2011年9月28日 (水)

悪だくみはほどほどに

白亜祭が終わったばかりなのだけれど、10月に入るとすぐに修学旅行ラッシュとなる。
中3は関西へ、高2は北九州へ。
今日も高2が図書事務室で修学旅行トークをしていたが、何やら悪だくみを考えているようである。
悪だくみと言っても、テロを起こそうとか現金輸送車を襲おうとかいうわけではないようだが(それはちょっと困る)。
そんな大それたことではない、せいぜい長崎でちゃんぽんを食い逃げしようとか、グラバー園のハートストーンを剥がして持ち帰ろうとか、それくらい(ウソです)。
いえ、本当は実害のないタワイもないことなのだけれど。

しかしたいしたことでなくとも、教員の前で平気でそういう話をするのはいかがなものかと。
もっとも司書教諭を教員として見ていない節がコヤツらには見られるが。
許せん!
教員としては放ってはおけない。

「君たち、そーゆーことをやってはいかーん!」
「えーそんなことしませんよー、冗談に決まってるじゃないですかぁー!」

‥‥‥やるな。
絶対やるな、コヤツらは。
とりあえず担任にチクッておこう。

もっとも教員の側もそんなことは百も承知なんだけどね。
まぁ生徒は楽しんでもらえばいいのだけれど、教員、特に担任の先生など修学旅行は苦労が絶えないのである。
口を酸っぱくして時間厳守と言っても遅れてくる生徒がいるし。
(次発新幹線により後追い)
ともすればフラフラ別の場所に行っていまうような生徒がいたりして。
(教員捜索隊出動)
何時になっても寝ないで騒ぐ生徒もあちこちで出現するし。
(教員怒鳴りこみ隊出動)

まぁ何のハプニングもなく終わってしまうというのも、面白くないと言えば面白くないのだけれど。
などと言うと引率の先生方に怒られるのでやめておこう‥‥。
とにかく生徒諸君、教員に苦労をかけぬよう心得て楽しんでくるように!

2011年9月14日 (水)

仲良し‥‥すぎる!

実は夏休み中に卒業生からぬいぐるみをもらった。
スマイルくん親子だけでは淋しかろうということだが、よく聞いてみると、何年も前に人からもらったけどずっと仕舞い込んでいたものらしい。
それって、捨てるに捨てられないから持ってきて贈呈しますなどという、かなり自分勝手なやりようではないか、と憤慨しつつも、貰えるものなら何でも貰ってしまうという貧乏性、もとい、人生哲学を実践し、ありがたく頂戴しておく。

ということで、早速スマイルくん親子の隣に座らせてみる‥‥‥。
20110913a  
うーん、いかがなものでせうか‥‥‥?
この新入り二人、ご覧の通りドナルドとデイジーなわけだけど、ちょっと仲良し‥‥‥すぎませんかね?
離そうと思っても離せない、最初から結びつけてあるんですね、これ。
もうー、ベタベタです。
これは思春期を迎えようとするチビくま君(まだ思春期ではないかもしれませんが)にも、悪影響を与えるでありましょう。

「ねえ、お父さん、お隣の二人はなんだか仲いいねー」
「チビくん、世の中には見ていいものと良くないものがあるのだよ、あれは見てはいかん」
「でも何か気になるんだよー」
「いかーん、見てはいかーん!」

おそらくこのような会話が行われているに違いないので、配置を変えてみたりして。
20110913b  

後ろの木製サインの上に二人を座らせてみました。
チビくまくんの視界には入らないような教育的配慮であります。
どうだ、スマイルくんもほっとしただろう!
まぁでも、なんか変ですね、この配置。
だいたい、ぬいぐるみの性格が違うので、並べておくのもどんなものやら。
それでも、そのうち落ち着くところに落ち着くでしょう‥‥‥。

ということで、ドナルドとデイジーもよろしく。
くれぐれも、いちゃいちゃするなー、とか言って意地悪などしないように!

