2012年11月20日 (火)

猫ってヤツは‥‥‥

気持ちのよい朝学校へ向かおうと家を出てみると庭先に綺麗な猫が座っていてこちらを見ているのでおお可愛いヤツだと目を細めていたわけだが近寄っていっても微動たりせず全く逃げようとしないのでちょっと変だぞと思いさらに近付くと突然バッと逃げ去ってその後には何か湯気のたつモノが置かれていたのであった。

あ゛ーー!

何ということだ!
いつぞや犬が庭に侵入し用を足して去っていったのを見たことがあり、それ以来庭でそれを見つけるたびにまたあの犬か!と怒っていたのである。
しかし間違いであった。
犯人はよく庭で見る、ぱっと見た目綺麗なあの猫なのであった。
最近何度も発見されていたそれは、オマエのだったのかぁ!

いや、分かりますよ。
せっかく女子校のブログを読みに来たのに、なんでそんな湯気のたつモノの話など読まねばならんのだ、とご立腹されるお気持ちはよーく分かります。
しかし今日は朝からそのせいで腹立ったままだったので、お願いだから寛大なお心でお読みください。
ぶちまけさせてください!(泣)

実は密かに図書館猫計画を立てていたのだけれど、何か裏切られたような気分なのだ。
図書館猫というのは、まぁ要するに図書館内で猫を放し飼いするわけ。
けれども、せっかく買った高価な書籍の上でじっと何かをしている猫の姿が思い浮かんでしまい頭から離れないのである。
うーん。

図書館に猫といっても、何じゃそれはと驚く方もいるかとは思うけれど、実は有名な実例が。
開館と同時に利用者を玄関で迎え、館内では利用者には迷惑をかけずに過ごし、皆から愛され続けた猫がアメリカのスペンサー公共図書館にいたわけであり。
このことを綴ったのがヴィッキー・マイロンの『図書館ねこデューイ』で、これはウチの図書館でも配架中。
生徒諸君はぜひご一読を。

こういうのいいのぁとずっと思っていたわけだけど、まぁ現実問題として学校図書館で猫を飼うというのは困難だし、きっといろいろなところからストップが入るだろうなぁ。
だいたい、実際に飼うとなったらそんな簡単なことじゃないだろうし。
いい加減なヤツだと指をさされる司書教諭にできることではないな。
猫アレルギーの生徒もいるだろうしな。

そういえば以前、生徒にその図書館猫計画を話したことがある。
「先生、じゃぁウチのミーちゃんを連れてきてあげるよ」
「ウチのタマも授業中は図書館に放していいよ」
「アンソニーはチワワだから図書館内でも飼えると思うよ」
‥‥‥それ、犬じゃん!
(名前はうろ覚えのため仮名)
っていうか、そんなんじゃ図書館ではなくて動物園になってしまうだろー。

と言いながらも、通いで図書館猫(犬でもいいか?)計画は頭から捨てきれずにいるのである。
実現はいつのことやら。

2012年11月13日 (火)

シルバーだったのである。

読書週間は終ったけれど、ノベルティグッズプレゼントは継続中。
やはり彼女たちの「くれくれエネルギー」は想像以上であった。
特に中学生、何かすごい勢いで借りていくぞ。
まぁキャンペーンとしては成功かもしれないけれど、常連が多いのでそこはちょっと問題。
新規獲得が一番の目的なんだけどね。
それでも普段あまり見ない生徒も確かに来ているので多少は効果ありですかね。
とりあえず来週までやります!

さて最近入った本では、全国有料老人ホーム協会が編んだ『シルバー川柳』がおもしろい。
タイトルからして、『シルバー川柳 ~ 誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ』って、それだけでけっこう笑える。
しかし、しばらく読んでいるうちに笑いがだんだん引きつってきて、最後には司書教諭の顔から完全に表情が消えたのであった‥‥‥。

これって、身に覚えがあることばっかりじゃん!?

