2011年1月20日 (木)

まだ落ち着きませんけど。

「先生、タイトル手抜きしてますよね」
ぎく。
「適当に図書館の前に4文字の言葉くっつけてるだけでしょ」
ぎく。

不思議だ。
どうしてばれたんだろう?
……まぁ生徒でも誰でも分かるだろうけど。
ということで今日からはちゃんとタイトルを考えることにしましょう。
でも、4文字の言葉考える方が実は面倒なんだけどね。

新図書館をオープンして一週間。
まだ落ち着きませんねぇ。
準備にもう一週間は欲しいなどと前回書いてしまいましたが、訂正します。
もう一カ月欲しいぞ。

図書館の整理だけやっていればもう完璧になっているかもしれないけど、とてもではないが集中できないからな。
広報の仕事関係でほとんど毎日お客さんが来校しているし。
まだ中高入試も終わっていないのに、広報の仕事はすでに来年度向けにスタートしてますです。
工事もまだ終わってない部分もあるし。
ネットワークの方は、今日エンジニアさんがずっと作業してくれて図書館内のワークグループを構築できたようだけど。
もっともまだ試してないので、ちょいと不安はあるが……。

まぁそれはともかく、とにかく広くて明るいのが落ち着かない最大の要因だな。
何しろ今までは、半地下の事務室で根を生やしていたから。
今度の事務室はガラス張り。
ブラインドはしていても、太陽は光を注ぎまくる。
あ、あかるい……。
生徒たちも心配してくれる。
「先生、ちょっと明るすぎませんか?」
「先生、溶けちゃうんじゃないですか?」
心配してくれてありがとう、って私はナメクジかい!
あ、ナメクジは塩か……。
まぁ雪だるまくらいなら可愛いもんだろう(と、いい方に考えよう)。

それにしても傍若無人のたわけ者が多いな。
まだ荷物も片付いていないので、あちこちにいろいろなグッズが置いてある。
もの珍しいのか、生徒たちは片っ端からいじりまくる。
巻いて梱包してあるものを抜き取ってそのままにする……。
分類して置いてある本を一緒くたにしてしまう……。
欲しいものがあると「くれくれ攻撃」してくる……。

まったく、こいつらどうしてやろうか……。
私が何をしたとしても、この事務室に居る限り、しっかり理由を語れるぞ。
「すべて太陽がまぶしかったからだ!」
(by ムルソー  ~ 何のことか分からん人はアルベール・カミュ『異邦人』を読みなさい!)

2011年1月13日 (木)

やっつけ図書館

すでに学校は一昨日に始まっているわけだけど、図書館はどうにも準備が間に合わずちょっと遅れて今日オープン。
とは言え、実はまだ準備は整っていない。

ネットワークは未だに構築されておらず。
展示台も「準備中」が目立ち。
暖房は機械が不安定でコントロールできず。
図書は移動したままで整理されておらず。

本当はあと一週間くらい準備期間が欲しいところだけれど、まぁそうも言っていられないからなぁ。
お得意の見切り発車。
やっつけ仕事ではありますが、追い追い完成させるということで。
利用者の皆さま、中途半端ですがご勘弁を。

ということで久しぶりに図書館もにぎやかな連中がやってきた。
いや、にぎやかというのは困るんですけどね。
「先生、新図書館オープンおめでとうございます!!」
おー、ちゃんとそういうお祝いの言葉をかけられるとは、えらいぞ中学生。
もっとも残念なお祝いの言葉もかけられる。
「先生、開通おめでとうでーす!」
……どこの道が開通したのだ、図書館の中に道は走っておらんぞ。
それを言うなら開館であろうな。
まぁ、今日のところは君の気持に免じて許そう。
しかし許されない生徒もいる。

「先生、髪型おかしいー(笑)」
ははは……、ふざけんな、高校生! 
ヒトの髪型のこと言う前に図書館の感想でも述べよ!
先日散髪して確かに自分でもちょっと気にしてるわけだが、君に言われたかない!
キミ、10点減点!
(何から減点するか、分からんけど)

ところで冬休み中は引っ越しのため全く図書館は開いていなかったので、本好きの生徒が早速どっとやってきた。
カウンターの準備だけは完璧にしたつもりだったが、貸出対応を始めてみてからすぐに気付いた。
「貸出」「返却」などの指示に対応したバーコードを印刷したシートを出していなかった!
これがあると、バーコードリーダーを持ったまま作業を進められるので実に効率が良いのだが、それが出ていない!
まごまごしている間にお客が溜まる。
図書委員に対応を任せ、バーコードのシートを探す。
が、どこにあるか分からん!
未だに開けてない段ボールがいくつもあるし、ほとんど宝探し状態。
やばい。

