2010年10月 4日 (月)

新図書館のはなし

現在修学旅行シーズン真っ盛り。
今日は中3が旅行中、高2は明日からなので午前中だけで帰宅、中2は代休。
ということで、いつものにぎやかな連中がほとんど不在。
いやぁ、放課後とか静かだったなぁ。
仕事がはかどるわい。

さて、ちょっとした打ち合わせがあって工事中の新しい図書館に行ってまいりました。
実は工事が始まってから建物の中に入るのは初めてで、ずい分久しぶりだったのだけれど、やっぱり、広い……。
不要な壁が壊され、置いてあった書架やブースなどが撤去されたので、その広さが今まで以上に強調されておる。
はっきり言って、ため息である。

広くなることはイイことだ。
今までより使いやすくなるのは間違いない。
しかしここを管理していくというのは、想像するだけでおぞましくなってくるぞ。
できるんかい、ほんとに……。

ちょっと写真を撮ってきたので、ご披露しましょう。
まずは入り口を入ってすぐの場所から奥の方まで見通せる角度で撮影。

20101004

解体を終えたばかり、床も壁も天井も何もしてないのでまだ汚い状態だけれど、奥の方まで見ると、かなり広そうだということが分かってもらえるのでは。

20101004b

今度は逆に奥の方から撮ってみる。
電気がついていなかったので暗いけれど、広さは何となくわかるでしょうか。
あたりまえだけれど、奥から見てもやはり広い……。

ちなみにこの写真に写っている部分がすべてではございません。
カウンターも見えてないし、雑誌が読めるブラウジングスペースも入っていない。
全部合わせたら東京ドーム一個分くらいはあるだろうな(もちろんウソ)。

まぁ東京ドームとまではいかないけれど、何度見てみてもこりゃ大変だわ。
とりあえず最初の大変は引っ越しだけど、その前に行う本の整理をちゃんとやっておかんと厳しいことになるぞ。
いかに図書委員をこき使うか、もとい、図書委員のお嬢様方にお手伝いいただけるかがポイントでありましょうか。

しかし先がまったく見えないな……。
テンション↓↓。

まぁそれでも、新図書館完成に向けて生徒諸君は乞う、ご期待!!
受験生諸君も、乞う、ご期待!!!
(……裏切っても許してね)

2010年9月28日 (火)

早くお返しください

白亜祭も終わったので、図書委員を集め、一気に督促状を配付。
それぞれのクラスに持ち帰って、対象者に渡してもらう。
督促状というのは、要するに返却期限を過ぎても借りた図書を返さない生徒に、「早く返しとくれ!」と催促するもの。
実は夏休み前に思い切り図書をどっさり借りていって、未だに返さない生徒がけっこういるのである。
夏休み明けてもうすぐ一カ月になるぞ。
まぁ白亜祭もあってズルズル延滞していったのかもしれないけれど、もう限界じゃ。

それにしても、返せ返せと言われながら何でなかなか返さないのだろう?
面倒くさいとは言うが、毎日来る学校の図書館だし、ウチなどは玄関ホールに返却ポストもあるのだから、たいした仕事ではないだろうに。
市立図書館などで借りて、わざわざそこまで行かなきゃいけないというのであれば、まぁ面倒だっていうのも分かるような気もするが。

そういえばウチのオクサンのところにも、市立図書館から返却の督促ハガキが届いていたな。
仮にも司書教諭の妻たる者が延滞の督促状を受けるとは何事だ、許さんぞ!
……などということは口が裂けても言えないが(怖くて)、まぁそれはそれとして、学校の本くらいすぐに返してもいいでしょーに。

だが、返却せぬ者はあれこれ言い訳をしてくる。

「うちのおかーさんが読んでて返してくれないんですよー」
これはよく聞かれる話、まぁ分かるような気もする。

「せんせー、もう返しましたよー(ちょっとご立腹)」
これもよく聞くが、そのうち1割くらいは確かに返してあってこちらの処理ミスだったりするが、9割くらいは本人の思い違い。
もう一度探してみさなれ、と言うとだいたい後から返されることが多い。