たとえば、

◆『改札を 通れずよく見りゃ 診察券』
‥‥‥先日出勤管理のタイムレコーダーに身分証明カードをタッチしてもピッと音がしないので何で反応しないんだと腹を立てた司書教諭であったがよく見るとそれはコピー用のカードであった。

◆『躓いて(つまずいて) 何もない道 振り返り』
‥‥‥職員室から図書館へのわずかな距離の通路なのにその間だけで二度つまずいて転びそうになったことがある、何もないところなのに。

◆『立ちあがり 用事忘れて また座る』
◆『探しもの やっと探して 置き忘れ』
‥‥‥図書館から職員室に資料を置きに行き先生たちと話をしてそのまま資料を持ち帰ってしまうこと多数あり。
‥‥‥行方不明になった書類やCD-ROMなどを事務室中探してやっと見つけいざ使おうとしたらそれをどこに置いたか忘れてまた探す羽目になったこと多数あり。

◆『名が出ない 「あれ」「これ」「それ」で 用を足す』
‥‥‥日常的にこの状況ではあるが最近は特に作家の名前が出てこない。
「先生、『〇〇〇〇〇』書いた人って誰でしたっけ?」
「あー、そりゃあれだよ、あれ」
「あれって誰ですか?」
「だからぁ、あれだって、あれ」
「分かりませんよ!」
「えーい、『あれ』でちゃんと察しなさい!」
無茶苦茶である。

◆『妻の愚痴 頷いてたら 俺の事』
◆『指一本 スマホとオレを つかう妻』
‥‥‥コメントは差し控えさせていただきます。(怖ろしすぎる)

やはり自分に当てはまることが多い‥‥‥(泣)。
シルバーと呼ばれるまでにはまだまだ時間があると当然のように思っていたのだが、すでに体半分くらいはシルバーということなのだろうか?
凹んだ。
本格的に凹んだ。

もっとも、早いとこ引退して、こたつでミカン食べながらずっと本でも読んでいたいという願望も強いわけで、ま、いっか。
シルバー、バンザイ!

2012年11月 6日 (火)

一応、読書週間(その2)

先週、ハロウィンという名のお菓子強奪祭があった。
突然多数の生徒が図書事務室に入ってきて、「とりっくおあとりーと、とりっくおあとりーと」と騒ぎたてる。
ご存じのとおりハロウィンは、子どもたちが近くの家を訪ねては「Trick or treat(ご馳走をくれないと悪戯するよ!)」と言ってお菓子をもらっていくわけである。
なるほど、それに乗じてお菓子をもらいに来たのか、でもひとこと言わせてくれ。

君たちお菓子に関係なく普段から悪戯してるじゃん!!

そんな司書教諭の心の叫びなどまったく気づく様子もなく、生徒はひたすらお菓子を目指す。
「とりっくおあとりーと!」
「ないない、お菓子などない、しっしっ(追い払う)」
「あー、ここにチョコあるじゃないですかー!」
ちっ、アーモンドチョコ、見つけられちまったか。
「えーい、もういいから、ほれ、持ってけぇー」

結局チョコレートをごっそり持ってかれた。
しかし横にあったハッピーターンは死守したぞ。
ふっふっふっ。

それにしても彼女たちの「くれくれエネルギー」はすごいな。
このくれくれエネルギーをうまく利用しなければいかん。

ということで、本題である。
読書週間ということで、現在図書館では特別企画「ノベルティーグッズ・付録プレゼント」を実施中。
本を借りるとプレゼント応募用紙がもらえ、好きなグッズに応募できる。
生徒たちの「くれくれエネルギー」を利用したあくどい、もとい、巧妙な図書館呼び込み企画である(そんな大げさなものではないが)。

もっともグッズと言っても、出版社がよくやる全員プレゼントの賞品とか、雑誌の付録についてきたバッグなどで、決して高価なものではない。
とはいえ、ただでもらえるとなると、とりあえず手を出したくなるのが人間の性(さが)というものであーる。
キャンペーン企画を始めて間もないのだけど、何かすごい勢いで応募してきてるな。
高校生くらいになるとあまり興味を示さなくなるのだけれど、中学生諸君はけっこう食いついてきてくれる。
まぁ行事でも何でも、こういうのは楽しんだもの勝ちだからね。