「せんせー、どうしていいか分からないんですけどー」
「マウスで手続きしてくれぇ」
「マウスないですよ」
「あー、ノートパソコンかぁ、ぱ、パッドでやってくれー」
「えー」
「きゃぁー」

パッドは慣れないと使いづらいからなぁ。
というわけで、カウンターはパニックである。
とりあえず偶然見つけたマウスをつなげて急ぎ自分で貸出処理。
ヒトが必死で仕事している後ろで図書委員のヤツラは好き勝手なことしてるし。
うーん、しょっぱなから先行き思いやられるな。
とりあえず早く落ち着きたい……。

2011年1月 6日 (木)

あけおめ図書館

えー、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

年始早々、まだ冬休みではありますが、当然のことながら引越し作業は続いております。
今日も朝からずっと立ち会ってきました。
しかし、かなり作業も進んでおり、閲覧室・開架部分は一応それらしくなってきたぞぉ。

20110106a 

一番奥の学習閲覧室の様子。
すでに机や椅子も入って、いい感じになっておる。

20110106b 

こちらは中ほどの文芸図書コーナー。
低い書架を並べて探しやすくなっております。

ブラウジングコーナーやホールはまだ整理ついていないので、おあずけ。
まぁ実際に机や書架を置いてみると、予想とはだいぶ違ったりするもの。
できるだけのことはやって(あがいて)、新学期を迎えたいもんです。

今日のところはここまで。
とりあえず、新年のご挨拶まで。

2010年12月29日 (水)

あらまあ図書館

「ひびコレ」の方にアップしたけれど、クリスマスイブの24日に校舎全体の内覧会が行われました。
けれども個人的には図書館のことばかり考えていたんで、他の棟については完全にノーマーク。
というわけで、実に新鮮であった。
そりゃ基本的に新しいものばかりなわけで、当然綺麗。
かなり広いんで、引っ越ししてからしばらくは、生徒たちもあちこち遊びまわって楽しむことでありましょう。
はしゃぎまくって、何かやっちまいそうな気がするけど。
怖いなぁ。

さて、図書館。
すでに記した通り、連日学校に来て立会したり掃除したりしてきました。
冬休み入ってずっと作業しているけれど、まだまだ……。
1月に入ってから、残っている3分の1くらいの作業が続くけど、今年はこれくらいでひとまず終了ですね。
今のところこんな感じ。

20101229_1

20101229_2  

あらまあ、こんなに進んだの、って思ったでしょ?
(そうでもないか?)
照明が点いていないのでちょっと暗めですが、だいぶ本も入ってきてそれらしくなってまいりました。
上は奥の学習閲覧室。
机や椅子はまだあまり入っていないけれど、だいぶ雰囲気は分かるようになってきたかな。
下は文芸図書コーナー。
低い書架もいっぱいになってますね。
ここだけ見ると、もうほとんど終わりじゃないかと思われちゃうかも。
でも実はまだまだ。

20101229_3  

ほらね……。
それにまだ旧図書室の方にも、書架に並べたままになっている本もかなり残っているし。
まぁこの状況で来年に持ち越しするのもスッキリしないけれど、まぁ仕方ないですな。

ということで、今年はこれまで!
皆さん、よいお年を!!

2010年12月22日 (水)

ひっこし図書室

ども。
ひっこし図書室です。

前回はぐったり図書室だったが、すでにもう「ぐったり」が当たり前になってしまい、敢えて言うまでもない日々である。
そしてすでに図書室の引っ越しは始まっている。
他の教室などは1~2日間で済む予定なんだけど、図書室はほとんど冬休み中ずっと。
来年1月7日まで延々と続く。

すでに新図書館ではほぼ工事が終わり、什器や書架などの設置が始まっている。
で、新規書架、サインプレート、掲示板……、毎日何らかの設置立ち会い。
新しい図書館ができる過程を見られるのはありがたいけれど、連日の立ち会いは疲れるわい。
とは言え、ここでちゃんと確認しておかないと、後でとんでもなく面倒なことになるのは自明の理である。

20101222a 

とりあえず新規書架の設置状況をご覧あれ。
今回は、本が探しやすく手にとりやすい背の低い書架をたくさん入れている。
まだ奥で職人さんが仕事中、途中だけど雰囲気は伝わるでせう。