そして今日はちょいと唖然とするような話が……。
「せんせー、すみません、夏休みにおばあちゃんの家に行って本を置いてきてしまいましたぁ!」
「おばあちゃんの家って、どこよ?」
「福岡県の久留米市でーす」
おいおい、どうすんだよ、明るく「久留米市でーす」とか言ってちゃまずいでしょ。
しかし本人は極めて明るくにこやかにこう言うのだった。

「来年の夏休みにまた行くから、それまで待っててくださーい」

待てるかぁ!!
すぐに送ってもらえー!

とはいえ、なんか、おばあちゃんに悪いような気がしてしまうのが私の甘いところだろうか……。

2010年9月20日 (月)

訊かないでくれ……。

白亜祭終了しました。
お疲れ様でした。

現校舎で行う最後の白亜祭ということで、それなりに感慨深いものがある。
まぁ、そういうこともあってか、卒業生が大量に押し寄せてきていたな。
学校出たばかり、ほやほやの卒業生が多かったけれど、いったい何年ぶりなんだ、というような卒業生までいたなぁ。

ある卒業生は、ひとしきり話をしてから、突然何気なく訊いてくる。
「……とか何とか話しているけれど、私の名前覚えてるー?」
ギグッ。
「覚えてないんだよねー。さっきから思い出そうとはしているけど、頭の中でぐるぐるしてるでしょー」(笑う)
ギギググッッ。

おっしゃるとおりです。
名前が覚えられない、覚えても思い出せないという、自らの老化に関する一考察を先日もここに述べたのだけれども、ましてや10年前、20年前となるとこりゃ難儀ですわ。
もちろん、うまい具合に出てくる場合もあるのだけれど。
いかんなぁ、これではよほどいい加減な教師なんだと思われてしまうぞ(まぁ、思われても否定しづらいところが問題ではあるが)。

別の卒業生の時には、仕方ないのでとぼけてみる。
「先生、名前分かってるー?」
「あったりまえだのくらっかぁー(汗)」
「……、せんせ、つるつるすべってますよ」
「いやいや、これって誰のギャグか知ってるか? 藤田まことだぞ、中村主水だぞ、なんで『主水』を『もんど』って読むかっていうと、これは『古事記伝』に載っていてな……」
あまりにも強引な話の逸らしに、魂胆バレバレである。
「じゃ、仕事あるから、またねー」

逃げる。

それにしても驚いたのは、なんかどこから知りえたのか分からんが、けっこう多くの卒業生が「まったり図書室」を読んでいたこと。
「ちゃんと更新してってくださーい!」
などと言われて複雑な気分じゃ。

だいたいこのブログはもともとは「お試し」。
広報でブログを始めることになった時、管理人がブログやったことないようではいかんと思い、試しにちょっとやってみようと始めたものなんですよー。
1年くらいでばっくれようと思っていたのだけれど、何となく周りにつつかれて止められずにズルズルと……。
決断力の欠如とも言えるのだけれどね。

おっと、またまた愚痴愚痴になってきてしまったぞ。
まぁとりあえず頑張りますので、名前を確認するのはご遠慮くださいませ……。

2010年9月16日 (木)

何はともあれ白亜祭

先日、読書のススメのポスターを紹介して、生徒の才能を褒めたたえた。
すばらしいことだ。

ところが一方で、未だに提出していない生徒もいる!
勉強忙しいんですよー、などと言い訳をぐちぐち言っているが、甘すぎる。
だいたい、君はまだ高校2年生なのにそんな余裕のないやり方をしていては、成功など覚束ないだろうが。
などと説教しようかと思ったのに、話を変えようとする。

「先生ー、そんなことより有川浩の『ストーリー・セラー』入りましたぁ? 待ってるんですよー」
「もうとっくに入っとるわ!」
「えー、すぐ貸してください!」
「ダメ!」
「エー、何ですか、それー!?」
「ポスター出さないヤツには貸さん!!(司書教諭、勝ち誇る)」
「はぁー!(生徒、怒る、あるいは呆れる)」

しかしその生徒がぼそっとつぶやく。
「このヒト、人間小さい……」

はぁー!
こーいーつーぅー!!!!!!
許せん!