「先生、もっといいモノ賞品に出してくださいよ!」
あー、こういう勝手なことを言ってくるヤツが必ずいるんだなー。
「学校なんだし、そんな高価なものは出せませんよー」
「そんなことないですよ、探せばきっとありますって」
「いーや、にゃい!」
「あ、この前話していた、かもめーるで当たった切手シートとかいいじゃないですか、あれだって貰いものなんだからもともとタダじゃないですか!」
ギ、ギクッ。
「いや、あれは駄目なんだよー、あれは金券だから、学校景品法という法律で金券は賞品にしてはいけないと規制されているわけで、出したい気持ちはやまやまなのだけれど、残念ながら駄目なんだー」
「‥‥‥(疑惑の眼差し)」

ブログでうかつなことを書いてしまうと、あとあと面倒なことになると最近よーくわかってきたな。
まったく、学校景品法に救われたぜ。
とろこで「学校景品法」なんて法律あるんですかね?(まず、ないだろうけど)

2012年10月30日 (火)

一応、読書週間

読書週間に突入したこともあり、司書教諭としてはやはり本の話をすべきでしょうね。
図書館のブログなのに、本の話なんていつしたか記憶にない、というのはどう考えてもマズイわけで。
ま、何を今さら、という感は免れませんけど。

今学校で一番読まれているのは何かというと、『カゲロウデイズ』の1巻、2巻。
まぁ大人世代には「?」という感じだろうけど、これが配架してからずっと予約入っているし問い合わせも多数。
生徒からリクエストがあって買ったのだけれど、それにしても何でこんなに人気があるのか分からん。
ということで、生徒に訊く。

「何これ、アニメ化でもされたの?」
「いや、動画ですよ、もともとはボーカロイドの曲です」
「ボーカロイド? 何、漫画じゃなくて音楽なの?」
「その、自然の敵Pって人が作曲して、自分で小説にしたんですよ」

あー、そういうパターンか
何か難しくなってきたなー。
だいたいその自然の敵Pの「ぴー」って何だよ?

生徒A 「なんか作曲する人って皆後ろに『ぴー』つけてるんですよねー」
生徒B 「『家の裏でマンボウが死んでるP』なんて人もいますよ」
司書教諭 「『いえのうらでまんぼうがしんでるぴー』? 何だ、それ?」
生徒A 「とにかく『ぴー』なんですよ、ぴー」
生徒C 「あの‥‥‥プロデューサーのPじゃないんですかー?」

あら、そうなの。
ボーカロイドって作曲家じゃなくてプロデューサーって感覚なのか。
そういえば『悪ノ娘』の著者も『悪ノP』とか言ってたぞ。
ということでちょっと調べてみたら、やはり基本的にはプロデューサーのことらしい。

まぁボーカロイドもニコニコ動画でちょっとは見たり聞いたりはしていたけれど、最近はまったく見てない。
何かメディアミックスも進んで、何だかやたらと複雑になってきたな。
年寄りにはついていけんわぁ。
この本も生徒に言われた時はただのライトノベルかと思ったんだけど。
ライトノベルもそうなんだけど、生徒の方がよっぽど詳しいから、どうも立場が逆になってきた気がする。
もっとも生徒の意見だけ聞いてるとその手の本だけ買うことになってしまうわけで、そりゃさすがにマズイんですけど。
先日、最近アニメ化された小説は何かという話をちょっとしたら、次の日には生徒の一人がここ2~3年くらいの作品を画像入りの一覧にまとめてプリントアウトして持ってきた。
全部買え、っていうことかしらん。
そいつだけは、ごかんべんを‥‥‥。