ところで白亜祭も近づき、学校は何となく慌ただしさが漂っている。
図書館にも、あれをくれ、それを貸せ、といった要求をつきつけてくる者が増えた。

「先生、古新聞ください、くれないと外に置いてあるヤツ、持っていっちゃいますよ!」
これだ‥‥‥。
ふざけて言っているのは分かってはいるが、腹がたつ!
けれどもいろいろ言うのも面倒なので、どっさりと渡して、早く帰れーと厄介払いをする。

「先生、カウンターに置いてある呼び鈴、白亜祭当日に貸してください!」
「何に使うの?」
「おばけ屋敷です!」
おばけ屋敷に呼び鈴?
一応説明を受けたが何だかよく分からないので、実際に行ってみて確かめるしかないかしらん。
貸してあげるけど、壊さんでくれ‥‥‥。

「センセーセンセー、ちょっとたいへんなんです、みどりいろぬっていたんですけどうまくぬれなくてむらがいっぱいできてしまって、まかせてもらってやっているんですけどうまくできなくて、もうぬっていたんじゃだめなんで、とにかくたいへんなんです」
「‥‥‥で、何が言いたい?」
「みどりいろのがようしください、いっぱい」
こういう訳の分からん要求は、一言「知らん!」で断ってもよいのだが、いかんせん司書教諭は親切で優しい人格者であるので、どーんといっぱいの緑紙を持っていかせたのであった。
ちなみに彼女からは先日、妖怪饅頭をもらったわけだが、それとこれとは関係がにゃいので邪推せぬこと!

まぁ協力できることはしますけど、常識をわきまえつつ要求したまえ!
白亜祭まであと三日!

2011年9月 7日 (水)

ありがとうございます。

二学期です。
お久しぶりです。
夏休み中も何かと仕事は続いていたので二学期が始まったからといって改めて感慨に耽るということもないのだけれど、何が違うって、とにかく生徒がうるさい。
あぁ、また始まってしまったのですねぇ。
この喧騒と忍耐の日々‥‥。

まぁそれはそうと、生徒諸君、早速何やかやとお土産を持ってきていただき、どうもありがとうです。
菓子類をちょこっと、というのがほとんどだけど、たまにどーんと箱で持ってきてくれたりして。
笑えたのは、ゲゲゲの女房などでブレイクした、あの鳥取県の境港に遊びに行った生徒がもってきてくれた「妖怪饅頭」。
最初見た時は、なんじゃこりゃ、新聞でくるんであるじゃん!と不審に思ったのだけれど、あらびっくり、くるんである新聞はこのお菓子の箱を包むためにデザインされた「妖怪新聞」!
おもしろい。
写真をアップしておこう!

20110907

饅頭も、鬼太郎をはじめ目玉おやじやねずみ男もいるぞ。
すばらしい!

これだけ宣伝したのだから、きっとこのメーカーからそのうちどさっと妖怪饅頭が送られてくるに違いない。
今から楽しみである。
(このブログを見てくれているとは到底思えんが‥‥)
ちなみにこのメーカー、「寺子屋ウェーブ」という会社らしい。
名前も実にナイスである。

もちろん何度も言っているのだけれど、お土産をもらったからといって生徒をえこひいきする、なんてことは公明正大・清廉潔白な司書教諭にはありえない(たぶん)。

実はお土産閻魔帳(えんまちょう)というのがあって、お土産の量や質によりそれを5段階評定して記録してある、なんてこともあるわけない(たぶん)。

でもって、その評価によって司書教諭の態度が5段階に変化し、評価5の生徒には図書事務室に入った途端コーヒーが出る、なんてこともにゃい(‥‥たぶん)。

まぁ、ないんだけどうまいものはうまいな。
どうもありがとうございます。

しかしそれと同時に、ブログを更新していないことを非難する者が多くて困る。
生徒だけでなく、いろいろな方面からプレッシャーを受け、焦る司書教諭。
久しく更新していなかったので、うまくいけばこのままばっくれてしまっても大丈夫じゃないか、と密かに考えていたのだが。
いわゆる自然消滅というヤツだな。
まぁでもやはりだめなようで‥‥。
脅迫にも似たプレッシャーに負け、もとい、熱きご期待に応え、続けさせていただきます。

とりあえずは17・18日に迫っている白亜祭、みなさん頑張りましょう!

2011年8月 6日 (土)

やっと夏休み?