「うるさい、借りたかったら早く出すものを出せ!」
「べぇー、っだ!」
「舌は出すな!」
「ゲェー、っだ!」
「ゲ〇も出すな!」
(自主規制アリ、一部虚構アリ)

いかん、また生徒相手に程度の低い諍いをしてしまった。
そんなことより、白亜祭だ、白亜祭。
今日から本格的な準備がスタート。
明日もう一日準備があり、明後日からが本番。
とにかく現校舎での最後の白亜祭だからなぁ。

在校生のみなさん、悔いなく大団円を迎えましょう!
(とは言っても、白亜祭自体はまだまだ続くのだけれどね)

保護者のみなさん、受験生のみなさん、生徒がちょいと羽目を外していても許してあげてくださいー。
(外しすぎないか、一抹の不安はあるが)

2010年9月11日 (土)

シュールですね

それにしても中学生は元気が有り余っているな。
昼休み、こちらが仕事に忙しくしていると、いつの間にか図書事務室の中に生徒が増殖していくではないか。
しかも中には鬼ごっこをし始めるタワケモノまで出る始末。
がるるるるるるるるるぅ!
怒髪天を衝くぞ!

などと、またいつもの調子で愚痴をこぼし始めたのだけれど、ちょっと待った。
思い起こすに、毎度毎度生徒の悪態ばかりを書いているような気がするなぁ。
これはまずいのではないか?

だいたい学校の広報で始めたブログなのに、生徒の悪態ばかり書いていていいのだろうか……と、今になって根本的な疑問に突き当たる。
いやいや、生徒のナマの姿が出ていていいんじゃない、と私の某上司も言っているし。
ま、いっかぁ。
(もっとも「ナマの姿」が悪態ばかりというのはシャレにならんが……)

しかしここは一つ、日本全国のまったり図書室愛読者諸君に言っておかねばなるまい(大誇張アリ)。
私は話をおもしろおかしくするために、敢えて生徒の悪態だけを取り上げてしまいがちではあるが、本来の生徒たちは優しく愛らしく、また理知的な面も併せ持っているのである。
(ホントか、ホントなのか、と頭を抱えて数分間自問する司書教諭アリ)

え~、まぁそういうこともあって、というわけでもないのですが、今日はちょっと褒め言葉などつづってみようかと。
実は夏休み直前に、学校の読書推進委員会の要望もあって、読書の勧めに関するポスターを図書委員に描いてもらうことが突然決まった。
ただでさえ宿題でヒーコラ言っている時に申し訳ないようにも思ったのだけれど、まぁ夏休みは長いしどうにかなるかなと……。

で夏休み明け、提出してもらいました。
どうもどうも御苦労さまでした。
すると、まぁいろんな作品があって、まぁ中には確かにちょっと手を抜いたかというのもあったり、がんばったなぁと感心するような絵もあったりした。
そして、おーっと眼を見張るようなシュールな作品もあって、ちょっと感動しちまいました。
せっかくだからここで紹介しちゃおうかな、と思うわけです。

20100911a

シュールだ。
車内読書する乗客の皆さんの頭がすべて本。
なんかそれぞれの表情が見える……ような気がしてくる。
この発想に拍手。

20100911b

これもまたいいでしょー。
わかりにくいかもしれないけれど、コラージュです。
本の世界に入り込みたくなる(?)気がしてくる。
独特の世界観に拍手。

とまぁ、あまりいっぱい紹介はできないのだけれど、特にちょっと気になった2作をアップしてみました。
他にもいろいろいい作品はあったけれど、全部は無理なので、失礼!
許してね。

生徒の個性の発現にちょっと感動してしまったというお話。
今後もたまには生徒自慢をさせてくれぃー!