あー、いかん、結局ゆるーい本の話しか書けんかった。
とりあえずボーカロイドつながりで、ちゃんとした本(というと語弊があるかもしれんが)も一冊くらい紹介しておこう。
阿部和重『クエーサーと13番目の柱』はいかがだろうか?
主人公は某アイドルグループに対し、パパラッチ行為をして雇い主に報告するモニタリングチームの一員。
で、このアイドルグループ「エクストラ・ディメンションズ」というのが色物系で、生身の人間は一人だけ、他はロボットとボーカロイド・キャラクターというすごいメンバー設定。
もっとも初音ミクがホログラムでコンサートする時代だから、決してすごいってことでもないんですかね。
情報化社会の闇を見る上でもなかなか興味深い内容でありました。
ちなみに阿部和重は2005年に芥川賞を受賞した作家。
いろいろなタイプの作品書いているんで、興味のある方はどうぞ。

よし、最後の最後にちょっとだけ司書教諭らしい仕事したな。
(‥‥‥これだけかい!とか突っ込まないように)

2012年10月23日 (火)

定期考査がキター

今日から学校は定期考査に突入。
ちょっと前に夏休みが終ってしまったと嘆いていたばかりなのに、いやぁ、時間が経つのは早いもの。
図書館もテスト前は自習する生徒が増えて、いやがうえにも緊張感が増してくる‥‥‥はずなのだけれど、昨日は卒業生が「先生ー、お腹すいたー、お菓子あるー?」などと騒いでやってきた。
できれば人違いじゃないですか、とでも言って関わるのをやめたかったのだけれど、まぁそうもいかない。
まったく、やってることは小学生だな。
大学生になってもお騒がせなヤツだとため息もでるが、まぁ充実した生活を送っているようなので(いろいろな意味で‥‥)、ヨシとしますか。

卒業生と言えば、土曜日には同窓会の総会、および懇親会が催された。
今回は40周年の記念総会ということなので、様々な世代の卒業生が多数来校。
初期の卒業生の皆さんが特にたくさん参加されたこともあり、私のような若い教員(もちろんネタです)には知らない方も多い。
それでも20年前くらいの卒業生とも話すことができて、なかなか懐かしいものであった(←若くないことバレバレ)。

一方、比較的最近卒業した生徒からはこんな非難を受ける。
「先生、私が本返したって言うのに、ずっと返せー返せーって言ってたでしょー」
「え、そうだっけ?」
「そーよー、ちゃんと返しましたからねー!!」

うーん、すまんがまったく記憶が無い。
だが返さないままだったら、蛇のように粘着質の司書教諭が卒業後もネチネチと「返せー返せー」と言い続けることだろうから(ホラー映画に近いな)、おそらく何らかの決着をみたのであろう。
ま、いい加減ですけど。

定期考査の準備に勤しむ在校生諸君、君たちも20年後に胸を張って同窓会に来られるように勉強がんばってくれたまえ。
先生方も皆、君たちが来てくれるのを待っているぞ。

うん、司書教諭、今日はいいこと書いたな(自己満足)。
‥‥‥と思ったけど、もうその頃には司書教諭はもう退職して居りませんな‥‥‥。

 


ps.今日の懺悔

その1
「ひびコレ!」の「同窓会総会」を「同好会総会」としてしまいました。
自ら発見して訂正しました。
ざんげです。

その2
同じく「ひびコレ!」の「同窓会総会」
10月20日開催のところ、10月19日と書いてしまいました。
同僚の先生よりダメ出しぶっこまれました。
ざんげ。

2012年10月17日 (水)

凹む。

司書教諭、凹んでおります。
このところ様々なミスを指摘されてはいたが、へ、もう慣れちまったぜ、いちいち凹んでいられないぜ、などということを書いた。
書いてはみたが、さらにこれでもか、これでもかとダメ出しをされ、凹まずにはいられない今日この頃。

その1
顔面蒼白の生徒がやってきて、ぼそっと言う。
「先生、ひびコレ、高3修学旅行になってた‥‥‥」
「は?(←何がダメか分からない)」
「いや、だから高3って」
「‥‥‥あ、(←やっと気づいたな)」
中3修学旅行に続いて高校の修学旅行も編集してたので、本当は高2なのに、つい高3って書いてしまいましたぁ!
急いで修正。
それでも何人の、いや何十人の、いや何百人の(ってことはないだろうけど)読者に笑われたことであろうか‥‥‥(泣)

