2011年2月15日 (火)

何が入っているのだ?

昨晩からの大雪で今日は休校か、などとウキウキしていた生徒もいるようだが、残念ながら(?)しっかり授業は行われたのであった。
しかし雪が積もると俄然元気になる生徒も多く、昼休みには中庭で雪合戦などやっている。
元気だ。
ひびコレにも載せておいたけど。
真似できないな。

一方図書事務室にはぬくぬくとまったりする生徒あり。
君たちも外で走り回ってきなさい、と言ってみるが「さむーい」とか「めんどー」とか言ってまったりしておる。
挙句の果てには「忙しいー」とか言いつつライトノベル読んでるし。
どこが忙しいんじゃい!

とは言え、今日は無下に怒れないのである。
昨日、バレンタインのチョコを貰ったばかりだし。
もちろん、いわゆる義理チェコ、ではなく今は友チョコと言うのか、それであるが。
それにしても、私がこんなもので態度が変わるような人間だと思っているのだろうか?
まぁ、思ってるんだろうな。

とりあえず持ってきてくれた方々、ありがとうございます。
しかし一つ気になることがある。
ちょっと用事をしていた時、持ってきてくれた某高校生が何やら友達と小声で話していた。
「それでね、お姉ちゃんがひそ入れてね……」
……ん?
ひそ?
何だそれ、ひそって、まさか砒素じゃないだろうな、それって猛毒じゃん!
「あ、じゃぁねー先生ー」
「ちょっと待てぇ!何が入ってるんじゃぁー!ヒソヒソとヒソの話してるなぁー」
逃げられた。
くだらないオヤジダジャレで喜んでいる場合ではにゃい。

おいおい冗談じゃないぞ、まさか本当に砒素入っているんじゃないだろうな?
いやいや、さすがにそんなことはないだろう、そりゃ殺人事件になるぞ、砒素なんてそうそう手に入るものでもないし。
でも砒素は入れなくても他のものが入っている可能性はどうだ?
腐った牛乳とか使ってないか?
チョコと見せかけて大量のワサビを固めてるんじゃないか?
どうしよどうしよ。

などということを放課後になって図書事務室まで来たのに何もくれなかった薄情者の生徒に話してみた。
「すごい被害妄想ですね。何か恨まれてる心当たりでもあるんですか?」

はははは……。
自慢ではないが、ある!

それにしても困った。
市販のままのキットカットや東京ディズニーランドのクッキー以外はみんな手作りだ。
これにはきっと何か入っているぞ!
もうすでに入っているとしか考えられない!
持ってきてくれた皆さん、申し訳ございません。

仕方ない、家に持ち帰ってオクサンに味見してもらってから食べよう。

(しかしこのブログはオクサンには絶対に見せられんな……)

2011年2月 9日 (水)

雪はご遠慮願いたいけど

いやぁ、中学入試も終わって、ちょっと一息です。
発表も無事済ませましたぁ。
もっとも高校の一般入試(2月12日)がまだ残っているのだけれど。
ちょっと心配なのは天気予報。
11日から12日にかけては、かなり雪が降るみたいで……。

何といってもここは八王子。
全く降らない年もあるけれど、いざ降るとかなり積もる場合もある。
もっとも、雪に弱いのはむしろ都心の方で、こちらは積もることを前提として準備しているので、降ったとしても対処できる……と思うんだけど。

ここに勤め始めた頃、入試当日に大雪になった時があったけれど、学校に来てみるとすでに大型のブルドーザーによって綺麗に雪かきされていた。
あれは本当におったまげた。
融雪剤の塩化カルシウムも大量に用意してあったし。
今回もすでに大型除雪機の手配もできているみたいですよ。

実は、この辺りでは雪が思い切り降るとだいたい2mくらいは積もるので、そうなると二階から出入りすることになるのだ。
だから付近の学校は、二階にも玄関を設けてある。
旧図書室などは半地下だったので、準備をしておかないと雪の重みで窓が破壊されて室内雪崩が発生し、図書が雪まみれになってしまう。
大雪が降りそうだという予報があれば、事前に窓に板を打ち付けて補強し、雪から守るのである。
嗚呼、恐ろしきは雪!
自然の猛威の前に、非力な人間は屈服させられるしかないのかぁ……。