数日間インターネットを使えない環境にあり、久々のメールチェックが嗚呼怖ろしや‥‥‥。
案の定溜まっておりましたよ、メールが何十通も(大泣)。

とにかく来週から学校は閉鎖され身動きとれなくなるので、広告の仕事も追い込みでございます。
とりあえずその前に、急ぎのものは片付けておかないといけない。
どうしましょうか、ほんとに。

先日も急きょ、夏休み中にも関わらず生徒に登校してもらって広告用の撮影を実施。
暑い中、モデルの生徒もがんばってくれました。
「先生、私も撮ってぇー!」と通りがかった生徒が言う。
まぁまぁ、またの機会に‥‥‥。
「先生、男じゃダメかい?」と通りがかった清掃のおっちゃんが言う。
いゃぁ、またの機会に‥‥‥(ないんじゃないかなーと思うけど)。

懸案だった朝日小学生新聞の連続特枠のイラストも、急きょお願いした生徒が どうにかギリギリ間に合わせてくれました!
明日から掲載が始まる、というその前日に最後のイラストを送ってドタバタと校正する始末。
とにかく紙面に穴を開けずに済んだので、良しとしよう!

図書館の方は、貸出日に開けておくとクラブ活動で登校している生徒がちょろちょろやってくるので、それなりに貸出がある。
まぁそれも、しばらくはお休みとなります。
次回の貸出日をお待ちください。

さて、全校休校日に入っても、おそらくメールチェックはしなきゃいけないし、ネットがあるとずっと休んでなどいられないとは思うのだけれど、そういうことですので広告会社の皆様、よろしくお願いします!
このブログもしばらくお休みですね。
皆さん、楽しい夏休みをお送りくだされ。
受験生の皆さんは、勉強もがんばりましょう!!

2011年7月25日 (月)

夏休み来るも‥‥。

ちょっとちょっとちょっと、全然更新してないじゃないですか!
夏休み前の浮ついた気分の生徒たちに突っつかれ、さらに「先生ちゃんと仕事しなきゃだめですよ」などと駄目を押され、あー腹立つ。
夏休み前で生徒は楽しくて仕方ないんだろうけど、こっちは最後の追い込みで四苦八苦。

図書の方は夏休み前にどっと借りていく生徒がどっとやってきてバタバタだし。
返却ポストはまるで舌をべろーっと出しているかのように、口からはみ出すほど一気にたくさん返却されてくるし。
こんな大量の返却本は初めてではないだろうか?

さらに広告の仕事。
広告会社は、学校相手だと夏休み中は仕事が進まなくなるんでその前に原稿上げちゃおうとする。
よって同時にすごい数の仕事が進行することになっちゃったりするわけだこれが!
いやぁ、まいった。
(以上、更新遅れの言い訳であった)

そんな中でも懸案だったのは、朝日小学生新聞の6日連続特枠の原稿。
8月の頭に6日間連続で、皆さんご存知のあの小学生新聞に小さな枠だけれど、広告が載ります。
ただの広告ではなくて、ちょっと企画性のある記事を載せるということで、どんなことをしようかずっと悩んでおった。
けれども、忙しさにかまけて後回しに。
ぎりぎりになって、「共立第二今日の川柳」をテーマにすることを思いつく。
なんですか、それ? と首をひねる向きもあろうが、要するにちょっとだけクスッと笑えるような、それでいて学校をアピールするような川柳を6日連続で掲載するのだ。
川柳だけじゃ何なんで、イラストも同時に載せることにするのだ。
なかなかいいアイデアじゃないか(自画自賛)!
やったぞ司書教諭(過剰自画自賛)!

ところが甘かった。
そんな都合よく川柳など思いつかんわ。
しかも6日間分。
まずい、時間がない‥‥。
というわけで、ババババッと冷や汗かきながらとにかく6句、書くだけ書いた。
イラストは生徒に描いてもらおうということで、図書委員かつ漫画研究部員に依頼。
どうにか快諾(?)を得る。

とりあえず作った川柳を見せ、川柳の内容に沿った内容でイラストをお願いする。
それでもやはり6枚は厳しいようだ。
すると、この生徒の友達であるペンギンが横から口を出してくる。
「この川柳、先生作ったんですかー、先生、センスないですねー」バタバタ。

こーのぉーー(怒怒怒)!!!

わなわなと握る拳を震わせながら、暴力教師になってはいかんので必死に我慢する。
ペンギンごときに駄目出しされるとは思わんかった。
するとこのペンギン、私もイラスト半分描きまーす、などと言う。
まぁPOPカードなどもけっこう上手いのでじゃあやってみー、と怒りをおさえつつペンギンにも半分の3枚を依頼。

と、ところが夏休み直前にまたペンギンがやってきて、「先生ーやっぱり描けませーん」とか言う。

あーのーなぁーーー(弩怒弩怒弩怒)!