その2
某先生さまから電話が入る、ギクッ。
「太宰府天満宮、大宰府になってるよ」
あぁぁぁ、やっちまいました。
もうずっと前から九州修学旅行のことはいろいろなところで書いているから、「太宰府」と「大宰府」の違いはよく分かっているつもりなんだけど、すぐに忘れちゃうんですね、これが。
がっっっくり。
簡単に言ってしまうと歴史的名称か、地名か、あたりの違いなんだけど。
この件は福岡の観光サイトに詳しいので、気になる人はご覧あれ。
http://yokanavi.com/jp/concierge/article/201
すぐに修正!

その3
ん年前までは学生であった女性教員と話していたところ、前回お騒がせした「~」の件が。
「そう言えば『~』ですけど、学生のころ、けっこう私も使ってましたよ。」
え、そうなの?
「友達とのメールとか、こう、かわいい感じにしたい時って『ー』をいちいち消して『~』に直したりしてました、最近は使わないけど」
あらあら。
ま、確かにあちこちで見かけるんですけどね。
そう言えば私の最近のお気に入り、つば九郎の本『みんなで、えみふる!』やつば九郎のブログでも、「やくるとすわろ~ず」とか「ぱとろ~る」とか書いてあったな。
でもね、「かもめ~る」だけは許せません!
反論は認めない!
いや、何でって言われても困るんですけどね。

まぁ、あれやこれや、皆さん、失礼しました。
どうぞ温かい目でお見守りくださいませ。
あるいは、スッパリ諦めてくださいませ。

司書教諭はしばらく凹ませていただきます。
しばらくって、いつまでかと言うと、ま、30分くらいですかね。

2012年10月 9日 (火)

かもめからる

前回の記事を読んだ生徒がわざわざやってきて、得意満面で言い放つ。
「先生ぇー、また間違ってるみたいですよー」

またか!
もうこちらも慣れてきてしまい(というのも問題あるけど)そうそう驚きもしないのだが、それが重大な誤りならやはりまずいなぁ、ということでやはり冷や汗。
今度は何をやらかしたんだ、自分‥‥‥。

「『かもめーる』って書いてあったじゃないですか、あれ違うでしょ」
「は?」
「『かもめーる』じゃなくて、『かもめ~る』ですよねー」
「‥‥‥な、なんですかぁ?」

それだけかい!
実際は紙に書くわけではなく、指で「こうですよね」と空中で書いて見せるわけで、余計わけがわからなかったのだが、どうにか理解した。
それにしても何で「~」なんだ?
それって、「かもめえる」と読めるのか?
もしかしたら「かもめからる」とでも読んじゃうじゃないのか?
え、どうなんだー!

「いえ、私にそんなこと言われたって困りますけど。でも間違いは間違いですから!」(どや顔)

何かすごい理不尽だと憤って調べてみる。
この「~」(波ダッシュ)は、やはり日本語では「から」と読んで範囲を表すことが多いけれど、他にもいくつかあって、確かに「ー」(長音符)の代わりに使うこともあるんだな、これが。
一般的には「ー」よりも長いことを示すとか。

うーん、でもやっぱり何か腹立つなぁ。
何でわざわざ「~」を使うのかわからん、誰か教えてくれー。
(もしかして、皆知ってるようなことなのかしらん?)
まさか、記号が「かもめ」に似ているから、なんてね‥‥‥。

それにしても、やはり生徒のどや顔がどうしても許せんので、今後個人的に「かもめ~る」は「かもめからる」と読むことにしてやるぞ!!
前回の記事も訂正せんぞ!
許して下さいと言っても許さんぞ!(誰も言わないだろうけど)
また来年切手シートが当たったとしても許さん!
A賞の賞金5万円だったらすぐに許すけど。

2012年10月 2日 (火)

かもめーる万歳

先日郵便料金を調べる必要があって郵便局のホームページを見ていたら、かもめーるのくじ当選番号が発表されているのに気づいた。
「かもめーる」はご存知の通り(?)、日本郵便が発行している暑中見舞はがきであり、年賀はがきと同様くじがついているわけだが、例年それほど話題にならない。
年賀状に比べると圧倒的にマイナーなのでちょっとかわいそう。
司書教諭のところにもそれほど届かないのだが、広告の業者さまから何枚かいただいていたのを思い出し、ついでにちょっと調べてみた。
そしたら、当たってた!!!!!