2010年9月 1日 (水)

あぁ、始まってしまった

もしかしたらやってこないのではないかと密かに期待していた9月1日が、やっぱり来てしまった。
ほんとに来るもんなんだなー。
もっとも夏休み中もずっと事務仕事は続いていたわけで、2学期が始まったということにあまり感慨はないのだけれど。
しかし生徒がどっさりやってくれば、慌ただしさが全然違うからな。
初日から早速、図書室もうるさい。

夏休み明けで久々に友達に会ったせいか、まぁ皆さん元気だこと。
普段お世話になっている司書教諭に、旅行のお土産を持ってくる、よく出来た生徒もいる。
そんなぁ、気をつかわんでもいいのにぃぃぃ。
そうかそうか、クッキーか。
そうかそうか、チョコレートか。
そうかそうか、人形か……(人形?)。

いえいえ、お土産を強制など、一切していませんよ。
そんな厚かましい人間ではありませんほほほほほ。
まぁお土産の効用については、以前熱弁を揮わせていただいたこともあったけど。

しかし京都大阪、そして甲子園まで行って遊んできた常連Aは、先生の分お土産忘れた、とか平然と言ってるぞ。
ほほぉ。
ほらほら、これはクッキーだそうだ、これはチョコレートだそうだ、などと、その常連Aの目の前でもらったお土産をひとつひとつ説明してあげる、親切心で。
いえいえ、意地悪で(あてつけで)やっているわけではございません。
他意はございません。
もっともその常連Aはずっと嫌そうーな顔をしていたけれど。

一緒にいた常連Bが空気を察したのか、「先生、修学旅行行ったらお土産買ってきますねー」
司書教諭「いやぁ、君たちのそういう気持ちだけで十分だよ(強調)!」
常連B  「食べるものの方がいいですかねー」
司書教諭「ま、そうだねぇ」
常連A  「……やっぱ欲しいんじゃん!」

え~、しょっぱなから相変わらずゆるい内容で申し訳ございません。
もう少し実のある内容にしたいとは思っております(が、自信はなし)。
二学期もどうぞよろしく。

2010年8月 9日 (月)

たぶん、夏休み

仕事が終わろうと終わるまいと、明日からは全校休校日。
学校は閉鎖されます。
ということで、溜まったものは溜まったままにして、すべて忘れてお休みである。
まぁ、後はどうにかなることを信じて、大量の本を放ったままにして帰宅してしまったぞ。
ははははは(……とりあえず笑ってごまかしちまおう!)。

公式サイトも新制服やら新校舎やら、いろいろ更新しなくてはいけない情報が山積していたのだけれど、時間がなくてできなかった。
しかし、いくら何でもお盆前にはやらなきゃいかんな、と一念発起し、本日やっとのことで更新!
がんばって突貫工事で特集コーナー作ったどー。
新制服モデル撮影の写真も掲載したので、ご覧あれ。
しかしそんなことをしていたら、納品された大量の本も放ったらかしになるわな。
まぁ、本は逃げることはないだろう、たぶん。

さて、前回私が「ミーハー」であるという話を記したが、その後今度はまた違う生徒に「何で伊坂幸太郎が好きだとミーハーになるんですかぁ!」と怒られてしまった。
失礼しました。
確かに「ミーハー」という言葉の響きは多少なりとも軽蔑の意を込めて使われることが多いわけですし。
伊坂幸太郎ファンには怒られるだろうな、確かに。
(東野圭吾ファンにも)

ちなみに「ミーハー」っていうのは、もともとは「みいちゃん、はあちゃん」のこと。
昔は女の子の名前で「み」や「は」で始まるものが多く(美代子とか花子とか)、女の子の一般的名前を代表している。
で、「みいちゃん、はあちゃん」は、流行に熱中しやすい女の子や、程度の低いことに夢中になっている女の子を軽蔑して呼ぶ時に使ったもの。
今は女性だけでなく、男性にも使うけどね、私みたいに……。

まぁこの前書いたのは、それほど明確な意味合いを持って使ったわけじゃないので、許してね。
別に流行するものが悪いというわけでもないし、好きなモノ(本でも何でも)があるということは、それが無いことよりはるかに幸せなのだし。
世の中のミーハー諸君、君たちは幸せものだ!