こやつ、人を怒らせることを趣味にしているのと違うか?
こっちは暴力教師寸前の状態である。

まぁそれでもイラストの上手な別の生徒にちゃんとお願いするから許せというので、仏の司書教諭は広い心で許すのであった。
お二人さん、いいイラストお願いします。

ということで、朝日小学生新聞を購読されている方は、ぜひ一面に掲載されるこの企画、ご注目ください。
ちょっとだけニヤッとしていただけると嬉しいのですが。
つまらないぞ、と思った方は、司書教諭のごとく(?)、海のような広い心でお許しください。

2011年7月12日 (火)

ペンギンの逆襲

テスト期間中、しばらくストップしていたアンケートの集計をやらなきゃいけない、ということで図書委員会の役員がやってきた。
バタバタバタ、ペンギンである。

「先生何ですかここ暑いじゃないですか」
バタバタとやってくるやいなや、文句言いまくりである。
あーうるさい。
何度も書いてきたがエアコンのリモコンがまともに作動しない図書事務室は、いつの間にか温度がぐぐっと上がったりするわけだけれど。
まぁ確かにかなり暑くなっていたので設定温度を1℃だけ下げてみる。

「あー、こんなところにリモコン、あるじゃないですかぁー」バタバタ。
妙にはしゃいでいる。
そんなことはどうでもいいから早く仕事をせい!

などと言いつつこちらも仕事をしているうちに、なんかヤケに涼しく‥‥‥というより寒くなってきたような?
どうも変だと思ってリモコンを見てみると、げぇぇー、19℃に設定されてるじゃん!
ペンギンがこっそりと設定温度下げやがった!
「こらー、おまえー、いつの間にやったんだ!」
「先生、人をおまえ呼ばわりしないでください!」
「どうもすいません‥‥‥って、そういうことじゃないだろー」
「あーダメです、温度上げないでください、私暑いと仕事できません、死んじゃいます」
「死なん! それくらいで人は死なん!」
「何ですか先生、大人げないですよ!」
「えーい、うるさい!!」

とっくみ合いである。
リモコン前から離そうとしても、近くのドアにしがみついて離れようとしない。
何が哀しくてエアコンのリモコンごときで生徒と格闘せねばならぬのだ!
ぜいぜい。

「わかりました、先生、じゃぁ温度上げますよ」
よし、分かったか‥‥‥って、上げたっていっても23℃じゃないかぁー、いくらリモコン異常だからといって、23℃じゃ低すぎるわい。
「おいおい、もっと上げろー、こんなんだと校長に怒られるぞー」
「先生、怒られるくらいならいいじゃないですか、暑いと人は死ぬんですよー」
「23℃じゃ熱中症にもならん! 絶対ならん!!」

疲れた。
部屋は寒いくらいなのに、生徒とひっぱり合いをして、暑くなってしまった。
もう、ぐったりである。
恐るべし、ペンギンの逆襲‥‥‥。

2011年7月 5日 (火)

うちわぶ

図書事務室は暑い。
扇風機が欲しい。
しかし近くの電気屋に行ってみたら、在庫は壁掛け用だけ、品切れである。
しかたない、家からうちわを持ってくる。
しかしうちわであおいでいると仕事にならない(当たり前だ)。
そんな今日この頃。

生徒がぞろぞろやってきて相変わらず図書事務室が暑いと文句を言う。
ならば来るなと怒る。
だが文句を言いながら居座る。
そのうち、うちわを見つけあおぎだす。
そのうち、何だか知らんけど騒ぎ出す、盛大にうちわをあおぎながら。

「こ、こうですか先輩!」
「そんなんじゃ駄目だ、もっと力強く振るんだ!」
「こうですか!」
「もっとだ、地球の裏側まで届かせるように振れ!」
「先輩、こうですか、こうですか!」
「振れぇー! 大地にたたきつけろ!」
「せんぱぁーいぃ!」

‥‥‥で、何なんだ、その小芝居は?
「うちわ部です。うちわ部の特訓です」
こやつら‥‥‥前々からそうじゃないかとは疑っていたが、やはり○○だな。
(○○=自主規制)
特訓でも何でもいいが、図書事務室で熱を発散させるなと言うとるだろーが‥‥‥。
また温度が上がるぞ。
うちわ部でもせんす部でもいいが、ここでやるな!
ブログにも書いてやったからなー、もう図書事務室には来なくていいぞー。
外でやれ!

