2013年5月27日 (月)

薔薇の園

ひびコレ!にも書いたし、写真も貼りつけておいたけど、バラ園が今すごいことになっておる。
ちょっともういい加減にしてくれよ、ってくらい咲き乱れている。
‥‥‥いえいえ勢い余って言っただけで、いい加減にしてくれなくていいんですけどね。

広報としてはこりゃやっぱり使わない手はないな、ということで、急きょ生徒モデルさんを呼んで写真撮影を実施。
滅茶苦茶忙しいらしいパンフレット業者さま、カメラマンさまもご協力ありがとうございます。
例年より満開になるのがだいぶ早いので、焦った焦った。

で、まずは中学生モデル4人が集まってくれたのだけど、何だか皆ちっちゃくてやたらかわいいぞ。
全員1年生で2か月前まではランドセルしょっていた子たち、制服もちょっと大きめというのもあるけれど、なんかお人形さんみたい。
バラ園横の渡り廊下を通っていく教員や高校生たちも、撮影している彼女たちを見て思わずかわいーかわいーを連発させる。
ほんとにもー、ずっとこのままでいてくれよ、と言いたくなるなぁ。
い、いやいや、高校生の皆さんがどーだとか言うわけではないんですけどね(必死)。

ちょっと風が強い時間があったのだけれど、アーチの上のバラが風に花びらを散らせたりして、めっちゃ鮮やかな情景になっておった。
ほとんどベルばらの世界だ(古いか!)。

それにしても、こういう時には必ずちょっかいを出してくる厄介が現れるもの。

「それで、オレはどこに入ればいいんだ?」
いえ、先生は必要ありませんので‥‥‥。

「せんせー、私のせくすぃーしょっとはいりませんかぁー」
いらん!

というか、君にそういう写真は無理だろう、‥‥‥などということは言わないでおくけどね。

今回の写真を広報で使うのはもうちょっと後だろうけど、ちと楽しみですな。
もっとも、今年のパンフレットなどにもバラ園や桜の綺麗な写真使っているんで、受験生のみなさん、ぜひご覧あれ。
もちろん、体育大会あたりに来校していただけたら、バラの匂いまでも体感できますので、ぜひどうぞ!

2013年5月20日 (月)

祝・新HP公開!

もちろん皆さん気づいていらっしゃると思うけれど、やっと公式ホームページがリニューアルしました。
案の定、公開した途端、あちこちからいろいろな指摘が来るわ来るわ。
いいですとも!
この際どんどんダメ出ししてもらおうじゃないですか!
どうせ直すのは業者さんだし(笑)

とは言うものの、原稿やら何やらを揃えていろいろ手続きするのは自分なわけだし。
うーん、なんて面倒なことを‥‥‥。
ちょっとした訂正なら自分でやってしまう方が圧倒的に楽なんですけど。

だいたいよく考えたら、更新回数の多い「ひびコレ!」とか「まったり図書館」は全部ブログ形式になっており、今回リニューアルした公式サイトには含まれない。
しかも最近はCMSというWebサイトの運営技術が進んでいて、ブログ同様、こちらで編集できちゃったりする。
確かに最初からサイトを作るという膨大な作業からはサヨナラすることはできた。
けれども日々の更新作業に関していえば、仕事量‥‥‥ほとんど変わってないじゃん!
もっと楽になるんじゃなかったのかー‥‥‥(泣)。
というのが、偽らざる司書教諭のココロの叫びである。

さて、そんなこんなで先日まで公開していたサイトのファイルを整理していたら、すっごく昔の学校ホームページのデータを見つけてしまった。
いやぁ、何か今見てみるとすっごいです。
笑っちゃいますわ、ホントに。
せっかくなんで、今日はちょっと趣向を変えて、共立女子第二中学校高等学校ホームページの歴史をまとめてみたりして。

とりあえず手元にあった一番古いデータは1998年版ですね。
ホームページ作成ソフトとマニュアル本だけで、まぁちょっと作ってみたという感じの、時代を感じるデザインですわ。