……というのは、もちろん大ウソである。
雪国じゃないんだから、いくら降ったってそんなに積もるわけないでしょ。
(……たぶん)

まぁ、こういう書き方ばかりしているものだから、どうも最近、生徒からはウソツキ呼ばわりされているな。
しかし生徒諸君、よく聞きなさい、これは単なるウソではない、これは物語なのである。
ふぃっくしょん、なのである。
物語として読めば良いわけであり、そんなに目くじらを立ててはいけにゃい!

まぁそれはともかく、しっかり対処しますので、受験生の皆さんは落ち着いて来校してください!
交通障害など、何か不安があれば学校まで連絡してくださーい。
万全の準備をして待っています!

2011年2月 2日 (水)

入試終わるも仕事終わらず

今回は図書館ではなく入試についてのお話を。
何といっても中学入試真っ最中ですので。

何度も記しましたが、学校の公式ホームページの作成・管理をやっております。
最近の中学入試は合格発表をホームページ上で行うので、いきおいそれは管理人の仕事に。
昨年もこの時期に書いたかと思うのだけれど、これってかなり気を使う。
間違えて合格者ではなく受験者全員の番号を発表してしまった、という悪夢をよく見るという話も書いた気がする。
さらに。

「今回は充分時間もあったから、問題ないよなー」
「大丈夫です。完璧です!」
「じゃぁ発表しようかー」
「はい、アップしましたぁ」
「では確認を……、うん?」
「あー、参考のつもりで置いといた去年の合格発表アップしちまったぁ!」
「げえー」
「ひぇーーー」

……以上、妄想。
合格発表など一年に一度しかやらないので、次にやる時にはどんな書式でやったかだいたい忘れてしまう。
なので、次回の参考のために発表したページのファイルを残しておく。
この書式をコピーしてその年の発表ページを作成すると分かりやすい。
しかし、間違えてそのまま前年のファイルを出しちゃうなんてことも有りうるよなぁー、とビクビクしているのは事実である。
小心者と笑われるかもしれない。
だが敢えてカミングアウトさせてもらおう、おっしゃる通りである。
疲れるなぁ。

先ほど、2回AMの発表をアップ。
昨日からすでに5種類の入試合格をアップした。
だが特にキツイのは昨日、今日の両日行われる午後入試の発表で、これが午後9時。
この頃には何か頭がぼーっとしていたりして、何かとんでもないミスをするのではないかと不安がよぎるのである。
若い先生に丸投げしちまおう!

しかし、何だか分からんけど遅くなればなるほど皆さんテンション高くなるんだな、これが。
まぁ入試の話だし、あまり浮ついたことも書けないんだけど、夜になると校長も教務主任もやたらとハイで陽気だ。
さすがに一杯やった後は違うな(ウソですよ、もちろん)。
ずっと大車輪の活躍をしていた某教員も、今はアドレナリン出っ放しなので元気だけど帰ったら倒れますね、などと言っておる。
ユンケルの空きビン転がる職員室でハイテンションの教員はがんばっております。

まぁ勤めている教員が言ってもあまり説得力はないとは思うけれど、ウチなど本当にお得な学校だと思うんですけどね。
共立女子大の系列校であることが大きなポイントで、先々のことを考えてもいろいろな面で恵まれているし。
環境はめちゃくちゃいいし。
放課後、校舎越しに夕暮れ時の茜色の空を見ていると、小さく幸せ感じちゃったりしますけど。
入試終わってからPRしても仕方ないですかね(笑)。
まぁ4月に入学する皆さんは、どうぞよろしく!

さて、最後の発表まで一時間余り。
とりあえずうっかりミスのないように気合を入れましょう。
大丈夫かなぁ……(小心者)。

2011年1月26日 (水)

勝ったどぉ!