びっくりした。
かもめーるのくじは賞品も2種類だけ。
A賞が現金5万円!
番号は3桁で、何と10万本に1本しか当たらない。
B賞は切手シート
番号は3桁が2種類、よって1000本に2本の当選となる。

で、見事A賞が当たった、と言えればめっちゃ嬉しいのだけれど、そう甘くはなくB賞の方。
それでも500分の1の確率だから、たいしたもんだ。
懸賞運は全く無い人間なので、こんなもんでも、奇跡に近い。
おそらく司書教諭の人間性を疑う読者諸君が多く、ウソをついているのであろう、と思われそうなので証拠を掲載しておこう!

20121002 証拠1

20120930 証拠2

どうだぁ!
ちゃんと交換してきました。
当選番号下3ケタ「176」。
年賀ハガキの切手シートと違って豪華!
50円×10枚!

ということですぐに引き換えに行ったわけだけど、窓口で「かもめーる、当選したんで引き換えてくださーい」とはがきを出したところ、窓口担当者だけでなく、近くにいた局員数人の視線が一斉にこちらに向く、珍しいものを見るかのように。
み、皆さん、ど、どーしたんですかぁー?
何にも悪いことしてないですよー。
小心者は冷や汗たらたら。

「いやぁー、なかなか当たり出ないんですよねー」
「ホント、おめでとうございますー」
「おめでとーございます」

おっと、本当に珍しかったんですね。
まぁ需要自体がおそらくすごく少ないだろうから、こういう感じになるんだろうな。
それにしても、まさかこんなに驚いて祝福されるとは思わんかった。
小さな局だから、たぶんほとんど引き換えに来る人、いないんだろう。
なんか、すっごいHAPPYな気分になったぞ。

ということで後日、図書館に来ていた生徒に「どうだ、いいだろー」と見せびらかす。
事の顛末を話していい気になる司書教諭。

「でも、先生、これって広告の業者の人にもらった暑中見舞いなんでしょ?」
「そういうこと」
「それじゃ、当然切手も仕事で使うんですよね?」
「へ?」
「そんな、まさか自分でネコババしてプライベートで使うわけないですよね、先生ともあろうものが」(うすら笑い)
「そ、そんなこと、するわけないじゃぁないですか」(震え声)

しくじった。
生徒になど見せるんじゃなかった。
こっそり持ち帰っちまえばよかったぁ。
‥‥‥なんてことは言いませんよ、そりゃあなた、せーしょくしゃですから‥‥。

(泣)

2012年9月25日 (火)

外国人ではない。

先日、「最近はまったり先生とか呼ぶ生徒が出てきた」などという話をしたが、それがやや増殖する兆しを見せているので押さえこもうと必死だ。
そんなことをブログに書いた方が悪い、と言われればその通りなのだが。

だいたい、昔からまともに本名で呼ばれたことがない。
司書教諭なんてやっていると、生徒もなかなか名前を覚えてくれないという事情もある。
新入生には自己紹介する機会はあるけれど、一回話しただけじゃ、そうそう覚えられるものではない。
普段話す時は「図書館の先生」くらいで十分通じるわけだし。

まぁ、さすがに常連の方々は名前くらいは知っているようだが(ホントか?)、それでもまともには呼ばれない。
よくわからないが、かなり前から「ジョニー」と呼ばれる。
誰が外国人なんだ!
思い起こしてみると、単に背がヤケに高いことから、外国人っぽいということで呼ばれ始めたような記憶がある。

しかし何で背が高いと何でも外国人ということになるんだ?
まぁ、ウチの学校には同じくらい背の高い教員があと二人いて、昔は三人揃うと外人部隊などと呼ばれたりしたものだが。
それにしても、あまりにも安易な発想ではないか!
だいたい、外国人名はともかく、何でその中でも「ジョニー」になったのか全く不明!