A1998

ね、すごいでしょ(笑)。
まぁとりあえず出してみた、という感じですね。
何と言ってもHTMLなんて全く分かっていなかったころの話ですから。
ちょっと恥ずかしいレベルの状態。
恥ずかしいなら見せなきゃいいのに、って言われそうだけど、とりあえず面白いから。
次、それから少し分かってきた翌年、1999年版

B1999

ちょっと綺麗になったけど、相変わらずシンプルですねぇ。
2000年版はこんな感じ。

C2000

TOPICSをTOPページに配し、更新がかなり多くなったころですね。
それでも相変わらずの試行錯誤状態。
お次は2002年版

D2002

この頃になると情報量がかなり多くなってきた感じです。
説明会の日程もホームページでチェックする受験生がどんどん増えてきた時期でしょうか。
次は2006年版。

E2005

この頃は新しい技術がいろいろ出てきて、もう頭が柔らかくない司書教諭にとっては厳しい時代に。
それでもがんばって、フラッシュムービーなども使ってました。
しかし技術の進歩についていけず、四苦八苦といった時期。
それでもこのデザインはかなり長く使われて、上の画像は2010年のものですね。

F2011

はい、ということで、つい最近まで公開していた2011年版。
さすがに進化しましたな。

まぁーとりあえず、大きな肩の荷が下りましたよ。
とは言うものの、さきほども書いたけど日々の作業量はたいして変わらないし、それにですねぇ、うーん、またちょっと新しいことも始めるみたいですよー。
いやぁ、私も経験ないんでちゃんとできるか不安なんですけどねぇ。
ま、期待せずにお待ちください。

2013年5月12日 (日)

生存しております

またまた久しぶりの更新となってしまった。
そろそろ司書教諭の生存確認に不安が感じられるレベルではないか?
いかんなぁ、と思っていはいるのだけど、もう何というか、ぐったりなのである。
一年の中でも4月から5月にかけては一番バタバタしている時期で、思考回路に全く余裕がない。

まぁこんなブログ書くのに思考など必要ないだろうと言われてしまいそうだが、そんなことはない。
思考せずに書いたらもっとすごい内容になってしまうぞ(笑)。
とにかく精神的に余裕がないのである。
もっとも、常に自分の人生そのものにすら余裕はないんだけど。

だがしかし、やっとここに来て広報の仕事は少し落ち着いてきた、ような気がする。
とりあえず大急ぎに進行していた今年の学校案内(パンフレット)も入稿が完了してただ今印刷中。
もうこっちでできることは何もない!
後のことは知らん!
どこかに間違いなど見つかっても「ごめんなさい」で済ませていただきますので悪しからず。
ちなみに来週18日の中学学校説明会では新しいパンフレットを配布できると思いますので、受験生のみなさんはぜひお出かけください!!

さらに次の水曜日、15日には学校の公式ホームページが全面リニューアル!
今回は学園全体のデザインに統一することになったので、やっと外注が実現!
ありがたやありがたや‥‥‥。
ホームページ作成の仕事から解放される喜びの大きさというのは、涙ちょちょぎれると形容できるほどである(古い?)。
とはいえ、新しいホームページに移行するにあたっては、学園側のデザインがすでに決まっている状態に現在の二中高サイトの内容を当てはめていかねばならず、これが結構面倒な作業で‥‥‥。
新しい原稿や写真を出さなくてはならない部分もかなりたくさんあって‥‥‥。
それでも学園側の担当者が精力的に動いてくれたおかげで、なかなかいい感じで仕上がってきています。
テスト用のサイトを見たところ、とても綺麗で使いやすそうなのでどうぞご期待あれ!