突然「勝ったどぉ」などと言われ面食らった方々もあろうが、当然サッカーの話である。
以前記した通り、サッカー、好きです。
よって昨日(から今日にかけて)の日本vs韓国のアジアカップ準決勝は楽しませていただきました。
まぁ、サッカーに興味のない人にはよく分からんと思いますが。
すいませんが、たまには愚痴だけではなく、好きなこと書かせてくれぇ!

今回のザッケローニジャパンに関しては、実はさらに熱が入る要素がある。
全く個人的な話で恐縮ですが。

日韓ワールドカップの真っ最中、今の日産スタジアムに観戦に行こうと気合を入れて家を出たところ、対面のクリーニング屋のおっちゃんが「おー、横浜行くんかい!」と声をかけてきた。
聞けばこのおっちゃん、息子がかなりサッカーやっていたそうで、今はイタリアでサッカー選手の通訳をやっているという。
ということで話もはずんだのであるが、そのお兄ちゃんがデルピエロの通訳などで日本に帰ってきているとのこと。
で、その後その「お兄ちゃん」から我が息子はイタリアのナショナルユニフォームをいただいたりしたのだ(ありがたや)。
今は引っ越してしまったので、久しく会っていないのだけれど。

さて、今年ザッケローニ監督が来日した際、代表選手との顔合わせの時の通訳があまりひどいので話題にもなった。
で、急きょ新しい通訳を探すことになり、トリノで大黒選手の通訳をしていた日本人男性が選ばれた。
と、ここまで書けばお分かりかと思うが、このザッケローニ監督専属通訳があのお兄ちゃんである。
テレビでザッケローニ監督の横にいつも顔を見せる、ちょっと可愛いお兄ちゃんを覚えている方々も多いのではないか?

最初見た時は本当に驚いた。
「あぁあぁー、おい息子よ、あのお兄ちゃんだぞ、ユニフォームくれたお兄ちゃんだぞ!!」
「ふーん」
「ふーん、って、覚えてるだろ!」
「……覚えとらん」

がっっっかり。
お前なぁ、鶴だって恩返しするんだぞ、人の恩を忘れてどうする!
とは言え、3歳のころの話だし、まぁ仕方ないけど。

というわけで、個人的にはザッケローニジャパンの一員として、通訳のお兄ちゃんにもがんばってほしいのである。
たしか彼は14歳からイタリアのサッカー界に身を置いてきたんじゃないかな。
すごいなぁ……。
14歳って、中学2年生~3年生くらいだ。
うーん、うちの生徒を見ていると……なんかなぁ。

今日の昼休みのひとコマ。
「ほら図書委員、本片付けてこい。」
「えぇー」
「場所分かるだろ?」
「分かるけど面倒くさぁー」
「……。」

同じ14歳である。
(結局愚痴になってしまったような……)

2011年1月20日 (木)

まだ落ち着きませんけど。

「先生、タイトル手抜きしてますよね」
ぎく。
「適当に図書館の前に4文字の言葉くっつけてるだけでしょ」
ぎく。

不思議だ。
どうしてばれたんだろう?
……まぁ生徒でも誰でも分かるだろうけど。
ということで今日からはちゃんとタイトルを考えることにしましょう。
でも、4文字の言葉考える方が実は面倒なんだけどね。

新図書館をオープンして一週間。
まだ落ち着きませんねぇ。
準備にもう一週間は欲しいなどと前回書いてしまいましたが、訂正します。
もう一カ月欲しいぞ。

図書館の整理だけやっていればもう完璧になっているかもしれないけど、とてもではないが集中できないからな。
広報の仕事関係でほとんど毎日お客さんが来校しているし。
まだ中高入試も終わっていないのに、広報の仕事はすでに来年度向けにスタートしてますです。
工事もまだ終わってない部分もあるし。
ネットワークの方は、今日エンジニアさんがずっと作業してくれて図書館内のワークグループを構築できたようだけど。
もっともまだ試してないので、ちょいと不安はあるが……。