もっとも、それ以前にも、あまりまともに呼ばれたことがない。
同じ名字の先生が他にもいることから、ずっと名前で呼ばれていたが、その名前の漢字の読み方が難しくて正しく読んでもらうことがほとんどなかった。
国語を教えていた頃は、正しい読み方を生徒が分かっていないことに腹が立ち、定期考査での漢字の読みの問題として自分の名前を出題してやろうと考えた。
まぁ、考えただけで、校長に怒られそうなので実現はしなかったが‥‥‥。

ちなみに大学時代の授業で、いつも授業をサボってテストの時だけ出てくるような学生があまりにも多かったため、テストに「私の名前は何でしょう?」という問題を出した教授がいたらしい。
うん、やっぱりそれもありだな。

話は戻るが、最近は違うパターンも出てきた。
「ちはっ、ジェームス」
「‥‥‥誰がジェームスだって?(睨む)」
「いや、私、ジョニーっていう知り合いがいるんですよ。一緒だと紛らわしいから、先生はジェームスにします」
なんじゃ、そりゃ!?
だいたい、何でジョニーなんて知り合いがいるんだ?
まさか夜な夜な六本木あたりに繰り出してんじゃないだろうな!(妄想)

「本当はウチの母親が間違えて先生のことステファニーって言ってたんでそれでもいいかと思ったんですけど」
ははははは‥‥それって女じゃん!!

いや、もちろん、男名だったらいい、というわけじゃないんですけどね。
とりあえず「ステファニー」は一緒に働いているSさんの呼び名になっているが(それも何でなんだ?)

どうもこの流れはいかんな。
今後正しく司書教諭の名前を呼んだ者は、貸出冊数を5冊までOKとするキャンペーンを実施しよう!
そんなのいらん、とか言われそうだけど。
では逆に、ちゃんと言えなかった者は本を貸さないぞ! というパワハラはどうじゃ?

「じゃあ、先生は私の名前ちゃんと言えるんですか?」
「うーん‥‥えーと‥‥‥」
「よくそれで自分の名前は覚えろとか言えますね!」
「い、いや‥‥その、あの‥‥(しどろもどろ)」
(以上妄想、ただし実現度95%)

だめだ、あきらめよう‥‥‥。

2012年9月18日 (火)

白亜祭とブログに関する言い訳いろいろ

疲れました。
何でって、もちろん白亜祭で。
そりゃね、生徒会担当の先生方に比べればたいしたことはしてないですよ。
でも業者さんの取材を受けてご案内したり、あちこちに写真撮りに行ったり、老体にはキツイのだ。

そうそう、言っておきますけどね、中庭で踊る女子中高生をパチパチ撮影しているのは仕事だから!
いちいちちょっかいを出してこないように!
「先生ー、趣味ですかぁ?」
「そういえばブログにAKBがどうのこうの書いてあった!」
「やだー、キャー」

キャーとか言うな!
特に一部の中1の諸君、会うたびに戯れてこないように!
最近では顔を見ると「まったり先生ー」とか呼ぶようになってきたし。
「まったり」というのはあくまでもブログタイトルであって、司書教諭の人間性を語っているわけではありませんので。
気が抜けます、がっくりと。
まるでいつでものんびりたらたらとしているようじゃないか。
(その通りじゃん、などと言わないように)

まぁでも、ああいうステージに立ったりすると普段とは全く違う表情を見せる生徒が多いので、そういうのが発見できるのは新鮮ではある。
今回は白亜祭大賞も有志生徒のパフォーマンスだったしね。
よくできました!

というわけで撮った写真はその日のうちに編集して「ひびコレ!」に掲載。
加えて受験サイトの共立第二のコーナーに記事を書いて投稿。
学園報用に画像を選択してコメントを添えて送付。
なんか、終わってからの方がもっと大変じゃん!