しかし、これですっかり楽になれる、というわけでもないのがちょっと残念なところ。
サイト管理の窓口であることは変わらず、むしろ今までのように自分のところでちょいちょいといじれば済むということではなくなったため、更新のスピードが落ちるのは否めない。
今までとは異なり、ちゃんと原稿などの資料をちゃんと作って担当者に渡さねばならず、またその確認にも時間がかかることから、手続きはかなり面倒になる。
運用を始めてみないと何も分からんというのが現状ですね。

あと、パンフレットにしろホームページにしろ突貫工事であることは間違いないわけで、きっと公開してからいろいろ問題が見つかるに違いないんですよね。
不思議なもので、何度も校正して確認しても完璧ということはないんだな、これが。
おそらくどこかに先入観があるからなのだろうけど。

ということで、腹が立つのは生徒がまたそういう間違いを見つけて嬉しそうに報告してくることである。

「先生、中学入試の国語の平均点が575点って高すぎませんかぁー」
げっげっ!(もちろん57.5点が正しい)

「先生、最新情報なのに全部去年のことになってますけどー」
ぎょぎょ!(2013年に入っても、最新情報の日付が2012年のままであったぁ‥‥‥)

「先生、アニメのバスのイラスト、右側にもドアがありますけど」
じぇじぇ!(逆側のイラストを描くのが面倒なので、左側のイラストを反転させただけで使ってしまった)

すべて今までにあった生徒からのいじめ、もとい、間違いの指摘である。
指摘する時のあのドヤ顔が忘れられない‥‥‥。

まぁいろいろと不安は尽きないのだが、見切り発車は得意とするところである。
おそらくどうにかなるであろう(というか、今さらなるようにしかならないし)。
生徒諸君は何か間違いなど見つけたら、こっそりと教えなさい。

以上、とりあえず生存報告。

2013年4月23日 (火)

ニヤニヤしてはいない

新年度が始まって二週間。
まだ仕事の方は相変わらずバタバタ感が収まらない。
まぁでも、図書館は中学1年生がけっこういっぱい来てくれていい感じ。
とは言え、毎年のことではあるのだけれど、やっぱり元気がいい。
って書くと聞こえはいいけれど、要するにうるさいということなんですけど。
まぁ特にこの時期は仕方ないかとも思うのであまり厳しく注意したりしないけど、それでも日に何回かは「もうちょい静かに」と言わざるを得ない状況ですな。
とりあえず可愛いから許しますけどね。

ところで、ウチの学校では「3-100」という読書活動が行われておる。
要するに中学・高校それぞれの3年間で100冊の本を読もう、という活動。
何年か前から行われていてすっかり定着している。
100冊読破すると表彰状となるわけだけど、読書家の生徒の中には1年間で100冊読んでしまう者もけっこういたりして。
で、中学1年生も読書記録用の「3-100」専用ノートをもらい、今は張りきって読書しているということですかね。

「せんせー、先生も3-100やってるんですかぁー?」
おー、1年生可愛いですねぇ、残念ながら先生たちは本は読むけどノートに感想などまとめたりはしてないんだよー。
「なーんだ、せんせーたちもやればいいのにー」
うーん‥‥‥確かにそれは一理あるかもしれんなぁ。
なかなか時間がとれないんだけどね。

「あ、でもそのノートの表紙は私が作ったのだぞ!」と司書教諭、ドヤ顔で語る。
「エー!」
「ヤダー(笑)」
バタバタバタバタ。
走り去る少女たち‥‥‥。

え?
何で「ヤダー」とか言われてバタバタと逃げ去られなくてはならんのだ?
ノートも別におかしなことないでしょー?

次の日その生徒たちを捕まえて問いただす、何でヤダーなんだ!
「えー、だってハートだしー」
「まぁハートはいいんだけど、それを先生がニヤニヤしながら描いてると思うと、ちょっとねぇー」

ははは‥‥
こっちは仕事でやっとんじゃい!!

あんまり堅苦しいのも面白くないから君たちに合わせて作っておるのだ!
だいたいニヤニヤしながら書いとるわけないだろーが。
見てたのかー、君ら見てたとでもいうのかぁー!

