全くなし)。
だがそれはエチケットとして口にしてはいけないのである。

「ということで、きっと君はティッシュを詰めているのだろうけれど、それは指摘しないことにするよ」
「してるじゃん! っていうか詰めてません!」

しかしこんなことを書いていると、日本花粉症友の会からクレームがきてしまうかもしれない(そんな会があるのかどうか分からんけど)。
本校図書館はマスクをしていようがしていまいが、皆を温かく迎えておりますので悪しからず。

2011年2月24日 (木)

そこに主張はあるのか?

先生は砒素入りチョコを食べてヤバイことになっているのではないでしょうか、などと真剣に心配してくれた生徒は、……いないだろうなぁ。
とりあえず、無事ですけど。

では一体何をチョコに入れたと言ったのだろう?
あ、ちなみにこれは前回の後日譚です。
「ヒソ」の発音に近いものをいろいろ考えてみたところ、これは、というものがあった。
「ミソ」。
似てるでしょ?
ミソ入りチョコレート、あってもおかしくないですね(おかしいか?)。

とにかく話していた生徒に問いたださなくてはいかん。
しかし、その生徒があれ以来図書館に来ない。
さては危険を察知してどこぞに潜伏したか、などと腹を立てていたところ、実際にヒソ(ミソ?)を入れたその生徒の「お姉ちゃん」が図書館に遊びに(?)来た。
すぐに問いただしてみたが、何も入れてないと言い張る。

「ヒソなんて入れるわけないじゃない、そんなもの持ってないし。持ってたら入れるけど……」
「ははは、確かにそうだな……ん?」

さて、話は変わって昨日は中学校の主張大会。
ちょいと見に行こうと思っていたら来客あり、その後でせめて「ひびコレ」用に写真を撮ろうと思ってカメラを持って行ったところ、会場まで行ってからカメラの電池が切れていることが判明、結局何もできず。
個人的にはダメダメの主張大会であった。
(ということで今回の「ひびコレ」は某学年主任の協力を仰ぎました)

しかし聞いたところでは、かなり素晴らしい主張もあったとのこと。
プログラムを見ても今年はかなり社会派が多かったな。
ということで、今日図書館に来ていた中学生にクラスでどんな主張を発表したのか、確認することに。
君たちもきっと硬派な社会問題を論じたのであろうな。
言ってみなさい。

「『本当に2011年に世界は滅びるのか?』です!」
「…………あ、そう」

どうも火山の噴火で世界は滅びると予言する学者がテレビに出ていて影響されたらしい。
そりゃ最近火山も爆発したりはしているけどね。
そこに君の主張はあるのか?
それは学者の主張なのでは?
いかん、別の生徒に訊いてみよう。

「『本物の幸せとは何か』ということで……」
「…………あ、そう」

ここには社会派はおらんのかぁー!
(……おらんな、、、)