まぁそれはともかく、とにかく広くて明るいのが落ち着かない最大の要因だな。
何しろ今までは、半地下の事務室で根を生やしていたから。
今度の事務室はガラス張り。
ブラインドはしていても、太陽は光を注ぎまくる。
あ、あかるい……。
生徒たちも心配してくれる。
「先生、ちょっと明るすぎませんか?」
「先生、溶けちゃうんじゃないですか?」
心配してくれてありがとう、って私はナメクジかい!
あ、ナメクジは塩か……。
まぁ雪だるまくらいなら可愛いもんだろう(と、いい方に考えよう)。

それにしても傍若無人のたわけ者が多いな。
まだ荷物も片付いていないので、あちこちにいろいろなグッズが置いてある。
もの珍しいのか、生徒たちは片っ端からいじりまくる。
巻いて梱包してあるものを抜き取ってそのままにする……。
分類して置いてある本を一緒くたにしてしまう……。
欲しいものがあると「くれくれ攻撃」してくる……。

まったく、こいつらどうしてやろうか……。
私が何をしたとしても、この事務室に居る限り、しっかり理由を語れるぞ。
「すべて太陽がまぶしかったからだ!」
(by ムルソー  ~ 何のことか分からん人はアルベール・カミュ『異邦人』を読みなさい!)

2011年1月13日 (木)

やっつけ図書館

すでに学校は一昨日に始まっているわけだけど、図書館はどうにも準備が間に合わずちょっと遅れて今日オープン。
とは言え、実はまだ準備は整っていない。

ネットワークは未だに構築されておらず。
展示台も「準備中」が目立ち。
暖房は機械が不安定でコントロールできず。
図書は移動したままで整理されておらず。

本当はあと一週間くらい準備期間が欲しいところだけれど、まぁそうも言っていられないからなぁ。
お得意の見切り発車。
やっつけ仕事ではありますが、追い追い完成させるということで。
利用者の皆さま、中途半端ですがご勘弁を。

ということで久しぶりに図書館もにぎやかな連中がやってきた。
いや、にぎやかというのは困るんですけどね。
「先生、新図書館オープンおめでとうございます!!」
おー、ちゃんとそういうお祝いの言葉をかけられるとは、えらいぞ中学生。
もっとも残念なお祝いの言葉もかけられる。
「先生、開通おめでとうでーす!」
……どこの道が開通したのだ、図書館の中に道は走っておらんぞ。
それを言うなら開館であろうな。
まぁ、今日のところは君の気持に免じて許そう。
しかし許されない生徒もいる。

「先生、髪型おかしいー(笑)」
ははは……、ふざけんな、高校生! 
ヒトの髪型のこと言う前に図書館の感想でも述べよ!
先日散髪して確かに自分でもちょっと気にしてるわけだが、君に言われたかない!
キミ、10点減点!
(何から減点するか、分からんけど)

ところで冬休み中は引っ越しのため全く図書館は開いていなかったので、本好きの生徒が早速どっとやってきた。
カウンターの準備だけは完璧にしたつもりだったが、貸出対応を始めてみてからすぐに気付いた。
「貸出」「返却」などの指示に対応したバーコードを印刷したシートを出していなかった!
これがあると、バーコードリーダーを持ったまま作業を進められるので実に効率が良いのだが、それが出ていない!
まごまごしている間にお客が溜まる。
図書委員に対応を任せ、バーコードのシートを探す。
が、どこにあるか分からん!
未だに開けてない段ボールがいくつもあるし、ほとんど宝探し状態。
やばい。

「せんせー、どうしていいか分からないんですけどー」
「マウスで手続きしてくれぇ」
「マウスないですよ」
「あー、ノートパソコンかぁ、ぱ、パッドでやってくれー」
「えー」
「きゃぁー」