‥‥‥つい興奮してしまった、失礼しました。
とは言え、このノートのことを知らない人には何のことか意味が分からないと思うので、一応表紙デザインを載せておきましょう。

20130423_3100

どうでしょう、分かっていただけましたか?
100のゼロゼロの部分がハートになっているわけだけど、キュートでしょ?
見ようによってはキッチュかもしれんけど。

ちなみにその文字の後ろには、ずらずらーっと有名な作家の氏名が白抜き文字で綴られている。(本物はもうちょっと薄いけど)
女子中高生はこういうのを見ると色を塗りたくなったりするわけで、色を塗っている間に作家の名前を覚えられるのではないかという深謀遠慮の工夫もされている優れもの(自画自賛)!

うーん、でも彼女たちにはもしかしたら笑われているのかしらん?
生徒諸君、忌憚のないご意見お待ちしております。

もちろん貸出もお待ちしております。

2013年4月15日 (月)

自由だな

怒涛の一週間が終わった。
ぐぇ~。
新学期になって、溜まっていた仕事が雪崩のように押し寄せてきたわけであり。
まぁ、分かっていたことではあるのだけれど、キツかったですわ。

さて、先日図書館に侵入したクマの写真を載せた件であるが、案の定文句を言ってくる者が続いた。
「せんせー、あれ不自然でしょー、合成ってすぐわかるじゃん!」
「だいたいあんなクマ、日本にいないでしょー」

えーいごちゃごちゃうるさいわ!
むしろすぐに作り物だと分かってもらわなきゃ困るだろーが!
学校に本気の問い合わせとかきたらどーする!(こないだろーけど)

えー、写真つながりというわけではないのだけれど、先日行われた学校案内パンフレットの写真撮影の話。
今年も桜の咲く時期を待って、生徒のモデルさんを呼んで撮影しました。
それにしても毎年必ず感じることなのだけれど、中学生と高校生の、この笑ってしまうほどの違いはいったい何なんでしょう?
高校生はこちらの指示をしっかり聞いて行動してくれるわけで、ほとんど手もかからない。
一方中学生は‥‥‥バリバリ元気で好き勝手にやってくれますわ。

「じゃあ、そっちから歩いて来てくれるー」とカメラマン。
「みんなで一緒にジャンプするから撮ってくださーい」と突然暴走する中学生。
おいおい勘弁してくれ、時間も押してるんだからちゃんと指示に従いなさいよ、と司書教諭やさしく怒る。
「じゃぁ跳びますよー」
って、人の話全然聞いてないじゃん!

今度は三脚に設置された立派な一眼レフカメラを覗きこんだりして、みんな興味津津だぞ。
なーんか嫌な予感が‥‥‥。
「おーい、触っちゃだめだぞ、シャッター押したりすんなよ!」
「はーい」
カシャカシャカシャカシャカシャ

ごるらー!!!!
押しちゃってるじゃん、しかも連写してんじゃん!

君ら、自由すぎるわ!
そりゃデジタルだから、撮った写真はデータを消せば済む話だろうけど、そういう問題じゃないでしょー。
まぁモデル撮影なんて「ノリ」が大事だからカメラマンもニコニコして許してくれてるのだろうけど。

その後も勝手に走り回ったり、木に登ったり、気づいたら居なくなったり‥‥‥君たち、本当に自由だな。
もっともこの厄介な生き物が、あと3年も経てば今回の高校生モデルのようにしっかり落ち着いてくるのだから、教育というのはたいしたもんだな。

「いやぁ、まぁこの子たちは変わらないんじゃないですかー(笑)」
パンフレット業者の方、のたまう。
うーん、そう言われると否定できないのが辛いとこですが。
それでもちゃんとそれなりに成長しますよ、たぶん。(棒読み)

ところで、写真はちゃんと撮れたんかい?
ちと心配‥‥‥。

2013年4月 5日 (金)

【朗報】と【悲報】

【朗報】と【悲報】というタイトルにしたはいいけど、考えてみると両方とも司書教諭自身にとっての「朗報」だったり「悲報」だったりするわけで、読者の皆さまにはどうでもいい話。
じゃぁ何でそれを報告するんだ、って言ったら、要するに更新をさぼっていた言い訳をするためであります。
魂胆見え見えなので、あらかじめ白状しておく次第でございます。