さて、まったり図書室もしばらくは夏休みですね。
……とは言え、来週半ばにはもう仕事入っているんだな、ため息をつこう……。
そうそう、伊坂幸太郎の新作「バイバイ、ブラックバード」も、東野圭吾の新作「プラチナデータ」もすでに配架しとります。
ファンの方はお楽しみに。

ではでは。

2010年7月31日 (土)

ミーハー万歳!

さすがに7月も終わりとなると、学校も生徒が少なくなる。
活動さかんなクラブは相変わらずがんばっとるし、白亜祭の準備に勤しむ生徒たちも感心感心。
とはいえ、やはり静かな校内。
おかげで仕事ははかどるな。

そんな中、久しぶりに会った生徒に「読みましたよー」とか声をかけられ、「村上春樹好きなんですねぇー」と言われてしまった。
おっと、分かってくれましたね。
分かってくれる人がいてよかった、よかった。
前回の記事は、まぁ知っている人なら、村上春樹好きなんだなとすぐ分かるだろうと思って書いたわけで、分かってくれてちょっと嬉しかったりする。
言っておくけど、あれは物真似ではない、オマージュである(?)。
何のことか分からない人は村上作品を読んでおくれ。
(ただし『羊をめぐる冒険』以降)

さて、それはいいとして、ついでにこうも言われてしまった。
「先生って、けっこうミーハーですよねぇ」

ガーン。
ちょっとショックだ。
確かに村上春樹はめちゃくちゃメジャーになっちゃったけれど、それだけでそんな……。
いや、実はそれだけで彼女は言っているわけではないのだな。
私がけっこうメジャーなものが好きなのを知っておるのだ。
自分としては、好きな人(モノ)がメジャーになっただけ、という意識なのだけれど。
って、これはミーハーな人がよく言う言い訳か。

そういえば、ちょっと前にNHKでショパンの特集番組をほぼ1日中放映していて、そこで好きなショパンの曲ベスト10の投票をしていたのだけれど、ベスト3に入った曲が、私が選んだ3曲と全く同じであった。
オクサンに、やっぱりミーハーだね、と言われてしまった。
(ちなみにオクサンのベスト3は一曲も入っていなかった)

でもね、ショパンってもう生誕200年なんでしょ?
流行も何もないんじゃないの?
ミーハーとか言われるの、心外じゃ!
と抗ってみたものの、まぁやっぱり好みが一般的であることは否めないな。

ところで先の生徒に話は戻って。
うかつに「ミーハーである」ことを認めてはいけないと思い、ここでも抗ってみる。
「君ぃ、村上春樹だけでミーハーとか言われたくはないわい」
「えー、じゃぁ他にどんな作家が好きなんですか?」
「いやぁ、その、伊坂幸太郎とか、東野圭吾とか……」
「……ミーハー、ですよね」
「……認めます」

いいものは、いいのだ!!
 

※注 他にも好きな作家はたくさんいるので、固定観念を持たぬようお願いします!

2010年7月27日 (火)

パンダ来い!

本の納品は終わることなく、司書教諭の仕事は延々と続く。
学校広告は途切れることなく、広報の仕事は延々と続く。
新校舎の工事は滞りなく進み、新図書室がらみの仕事は延々と続く。
ということで、夏休みはなかなかやってこない、ような気がする。
やれやれ。

昨日は広告の制作業者から電話で原稿の催促をされていたところ、突然中学1年生が「せんせー、今日もヒマぁー?」などと大声で叫びながら図書事務室へ入ってきた。
こいつらぁー……(怒)。
ちょうど催促する業者の営業氏に「いやぁ、ちょっと忙しくて……」などと言い訳をしておったのに、君たち見事なタイミングで怒鳴りこんできましたねぇ(怒怒怒)。
絶対聞こえていただろうな、間違いないな……(涙)。