もちろん、現在の図書室から持っていくもの、大学図書館から転用するもの、いろいろな書架や机などがこれから入っていく。
全部そろって一体どうなるのか、楽しみのようでもあり、不安でもあり……。
まぁ、もうここまできたら、なるようにしかならないけどね。

現図書室の方では今日から本格的な引っ越し作業に突入。
ブックトラック、折りたたみの箱、ダンボールなど、いろいろな方法で図書梱包を実施。
何人もの作業員の皆さんが来て丸一日梱包していたけれど、それでも全体の3分の1くらい。
すごい量だな、あらためて驚き。

20101222b 

分かりにくいかもしれないけれど、手前にぞろぞろ並んでいるのはブックトラック。
棚3段の複式(両側に棚がある形の)書架にキャスターがついたような運搬車である。
本を積んだ後、保護のためにぐるりと回りを覆っている。
何十台も入ったみたいだけれど、結局足らずにいろんな箱も使用しておりました。

明日23日は書架の解体、25日は図書の輸送と開梱、26日からは第二次の梱包に入る。
クリスマスイブの24日は一息つけるかと思ったら、新校舎引き渡し前の内覧に参加することになり一息もつけないことになる。
やはりクリスマスは、ないな。

もっとも、もっと残念なクリスマスは何度となく経験した。
思い起こせばウン年前、実はかつて企業で営業の仕事をしていた経験もあるのだが、その頃は毎年クリスマスは忙しくなるだけのお荷物行事であった。
得意先の菓子メーカーとの付き合いで無理やり買わされたアイスクリームケーキのしかも溶けかかったヤツを夜中の12時ごろ職場の野郎どもと泣きながらすすって食べた悲惨さと比べれば、こんなのは全然OKである。

新校舎完成、楽しみだぁー!
(と無理やり元気を出そうとする今日この頃……)

2010年12月15日 (水)

ぐったり図書室

こんにちは、ぐったり図書室です(笑)。
「まったり」の日々はすでに遠く、「ぐちぐち」を言う時間さえなく、嗚呼すでに図書室は「ぐったり」の時代でございます。
最近は毎回引っ越し通信のようになっておりますが、もうしばらくなんでご勘弁を。

先日ラベル書きは印刷すればいいのだ、という技を発見して喜んだわけだが、実際印刷してみたら意外と大変であった。
印刷設定は簡単だったのだけれど、印刷するラベルは一度に50枚ほどしか給紙トレイに設置できない。
千数百枚印刷するには、30~40回はラベルをセットし直さなくてはいけないということ。
とは言え、ずっとプリンターにくっついているわけにもいかんし。
そんなわけで、何だかんだで結局丸一日かかったような……。
これを手書きで書いていたらどうなっていたのやら。
印刷され積まれたラベルのあまりの量に愕然と笑ってしまい(?)、記念写真を撮っておいたど。

20101215 

さて、これをすべての書架の棚に挟んでいくわけである。
図書室も完全閉鎖したので、作業に入らせていただきます。
はぁ~。

ところで、先日卒業生が遊びに来た。
こっちはぐったりなのに、やたらと元気である、ペラペラペラペラようしゃべるわ。
よく元気な人と話すと元気をもらえる、ようなことを言うけれど、あれは嘘だな。
どんどん元気を吸い取られているな、間違いなく。
チュゥー、と音が聞こえるようだ。

だいたい君は何をしに来たのだと訊いてみる。
「クラブで焼き芋やるっていうから来たんだけど、雨降ったんで中止だっていうのよー」
……焼き芋かい!
そう言えば、ちょっと前に来た卒業生は、やはりクラブで鍋をやるからと言っていたな。
君たちみんな、食い物に誘われてるんじゃん!
校舎移転してしまうので、懐かしいこの校舎にお別れしに来ました、なんて感涙ものの理由を語る卒業生の一人くらいいないのかぁ!