まずは【朗報】。
念願であった学校の公式HP(ホームページ)の外注がやっと「本当に」決まりました!
要するに業者さまに作ってもらえるということ。
あの面倒な作業から解放される(たぶん)!
一応、5月頃には新しいHPに変更されることでしょう。
ちなみに学園全体で統一するので、現在の大学のHPと同じようなデザインになる予定。
それぞれのコンテンツの配置など新しいデザインに合わせなくてはならないので、そういった調整が面倒なわけだけど、まぁそれは仕方ないですね。
とりあえず、よかったよかった。

とは言え、業者さんにお願いするにあたってはいろいろ制限があるだろうし、更新時のデータのやり取りの手間が大変だろうし、ちょっとやってみないとどれくらい解放されるのか実はよく分からんのだ。
結局ちょっとくらいの直しなどはこちらでやっちゃった方が早いということになりそうだし。
まだまだ不安は解消されず‥‥‥。

次に【悲報】。
極めて個人的な話で申し訳ないのだけど、中学生の息子が腕の骨を折ってしまった‥‥‥。
サッカーの試合中に足をひっかけられて転んで腕をついたら、前腕がポッキリいってしまったらしい。
顧問の先生から連絡受けた時は、そりゃーびっくりしましたわ。
でも近くで審判をしていたその顧問の先生に、自分で手を上げて「先生、骨折れてまーす」と自己申告したそうで、それを聞いて驚きやら心配やらがさーっと引いていきましたわ。
というか、思わず笑っちまいました。
おまえはいったい‥‥‥。

もっとも前腕の二本の骨がいっちゃってて、あらぬ方向を向いているような状態だったわけで、笑いごとではないのだけど。
とりあえず手術や入院やらはしなくて済んだのはよかったものの、長いギプス生活は免れない。
大変だわー。

ということで、あんなこんなでせっかくの春休みは慌ただしく落ち着く間もなく過ぎ去っていったのである。
ということで、ブログの更新もままならぬ状況だったのである。
ということで、更新できずにごめんさい。

いえね、更新しようとは思っていたんですよ、ホント。
特に4月1日にはぜひいろいろと書きたかったんだけど。
ちょうどその日は病院で満開の桜を見ながらため息ついてたわけであり。

あー、せっかくだからここで用意してあった写真を載せちゃいましょうか?
いえね、実は休み中に冬眠から覚めた熊が図書館に入ってきて大騒動になったんですよ。
それをご報告しようと思っていたんです。

20130404kuma_2

ほらね。
でかい熊さんがのっしのっしと図書館を闊歩しておるでしょ。
まぁ写真アップするだけだったら、やろうと思えば簡単にできるんですけどね。
気持ちが乗らなかったというか、何というか。
あくまでもこれ、4月1日に載せるつもりだった写真ですからね、念を押しておくけど。

本当は「ひびコレ!」の方に出しちゃおうかと思ったりもしたのだけれど、さすがにそれは怒られそうだなぁーと思ったので自制。
「まったり」ならいい、ということもないかもしれないけど(笑)。

まぁ新年度に入ったわけで、今年度もまったり続けて行きますのでどうぞよろしくお願いします。

2013年3月21日 (木)

春休みです!

年度末の様々な行事も終わり、春休みに突入。
ほっと一安心。

ただ、春休み前はちょっとバタバタしましたな。
休み前にやっておかなければならない多くの仕事に追われていたし、図書の貸し出しに関してもいろいろと問題が‥‥‥。
実は貸出管理のシステムは春休み中に更新作業があるので、休み前にすべての図書は返却することになっている。
ということで、春休み明けまで本を借りるということは基本的に不可。
ただし、どうしても借りたい生徒は手書きの貸出カードを提出することで特別に貸し出すという奥の手もあることはある。
今まで長期延滞をしてきた生徒はお断り、という条件付きだけど。
けれども、こういう時に限って、本を借りたいと言ってくるそういった困ったちゃんがいる。

「先生、何で貸してくれないのよぉー!」
「春休み中ダメってちゃんと通知してるだろー!」
「何か書けばいいんでしょ?」
「だからそれは君のように平気で2カ月も3カ月も借りっぱなしにしている問題児は除くと書いてあったろーが!」
「先生、それ差別ですよ、生徒に嫌われますよ、いいんですか、知りませんよ」
「え~い、うるさい! 本望じゃ!!