パッドは慣れないと使いづらいからなぁ。
というわけで、カウンターはパニックである。
とりあえず偶然見つけたマウスをつなげて急ぎ自分で貸出処理。
ヒトが必死で仕事している後ろで図書委員のヤツラは好き勝手なことしてるし。
うーん、しょっぱなから先行き思いやられるな。
とりあえず早く落ち着きたい……。

2011年1月 6日 (木)

あけおめ図書館

えー、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

年始早々、まだ冬休みではありますが、当然のことながら引越し作業は続いております。
今日も朝からずっと立ち会ってきました。
しかし、かなり作業も進んでおり、閲覧室・開架部分は一応それらしくなってきたぞぉ。

20110106a 

一番奥の学習閲覧室の様子。
すでに机や椅子も入って、いい感じになっておる。

20110106b 

こちらは中ほどの文芸図書コーナー。
低い書架を並べて探しやすくなっております。

ブラウジングコーナーやホールはまだ整理ついていないので、おあずけ。
まぁ実際に机や書架を置いてみると、予想とはだいぶ違ったりするもの。
できるだけのことはやって(あがいて)、新学期を迎えたいもんです。

今日のところはここまで。
とりあえず、新年のご挨拶まで。

2010年12月29日 (水)

あらまあ図書館

「ひびコレ」の方にアップしたけれど、クリスマスイブの24日に校舎全体の内覧会が行われました。
けれども個人的には図書館のことばかり考えていたんで、他の棟については完全にノーマーク。
というわけで、実に新鮮であった。
そりゃ基本的に新しいものばかりなわけで、当然綺麗。
かなり広いんで、引っ越ししてからしばらくは、生徒たちもあちこち遊びまわって楽しむことでありましょう。
はしゃぎまくって、何かやっちまいそうな気がするけど。
怖いなぁ。

さて、図書館。
すでに記した通り、連日学校に来て立会したり掃除したりしてきました。
冬休み入ってずっと作業しているけれど、まだまだ……。
1月に入ってから、残っている3分の1くらいの作業が続くけど、今年はこれくらいでひとまず終了ですね。
今のところこんな感じ。

20101229_1

20101229_2  

あらまあ、こんなに進んだの、って思ったでしょ?
(そうでもないか?)
照明が点いていないのでちょっと暗めですが、だいぶ本も入ってきてそれらしくなってまいりました。
上は奥の学習閲覧室。
机や椅子はまだあまり入っていないけれど、だいぶ雰囲気は分かるようになってきたかな。
下は文芸図書コーナー。
低い書架もいっぱいになってますね。
ここだけ見ると、もうほとんど終わりじゃないかと思われちゃうかも。
でも実はまだまだ。

20101229_3  

ほらね……。
それにまだ旧図書室の方にも、書架に並べたままになっている本もかなり残っているし。
まぁこの状況で来年に持ち越しするのもスッキリしないけれど、まぁ仕方ないですな。

ということで、今年はこれまで!
皆さん、よいお年を!!

2010年12月22日 (水)

ひっこし図書室

ども。
ひっこし図書室です。

前回はぐったり図書室だったが、すでにもう「ぐったり」が当たり前になってしまい、敢えて言うまでもない日々である。
そしてすでに図書室の引っ越しは始まっている。
他の教室などは1~2日間で済む予定なんだけど、図書室はほとんど冬休み中ずっと。
来年1月7日まで延々と続く。

すでに新図書館ではほぼ工事が終わり、什器や書架などの設置が始まっている。
で、新規書架、サインプレート、掲示板……、毎日何らかの設置立ち会い。
新しい図書館ができる過程を見られるのはありがたいけれど、連日の立ち会いは疲れるわい。
とは言え、ここでちゃんと確認しておかないと、後でとんでもなく面倒なことになるのは自明の理である。

20101222a 

とりあえず新規書架の設置状況をご覧あれ。
今回は、本が探しやすく手にとりやすい背の低い書架をたくさん入れている。
まだ奥で職人さんが仕事中、途中だけど雰囲気は伝わるでせう。