今日の一言。
「うちわぶ」は「ちくわぶ」に似ている。

2011年6月28日 (火)

女子中高生発電

なんかなぁー。
まだ6月なのに、暑い暑いなどと言ってていいのだろうかと疑問に思うのだけれど、タイムリーな話題をお贈りする「まったり図書館」としては暑いと書かずにはいられないのである。
今までそんなタイムリーな話題などあっただろうかと訝しく思う向きもあるだろうが、まぁそういうことにしておいていただきたい。

とにかく冷房の効きが悪いので施設の担当者様にご足労願い、いろいろ調べたところ、案の定冷房のリモコンがちゃんと働いていないことが判明。
室温を正確に捉えないし、設定温度など一応設定はあるけれど機能はせずという状況。
25度くらいに設定してやっと室温が28度くらいになるといった状況。
「これって、壊れてるんですよね?」
「いやまぁ、リモコンなんてこんなもんだよ、ハハハー」
「そ、そうなんですかね、ハハハ………」
「ヘヘヘ」
「ひぃひぃ……」

というわけで、直すということではなく、うまい具合に使いこなしましょう、ということのようである。
そうなんですか。

とは言っても世の中は節電節電で、我が校でも冷房は28度設定のお達しが出ている。
それ以下にするには恐れ多くも校長に覚悟を持って申し出ねばならぬのだ。
そう言えば先日、中学1年が廊下で校長を呼びとめて、「校長先生暑いーどうにかしてください!」などと直訴していたぞ。
うーん、怖いもの知らずの中1はすごいな。
まぁ、ずっと我慢するわけにもいかないので、こちらもしっかり直訴しよう。

とにかく冷房との戦いが続いている今日この頃で、先日は28度設定でがんばってみていたが昼頃になってどんどん温度は上がっていった。
しかも昼休みになって図書事務室内にどんどん図書委員および図書委員もどきが入ってきて、明らかにさらに暑くなっているような……。
「先生、暑いー」
「図書館涼しいけど図書事務室暑いー」
「ここ何でこんな暑いのー」

あのなぁー(怒)!!
勝手なこと言うなー! 暑いなら来るなー! 
ゾロゾロ事務室に入ってこないで外で勉強せい!
君らが入ってくるから余計暑くなったじゃないか!
あー、そう言ってる間にまた温度が0.1度上がったぞー。
もうすぐ30度じゃん!

「あー、ほんとだ」
「リアルタイムで上がったー!」

だめだ、コヤツら楽しんでるな。
昼休みだけですでに0.5度上がってるぞ。
若いモンはとにかくエネルギー有り余ってるんで高熱を発している。
頼むから図書事務室で無駄な熱を発散せんでくれ!

そうだ、このご時勢、このエネルギーを無駄にしてはいかんな。
コヤツらの発散熱を集めてタービンを回し、発電してはいかがだろう?
中高生熱発電である。
自然エネルギーとも再生可能エネルギーとも言えるかどうか分からんけど、なかなかのアイデアではなかろうか。

総理、再生可能エネルギー買取法案もいいですけど、中高生熱エネルギー買取法案の成立を花道にしましょう!
ウチのように元気なのが多い学校はがっぽがっぽ儲かりまっせ!

ま、コストが高くつきすぎるだろうけどね(よく食うし)。

2011年6月23日 (木)

あつい。

言っても仕方ないのだけれど、暑い。
例のごとくウチの学校も節電節電であれこれ対策に大童(おおわらわ)。
電灯を間引き点灯させたり、便座ヒーターをオフに、なんていうのは我慢もできるのだけれど、やはり暑いのは厳しい。
冷房は28度設定で運転というのが原則なわけなのだけれど、エアコン自体まだちゃんと動いていないような状況。
新校舎に引っ越してきてから初めての夏、当然冷房も初めて。
昨日、今日とかなり暑くなったのだけれど、まだせいぜい試し運転といった感じ。
なんか教室などより、一階のホールや廊下の方が、風通しがいいせいか、涼しいような気がする。