先生稼業、嫌われてナンボ!
生徒にヘーコラして務まらんわ(ヤケ)!

うむ、しかしだからと言って図書館を嫌いになってもらっては困るぞ。
ここはひとつ、今流行りのセリフで宣言しておこう。

「図書館のことは嫌いでも、
  司書教諭のことは嫌いにならないでください!」

あ、間違えた。

「司書教諭のことは嫌いでも、
 図書館のことは嫌いにならないでください!!!!」 ┐( ∵ )┌

よい春休みをどうぞ‥‥‥。

2013年3月11日 (月)

共立第二ミステリー「鬼面学園」

ちょっと時間を遡っての話。

先月のはじめに中学校の入試が行われた。
玄関ホールも受付用の机を出したり掲示板を出したりして模様替え。
図書館の本を返すためにホールに置かれた返却ポストは模様替えする必要などないわけだが、なぜかちょっとした変化が‥‥‥。
返却ポストの上に、いつの間にか赤鬼の面が置かれていたのである。
何ですか、これ?

20130309oni

当初、節分が間近であったことから職員のだれかが置いたのだろうと呑気に考えていた。
「福が来ますように」と書かれた升の上に置かれていたし、ご丁寧に鬼の役割についての新聞コラム切抜きまで付いていたわけであり。
本を取り出すのに邪魔なんだけど、季節ものだし、まぁいいか、と特に気にもせず受け入れ。

しかし節分が終わってもそれは置きっぱなし、誰も片付けない。
さすがにちょっと心配になってきたぞ。
とりあえず情報通の事務のお姉さま方や先生方にちょっと尋ねてみたけれど誰も何も知らないと‥‥‥。
不安だ。
もしかしたら何か深い意味があるんじゃないか?
節分だから、というのは実はフェイクで、何やら激しい恨みが込められた「怨念の鬼面」ではないのかぁ!
そんなことを心配するほど何か身に覚えがあるのかと言われるかもしれないが、何度も言ってきたようにそんな覚えはいくらでもあるぞ、自慢にはならんが。

仕方がないので、職場に導入されているグループウェアの掲示板を使って、全職員に情報を求めることに。
すると、高校3年担当のある先生から貴重な情報が!

「この前入試のお手伝いに来ていた高3の生徒が鬼のお面持ってたよ」
「!」

進学する大学がすでに決まった生徒は入試運営のお手伝いに参加してくれたりする。
ただ、もうすでに高3は基本的に登校していない。
ということで、高3の登校日を待って、事情を知っているらしいその生徒を呼び出すことに。
何ですか、これ?

「すいません、本当は図書館のカウンター前に置こうと思ったんですけど、入試の日は図書館が閉まっていたので仕方なく玄関の返却ポストの上に置いたんです」
なるほど。
いや、なるほどじゃない、それはそうとして、何でこんなの置いたわけ?

「いえ、面白いかな、と思ったので」
は?
「突然こんなのが置いてあったら先生がどんな反応するか面白そうだったので」
え?
「おかしな反応して、またブログにいろいろ書いてもらえるかと思って」
「‥‥‥それだけ?」
「はい、それだけです」

はぁー!?