もちろん、現在の図書室から持っていくもの、大学図書館から転用するもの、いろいろな書架や机などがこれから入っていく。
全部そろって一体どうなるのか、楽しみのようでもあり、不安でもあり……。
まぁ、もうここまできたら、なるようにしかならないけどね。

現図書室の方では今日から本格的な引っ越し作業に突入。
ブックトラック、折りたたみの箱、ダンボールなど、いろいろな方法で図書梱包を実施。
何人もの作業員の皆さんが来て丸一日梱包していたけれど、それでも全体の3分の1くらい。
すごい量だな、あらためて驚き。

20101222b 

分かりにくいかもしれないけれど、手前にぞろぞろ並んでいるのはブックトラック。
棚3段の複式(両側に棚がある形の)書架にキャスターがついたような運搬車である。
本を積んだ後、保護のためにぐるりと回りを覆っている。
何十台も入ったみたいだけれど、結局足らずにいろんな箱も使用しておりました。

明日23日は書架の解体、25日は図書の輸送と開梱、26日からは第二次の梱包に入る。
クリスマスイブの24日は一息つけるかと思ったら、新校舎引き渡し前の内覧に参加することになり一息もつけないことになる。
やはりクリスマスは、ないな。

もっとも、もっと残念なクリスマスは何度となく経験した。
思い起こせばウン年前、実はかつて企業で営業の仕事をしていた経験もあるのだが、その頃は毎年クリスマスは忙しくなるだけのお荷物行事であった。
得意先の菓子メーカーとの付き合いで無理やり買わされたアイスクリームケーキのしかも溶けかかったヤツを夜中の12時ごろ職場の野郎どもと泣きながらすすって食べた悲惨さと比べれば、こんなのは全然OKである。

新校舎完成、楽しみだぁー!
(と無理やり元気を出そうとする今日この頃……)

2010年12月15日 (水)

ぐったり図書室

こんにちは、ぐったり図書室です(笑)。
「まったり」の日々はすでに遠く、「ぐちぐち」を言う時間さえなく、嗚呼すでに図書室は「ぐったり」の時代でございます。
最近は毎回引っ越し通信のようになっておりますが、もうしばらくなんでご勘弁を。

先日ラベル書きは印刷すればいいのだ、という技を発見して喜んだわけだが、実際印刷してみたら意外と大変であった。
印刷設定は簡単だったのだけれど、印刷するラベルは一度に50枚ほどしか給紙トレイに設置できない。
千数百枚印刷するには、30~40回はラベルをセットし直さなくてはいけないということ。
とは言え、ずっとプリンターにくっついているわけにもいかんし。
そんなわけで、何だかんだで結局丸一日かかったような……。
これを手書きで書いていたらどうなっていたのやら。
印刷され積まれたラベルのあまりの量に愕然と笑ってしまい(?)、記念写真を撮っておいたど。

20101215 

さて、これをすべての書架の棚に挟んでいくわけである。
図書室も完全閉鎖したので、作業に入らせていただきます。
はぁ~。

ところで、先日卒業生が遊びに来た。
こっちはぐったりなのに、やたらと元気である、ペラペラペラペラようしゃべるわ。
よく元気な人と話すと元気をもらえる、ようなことを言うけれど、あれは嘘だな。
どんどん元気を吸い取られているな、間違いなく。
チュゥー、と音が聞こえるようだ。

だいたい君は何をしに来たのだと訊いてみる。
「クラブで焼き芋やるっていうから来たんだけど、雨降ったんで中止だっていうのよー」
……焼き芋かい!
そう言えば、ちょっと前に来た卒業生は、やはりクラブで鍋をやるからと言っていたな。
君たちみんな、食い物に誘われてるんじゃん!
校舎移転してしまうので、懐かしいこの校舎にお別れしに来ました、なんて感涙ものの理由を語る卒業生の一人くらいいないのかぁ!

否先生そんなことはありません口ではそんなふうに言っていても実は心の中では校舎を懐かしむ気持ちでいっぱいになっているんです……、それが彼女たちの本音だと思いこむことにしよう、無理やりだけど。