ひぃひぃ言いながら仕事してるのが目に入らんか!!
だいたい君らがグチグチいろいろ話してくるから、仕事あるのに話を聞いてやっとるんだろう。
ヒマだからムダ話しているわけではない!
まぁ中1じゃあ仕方ないか、と半ば諦めつつ「ごるらぁー、ノックくらいせい!」と叱ってみるが、効き目なさそうだな。
やれやれ。

ところで今日新聞を読んでいたら、どうも気になる表現があって、一日中すっきりしなかった。
上野動物園に、中国からパンダがやってくることが決定したそうで、まぁそれは良かったのだろうが、この女の子の方のパンダをこんな風に表現していた。

「(女の子は)丸顔のパンダで……」

丸顔のパンダ?
丸顔でないパンダなどいるのか?
四角顔とか三角顔のパンダなど、どう考えても……というか、考えたくないな。
これって、鼻が長い象とか、首の長いキリンなどというのと同じじゃないか?

わざわざ女の子の方を「丸顔の」というからには、もしかしたら男の子の方は違うのかと思い写真を見てみたが、男の子も丸顔だよなぁ。

ちなみに女の子は、中国でも容姿が良いと評判らしい。
まぁ表現が“アリ”かどうかはともかく、容姿の良いパンダに期待しましょう。
新図書室には女の子パンダのぬいぐるみでも置きたいですねぇ。
パンダ、来~い。

2010年7月20日 (火)

反省なしか!

学校は夏休みに突入。
しかしサマーゼミもスタート。
ということで、学校に行ってもほとんど普通の日と変わらない。
今日も図書室では貸し出し対応をしたわけだが、むしろ普段より貸し出し数が多いくらい。
夏休みとは言えんなー、これは。

ところで、相変わらず仕事でバタバタしており、今日も来ていた図書委員に窓口対応をしてもらっていたが、またまた彼女はやってしまっていたな……。
カウンターには「あの」中学3年生。
お客は高2の常連さん。

中3の係「何番ですかー」(相変わらず無愛想)
高2の客「××××番です」
中3の係「はい(カチカチカチカチ)………、えー、何何?」(パソコンを見て激しく動揺)
高2の客「は?」
中3の係「どうしよどうしよ」(パソコンに表示された漢字の名前を読めずパニック状態)
高2の客「え、は?」(不安)
中3の係「あーあー、それに延滞してる延滞してるぅ!」(大騒ぎ)

コイツ、全く反省しとらんな。
先日高2のお客を中2と間違えるという粗相をして、しっかり叱って(いじめて?)やったのだが、何も変わっとらんじゃないか。
相手は先輩だぞ、ちゃんとお話しなさい!
確かに名前を確認するようにと言っているが、漢字読めなかったら「お名前は……?」とか尋ねればいいじゃん。
しかも貸出期限をちょっとオーバーした本が1冊あってくらいで大騒ぎしなくてもいいでしょ、目の前に本人もいるのに……。

やはり営業スマイルをしっかり教育する必要があるな。
とはいえ考えてみると、何で私がそんなことしなきゃいかんのか?
中学の礼法の授業に、正しい挨拶の仕方を覚えるはずだが、その学習項目の一つに「営業スマイル」も加えてもらいたいものだ。
(などと言ったら礼法の先生に叱られるだろうな)

おいおい、それに気付いてみたら、裏表紙の見返しに貼った用紙にハンコで押す、返却の期限日の日付が間違っているではないか!
特別に現在はすべて夏休み明けの9月2日が期限なのだが、日付が6月2日になってる……。
誰だぁ、誰がずらしたぁ!
「触ってませんよー」
「私もハンコは知りませんよー」

あ、……私でした!

ps:
本日早い時間帯に借りた方、期限日付が6月2日になっておりますが、9月2日の間違いでございます。
どうにか6月に戻って返せ、とは申しませんので、安心してお返しください。
失礼しました!