さて図書館、ここも今のところ様子を見ながら……といったところ。
昨日は奥の学習閲覧室が暑かった。
教頭も様子を見に来て、これは暑いな、と漏らしていたので暑いのは間違いない、おそらく。
放課後勉強しに来た生徒も、「先生あと2度下げてください」とか、「いや3度は……」などと言いたいことを言う。
中には「先生、氷をください」などと訳のわからんことを言ってきたり。
さらに「節電のため冷房が入れられないのは仕方ないので、放課後勉強しなくても済むようにテストをなくしてください」とわざわざ曲解する者もいる。
君、別のことに脳ミソを使いなさい。

そういえば、今日は中学生がなにやら不穏な動きをしていた。
何だろうとちら見しながら観察していたが、どうも数人の生徒が交代して壁に顔を近づけているような……。
最初何だかまったく分からなかったのだけれど、気がつきました。
新しい図書館はとにかく広いので、エアコンはボイラー室で集中管理。
リモコンなどは室内に設置されていないから、冷房を勝手に強くすることはできない。
しかし、室温のセンサーはしっかり取り付けられている。
どうも彼女たちはそれを見つけて、そこに熱い息を吹きかけていたようだ。
なるほど、室温が高いと判断されれば冷房は強くなるだろうね。
よく考えたねー……などと感心していてはいかん。
注意しようかなーと考えていたら、すぐに止めてしまった。

まぁ、確かにそんなに簡単に温度は上がらないだろうね。
センサーはちゃんとガードされているし、ずっと温めてないとすぐに元通りになるだろうし。
君たちも他のことに脳ミソを使ってくれ。

さて、図書事務室も困った状態。
例の室温センサーが、奥の方の書庫の本棚の後ろに設置されていて、ここがけっこう涼しい。
仕事をしているところとは3度くらい温度差があるのだけれど、涼しいところで温度を測っているわけだから、当然冷房は弱い。
というわけで、図書事務室は暑い!
というわけで、仕事にならない!
というわけで、仕事休んでいいですかぁー。

もっとも休んでいれば仕事が溜まって自分が苦労するのは目に見えているけどね。
冷房、どうにかしてください。
息でも吹きかけてみようかしらん。

2011年6月15日 (水)

推しメン

先日ちょっとAKBの話を書いたら、ちょうど「総選挙」の時期ということもあって、生徒がやたら推しメンを訊いてきた。
訊くだけならいい、しかし訊いておきながらダメ出ししてくるのはいかがなものかと。
先生、AKBの推しメン誰ですか?
んー、AKBよりもむしろSKEの誰それとか……。
えー、やだぁー。
何が「やだぁー」だ!
「先生ダメですって、AKBはともかく、SKEまで知ってるとかって、ちょっとキモーですよ、それは言わない方がいいですよー」
……おいおい、そっちが訊いてきたんだろがぁー!!

全く失礼である。
AKBでもSKEも同じようなもんだろうー!
こっちはいいけどあっちは駄目などという理屈がどこから出てくるんだ?
何とも訳の分からぬ言われようである。

さらに調子に乗って言ってくる。
「大丈夫ですよ先生、誰にもいいませんから。」
嘘だな!
教室に戻ったら絶対笑いのネタになっているな。
だいたい何が「大丈夫」なのだ、知られて困るようなことではにゃい!
と言いつつ、ご忠告に従い、とりあえずここでは名前を伏せてしまった自分が残念であるが。

言っておくが、ジャンルは問わない音楽好きなので、一番聞くのはクラシック系だけれど、J-POPも好きなものは好きだ。
オヤジのくせに……などと言ってはいけない、いいモノはいいのだ。
AKBもけっこういい楽曲あるねーと思っている(金もかかっているんだろうけど)し。
秋元康の計略に見事にひっかかっていると言われそうだが、その通りなので否めない。

だが間違えてはいけない、この文章の主眼はAKBにあるのではない。
司書教諭として言いたいのは、ジャンルにこだわってはいけない、いい本はいい、ということ。
私はこのジャンルの本は読まない、と宣言してしまう生徒がいるが、まぁそう言わずにいろいろ読んでみることが大切。
成長とともに好みも変わったりするしね。
分かったかな、読書についてのお話だったのだよ。

 

ま、こじつけですけどね。