それだけのためにわざわざこんなすごいお面作ったわけ?
美術の先生が、あまりに出来がいいので生徒の作品ではないだろう、と言ってたくらい手間かかってるじゃん!
しかも新聞の切り抜きまで展示できるようにして。

「あ、その切抜きは母が『こんなのあったよー』とか言って用意してくれたんですー」
へ?
「って言うか、もともと先生のブログ読んでいた母に、『あなた暇だったらこんなことやってみたらー』って言われたんでお面作ったんですよー」
「‥‥‥ハハハハハ母母」
「ははははは」

‥‥‥おかあさん、共犯じゃん!!
というより、むしろ教唆犯。
実行犯より悪質な教唆犯でしょー。

まぁとりあえず怨念の込められた鬼面でなくてちょっと安心しましたけど。
それにしてもこの鬼、どうするの?

「あー、それあげまーす」
いやぁー、まぁお気持ちは嬉しいんだけど、これってどこに飾ればいいのやら。
カウンターの前のかわいい奴らと一緒に置くのもちょっと‥‥‥。

20130309oni2

ね、おかしいでしょ、どう考えても。
シュールだ‥‥‥。
まぁ置く場所はおいおい考えましょうか。

そういえば以前、バレンタインの時にも書いたと思うけど、まだ疑っていた方にもう一度言っておきましょう。
これでお分かりいただけたかと思いますが、こんなに手の込んだいたずら、
本当にやるんですよ、この子たち。

まぁでもいいんですけど。
おもしろかったので許します。
なんて書くと、また「そうか、おもしろければ何でも許されるのか」と都合よく考える生徒が出てきそうなので断っておくけど、そんなことはありませんから。

「何でも許される」ことはありません、せいぜい「たいがいのことは許される」くらいかと。

2013年3月 8日 (金)

オリジナルをぜひ‥‥

先日、犬の名前付けで悩む生徒に「長宗我部元親」にしなさいと言った、という話を書いたわけだが、早速クレームが来てしまった。

「先生、長宗我部元親さんを犬の名前につけるなんて、ひっどいじゃないですか!」
おっと、元親ファンもいたかぁ‥‥‥。
愛すべき犬につける名前なわけだから、悪い意味ではないんですけどねぇ。
まぁ不快に思われたのなら申し訳ない。
失礼しました。

しかしファンがいるってことは、長宗我部元親もゲームに登場するわけですね。
ということでちょっとネットで調べてみたけど、とりあえずそのイラストを見ておったまげた!

何かすごいぞ。
とても戦国武将という感じではないな。
第一、隻眼じゃん!
隻眼と言えば伊達政宗なわけだけど、長宗我部元親(ゲームでの表記は長曾我部)は隻眼じゃないでしょー?
ちなみに「隻眼」というのは片方の目が視力を失って片目になっていること。
それになぜか海賊として設定されとる!

まぁゲームなんだし、ストーリーもキャラクターもいろいろ史実と異なる設定になるのは当然なのかもしれないけれど。
それにしてもいじりすぎでは‥‥‥。
ちょっとアレンジ、という感じではないのだけど。

だいたい、長宗我部元親ファンであれば、これほどまでにキャラ変されてしまっていることにまず怒り、クレームを発信するべきではないか!
‥‥‥と思ったけれど、ファンと言ってもゲームキャラのファンなわけだから、元がどうかってことは関係ないんでしょうね。

うーん、これでいいのか、歴史教育‥‥‥。
オリジナルキャラもちゃんと学習しておくように願いたい。

2013年3月 5日 (火)

今でしょ!

現在、今年度最後の定期考査真っ最中である。
ということで、貸出は中止しているわけだが、テスト直前まではちゃんとカウンターを開けていた。
まぁ朝読書もあることだし、調べものする生徒もいるかもしれないし。
しかし直前になっても何冊も本を借りていく生徒がそれなりにいるわけで、本当に大丈夫か不安になる。
つい勉強は大丈夫か、やる時間あるのか、などとどうしても訊きたくなるわけであり。

そう言えば、試験前日に借りに来た生徒にちょっと訊いたところ、こんな答えが返ってきた。

「こんなに借りてテストは大丈夫なの? 勉強はいつするんだ?」
「いつやるのか?
‥‥
‥‥
後でしょ!」

 

今でしょ、だろーが!!