ところがですね、初日の分の「ひびコレ!」でミスが発覚!
翌日職員室で某先生からご指摘を受ける。
その後生徒からも嘲笑とともに(多くの場合被害妄想であるが)、ネチネチと指摘される。
ゲスト出演してくれた共立女子大のフラダンスサークルを紹介する際、「フラダンス」を「フラメンコ」と書いてしまった!!
ひじょーに、マズイ!
「フラメンコ」とか言ったら西郷輝彦じゃないか!(古いなぁー)
いかんなぁ、フラダンスサークルの皆さんに怒られてしまうなぁ。
朝のうちに修正はしたけれど、行事の後はかなり見られているみたいだし、いったい何人の人に笑われたことであろう‥‥‥(泣)。
司書教諭、極めて激しく凹んでおります。

というのは嘘で、長くやっていると入力の打ち間違いなんていくらでもあるわけで、いちいち凹んでいたら身がもたないので、笑ってごまかすことにしている。
(司書教諭、開き直る)
でもフラダンスの皆さん、ごめんなさい。

ところで図書館には、文化祭に必要なものがあれこれと置いてあるので、準備の段階でいろいろなことを生徒が言ってくる。
図書館だからもちろん、各団体が発表につかう資料を探しに来るのは当たり前で、もちろん相談されて一緒に探します。
一つ見つかってよかったぁー、と思うとすぐ次が来たりして‥‥。
まぁでも、それだけじゃない。

「先生ー、古新聞くださーい」
「はいよー(倉庫からどっさり持ってきて)、サービスしていっぱいあげるねー」
「ありがとうございましたぁ、助かりました!」
(感謝されてはいるが実は古新聞の処分をしなくて済むので助かったのはむしろこちらの方なのであるがそれは言わないでおく)

「先生ー、ダンボールくださーい、足らなくなっちゃったんですー」
「仕方ないなぁー、ほらここにあるの持って行きな」
「外に取りにいかなきゃ駄目かと思ってましたー、助かりましたー」
(これも実は余分に溜まってしまい置き場所がなくて困っているダンボールを処分する面倒が省けて嬉しいのだがこれも言わないでおく)

まぁ慌ただしい一週間だったけれど、こういう非日常性も学校の楽しさでもあるわけで。
無事終わってよかったよかった。

そうそう、さっき入力の打ち間違いについて書いて思いだしたけれど、前回のブログについていろいろ聞かれてしまった。
「GJ」とか「マジレス」って何ですかー、だいたい「言いまつがい」って言葉自体間違ってるでしょー!
といった感じである。

とりあえず「GJ」は「good job(グッジョブ)」の略語。
良い仕事、またそういう仕事をした人への賛辞ですね。
わりとよく使うけれど、略語はネットスラングの一種かもしれないですね。
それと「マジレス」はジョーク的な書き込みに対して真面目に答えるもので、本来はちょっと揶揄が込められた言い方かな。
これもパソコン上の用語ですね。

何分これを書くのは夜中で頭ももうろうとしている場合が多く、前回は特に日本vsイラク戦(サッカーワールドカップ最終予選です)が終わり、スポーツニュースの梯子をしながら興奮した状態(でも頭は冴えず)で書いていたため、あまりよく考えず言葉を選択してしまったと思われます。
確かにあまり一般的な言葉じゃなかったですかね、ごめんなさい。

あと「言いまつがい」っていうのは、もちろん知っている人は知っているだろうけれど、糸井重里のウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載されているコンテンツのひとつ。
一般の読者から投稿された恥ずかしい「言いまちがい」を「言いまつがい」と称して、皆で共有し楽しみましょうというもの。
書籍化もされていて、図書館にもあります!
リンクは張りませんが、興味のある方は検索してみてください。
というわけで、これをリスペクトして(?)タイトルに使わせていただいた次第です。

以上、長々と解説(と言い訳)してしまいましたが、何のことか分からんじゃないか!とお怒りの皆さん、本当に失礼しました。
衷心よりお詫び申し上げます!

まぁでも、普段からどうしたって一般的とは思えない内容なので、許してね。