否先生そんなことはありません口ではそんなふうに言っていても実は心の中では校舎を懐かしむ気持ちでいっぱいになっているんです……、それが彼女たちの本音だと思いこむことにしよう、無理やりだけど。

2010年12月 9日 (木)

老いてはと言うことなかれ

学校はテスト期間に突入。
皆さん図書室でもがんばって勉強しとりますな。
いやぁ、でも私の頭の中は迫ってきた引っ越しでいっぱいどす。
毎朝図書事務室に入り周りを見るたび、本当に間に合うのかと不安が頭の中を疾走。
まぁやるっきゃないんですけどね。

そろそろラベルシールに棚番号を書く作業もしなくては……。
シールとは言っても、本棚の場合は宛先の書架と棚番号を書いて、棚ごとに本の間に挟むことになっている。
ブックトラックという、棚一段の本をそのまま棚置きと同じ状態で運べる運搬車を使用するので箱に詰めるわけではないのである。
いずれにせよ、一棚に一枚のラベルが必要なのだけれど。

それにしても数が多すぎるー。
千数百枚は必要になる。
辛い。
腱鞘炎になったら労災は利くのかしらん?
などと愚痴をこぼしていたら、常連生徒Aが何気なく一言。

「そんなの印刷すればいいんじゃないの?」

「!」
そうですよ!
何で今まで気づかなかったのだろう?
何で印刷などという単純な技を思いつかなかったのだろう?
不思議だ。

よく見てみればこのラベルって、ハガキとほぼ同じ大きさではないか!
とすれば、エクセルでデータを作って、ワードの差し込み印刷で簡単に印刷できるではないか!
10分もあればすぐに設定できちゃうぞ。
後はプリンターが勝手に印刷してくれるであろう!
おー、文明の利器よ、漫才!、もとい、万歳!!
鈴木章教授、根岸英一教授、ノーベル化学賞受賞おめでとうございます!!
(突然ですが科学技術発展つながりということで……)

20101209

いやぁ、それにしても常連生徒Aよ、よく言ってくれた。
君はえらい!

「老いては子に教えられ、ってやつですよね!」

なんだぁ?
それって、「老いては子に従え」と「負うた子に教えられ」がごっちゃになっとるんでないかい?
ことわざはちゃんと覚えねばいかん。
だいたい、言っておくが、君は私の子ではにゃい!

ん?
ちょっと待て、そんなことより、「老いては」とは何ぞや!
人を勝手に老人扱いするな!
そりゃ老体にムチ打ちとか自分でいろいろ言ってはいるわけだが、生徒から言われたくないわい!
たわけ!

とは言ったものの、今にもギックリいきそうな腰をスリスリさすっている我が身を振り返ると、妙に納得してしまいそうな自分が怖い今日この頃である。

2010年12月 3日 (金)

疲労困憊だな

夜半から朝方にかけての雨はすごかった。
八王子でも7時過ぎには止んだのだけれど、それまでは注ぐように水が落ちてきて世界が水没するのではないかと思うくらい。
生徒たちも通学は大変だったようである。

それにしてもねぇ……。
昼休みに図書室にやってきた生徒は、上は制服なのに下は学校指定用品のショートパンツ(体育用)。
おいおい、なんて格好だい。
私立小学校の男子制服かと思った(体はバカでかいけど)。
「しょうがないじゃないですかぁ、スカート以下はびしょびしょだし」
「そうかもしれないけれど、着替えるなら上も着替えたらよかろう、だいたい何でもう冬なのに短パン?」
「いいじゃん!」
良くないじゃん! まったくお恥ずかしい……。
まぁ、今日だけは仕方ないでしょうかね。
言い訳しておきますが、こんなんばかりじゃないですから、どうか誤った印象をお持ちにならないように願います……。

まったく、こういう輩を相手にしている余裕はないのだ。
12月に入って、移転準備もいよいよ切羽詰まってきた感じ。
あちこちから「最終確認を」という声が聞こえてきて、あぁ、もう後には引けない、という雰囲気。

先日は新図書館の工事現場で書架などの移動について打ち合わせをしてきた。
フロアを覗いてみると、先日より工事は進んでいるみたいだ(当たり前だけど)。
上の写真はホールからブラウジングコーナー方面を撮ったところ。
手前が消灯していて暗かったけれど、しっかり床にはカーペットが敷きつめられている。
さすがに綺麗になってきたなぁ。

20101127a

お次は図書事務室を覗いてみたのだけれど、あらあら、こちらは資材置き場になっていて、未だに何が何だかわからん。

20101127b 

ということで、ちょっと刺激をもらってきて、また腰をかばいながら図書室の整理に勤しむのであった。
ホントに間に合うのかしらん。

そして。
今日も今日とて疲れて家に帰って息子の食事を準備して「おかーさん遅いねー」などと言いつつぐったりしていたところやっと細君が仕事から帰ってきたら何故か片手に塩の瓶をにぎりしめながらやたらと興奮しておった、いったいどうした?
「会社で幽霊が出たのよ!」
「………………。」
「本当よ、あの人がこうしたらこうでああでそうなって……(この後400字づめ原稿用紙50枚くらいの話が続く)。」
彼女は途中のコンビニで塩を購入し玄関を入る前に「お清め」をしたのであった。
私は溜息とともに精神の疲労が確実に増殖していくのを実感するのであった。

新校舎はクリスマスに完成とのこと。
ということは、私には今年クリスマスはないということだな(淋)。

2010年11月25日 (木)

一番うるさいのは?

昨日職員会議の前に、引っ越し業者さまによる引っ越し作業の説明会が実施された。
具体的なスケジュールも出てきて、梱包方法から資材の説明まで、あぁやっぱり引っ越しするんだ、と納得するような説明会であった(当たり前だけど)。

個人的には今まで何度も引っ越しを経験してきたけれど、こんな大掛かりなのはもちろん初めて。
大変なのは嫌というほど分かっていても、なんかちょっとわくわくしてきたりして。
けっこう楽しみになってきたりして。
でも腰は限界だったりして。

ということで、相変わらず準備に追われてはいるがちょっと元気になってきたような今日この頃。
もっとも、1分1秒が惜しいもので、最近は昼の貸し出し窓口は生徒にやらせている、否、やっていただいている。
が、どうもイマイチだなぁ。

まず態度がよろしくない。
お客が来たら笑顔で挨拶くらいしろー、声を出せー、と矢継ぎ早に注文を出す。

「いいか、お客が来たらまず『いらっしゃいませー、ようこそ図書室へ!』と明るく愛想を振りまくのだ」
「そんなこと、先生だってやってないじゃないですかー!」
「バカモノ、私がそんなことをしたら気持ち悪いだけじゃ。生徒だからこそしなくてはいけないこともあるのだ」
「ずるい!」

そうです、ずるいんです。(開き直り)
だいたい彼女たちはお客対応の時は緊張してなかなか声も出ないくせに、お客がいなくなると緊張感から解放され、やたらとうるさくなる。
合唱コンクールの前なんか、図書事務室で歌っている者もいたな。

昨日は奥で自習していた生徒がこう言ってきた。
「先生、ちょっとうるさいんですけど……(ひそひそ)」
「どこの生徒がうるさいの?」
「そこの生徒(ひそひそ)」
「そこ?」
「図書委員が一番うるさいですぅ(ひそひそ)」
「……申し訳ございませーん!!」

そう言えばその日は、またぞろぞろと生徒が入ってきていたな。
まったくー、許せんな。
と言っても図書委員まで入室禁止にするわけにもいかんし。
今度はしっかり仕事だけできる生徒のみ入室許可証でも発行しようかしらん。
(それも面倒だけど)。
とにかく静かにせい!

2010年11月19日 (金)

恐るべし引っ越し業者さま

特にそういう予定はなかったのだけれど、突然引っ越し業者さまが図書事務室を訪れた。
「先生、図書事務室内も書架の本はこっちでやるから大丈夫だよー」
「は?」

何のことか、突然だったので最初ピンとこなかったけれど、こう言われて理解した、というか驚愕した。
「ブログ読みましたよー」(にかにか)

ひぇー。
何と引っ越し業者さま、学校のホームページまで(と言うか、ブログまで)チェックしているのであったぁ。
この前、事務室内にもたくさん本があるのに、それを梱包しなきゃいけないというグチを確かに書きなぐったばかりだ。
仕事先をよく理解するという作業は仕事熱心な業者さまならやるのかもしれないけれど、まさかそんな情報まで押さえているとは……。
すごいぞ引っ越し業者さま!
恐るべし、引っ越し業者さま!

ということで、焦って先日のブログを読み返して確認してみたが、とりあえず悪いことは書いてない……ようだ(たぶん)。
よかったよかった。
けれども、うかつに変なことは書けないなぁ。
まぁ、そんなわけで、突然「さま」付けにしたり、持ち上げたりしてみました。
ははは……。

まぁでも気さくな人でよかった。
新校舎移転でとにかく一番不安だったのが引っ越しなわけで、これはもう業者さまに頑張っていただくしかないからなぁ。
とりあえずちゃんと準備はしておこうと思ってはいるのだけれど、だいたいこういうのって、本番になってみるといろいろ抜けている部分が発覚したりするものだから。
というのは、私の性格のせいかもしれないけれど……。
いやいや、業者さまは図書館の引っ越しも経験豊富のようだから、安心してお任せしよう!

ではでは、最後までよろしくお願いしますです。
(業者さまへ)