2012年9月11日 (火)

言いまつがいもよろし。

今週末は白亜祭。
ということで、なーんかここ数日は落ち着かないですねぇ。
昨日はクラブの紹介動画を作成するとのことで、演劇部の練習に撮影の取材が入り、ちょいっとカメラマンをご案内。
ご案内だけ、と思っていたのだけれど、大講堂の音響のトラブル対応したりしてバタバタしておりました。

今日も今日とて、図書事務室内に写真同好会+αの生徒がぞろぞろやってきて、延々と白亜祭の準備をしとった。
実は写真印刷用のプリンターを置く場所がないというものだから、図書事務室にとりあえず設置してある。
(ちなみに司書教諭は、一応写真同好会の副顧問ということになっている‥‥)
ということで、まぁここで準備するのはいいんだけどね。
いいんだけど、きゃつらは途切れることなく喋りっぱなしで作業しとる。
うるさいなー。
全く何をやっとるのやら‥‥‥。

ちょっと様子を見に行ってみる。
何をやっとるのやら、ジーっと見てさぐってみる。
それを見つけた生徒の一言。
「先生、どうしたんですか、いかがわしい目をして‥‥」

‥‥いかがわしいだとーっ!!
何という失礼なヤツ!
こんなつぶらな瞳を捕まえて、下品な目とか、いやらしい目とか言うのか!
しかし本人は全く悪気のない顔をしている。
どうも「いぶかしそうな目をして」と言うべきところを間違えているような‥‥‥。
まぁ何と言うか、ほとほと残念な表現力である。

まぁ他意はなさそうなので、今回は許そう。
しかしこの生徒は、何を勘違いしているのか、自分のことを司書教諭のお気に入りだと思い込んでおり、図書事務室に入ってきた時も「せんせー、麗しの君がやってきましたー」とか言っておる。
「何だ、その麗しの君ってやつは?」
「いやだーせんせー、私のことに決まってるでしょー」

‥‥‥許せんな、この勘違い女子。
いつか絶対に目にもの見せてやる‥‥‥。

まぁでも、言いまつがいは誰にでもあるもので。
今日も職員朝会で、某教員がこんな発言を。
「担任の机の先生の上にプリントを置かせていただきました‥‥」
‥‥まぁ、先生の上に置くのは難しいな。
もちろん「担任の先生の机の上に‥‥」が正しいわけであり。
ご本人もすぐには気づかなかったようだけれど、職員室が笑いに包まれたため気づかれたようですが。

書いてから思ったのだけれど、こんなこと書いちゃってまずかったかしらん?
まぁ、誰にでも言いまつがえはあることを言いたかっただけですので、ごかんべんを。
というか、けっこう楽しめたので、GJだったと思います!

そうそう、そういう私も先日(たしか9月6日ごろ?)、本を借りた生徒とこんな会話をしたな。
「先生、いつ返したらいいんですか?」
「えーと、21日には帰ってねー」
「‥‥‥」

これも近くにいた生徒に指摘されるまで気づかんかった。
自分では「返してね」と言ったつもり。
失礼した。
まぁ、二週間後の21日まで学校に泊るわけにはいきませんね、確かに。
言われた生徒も、「先生、21日まで泊る準備してきていません、今日にでも家に帰りたいです」、などとマジレスしてくれたらこれもGJだったんだけどなー。
今後うまい返しをしてくれた場合は、大サービスとして本を一度に20冊貸してあげよう!
(冷たく「結構です」と言われそうだが)

ま、言いまつがいも楽しければよし、ということで。
ただし勘違い女子、君は許さん!!

2012年9月 4日 (火)

二学期はやはりやってきた

久しぶりに会った生徒がぽつり言う。
「もしかしたら永遠にやってこないんじゃないかなぁと心の片隅で期待していたのだけれど、やっぱり二学期始まっちゃいましたね」
君、二学期の開始早々、そんな後ろ向きでではいかんぞ、前を向きたまえ!
叱咤激励の司書教諭。
などと言いつつ、心の中では「確かにそうだよなぁー」と思っちゃってるんですけど。
いかん、いかん。

皆さん、たいへんご無沙汰してしまい失礼しました。
もっともブログは長々とお休みしておりましたが、司書教諭の仕事なんていうのはかなり事務職なわけで、休み中も本の納品はあるし貸出もあるし、長々と休んだ感じは全くしない。
広報の仕事について言うなら、学校が閉鎖されててもメールはどこでもチェックできるので、家にいても仕事ができてしまうという怖ろしい環境が構築されてしまっている。
なんかなぁー。
二学期始まっても、新たな出発という感じは全くしないのがちと淋しい‥‥‥。
まぁそれでも、まったりがんばってまいりますので、今学期もどうかお手柔らかにお付き合い願います!

生徒たちの方は相変わらず元気なもので、始まった途端によく喋るわ、よく動くわ。
君らのエネルギーは無尽蔵だな。
やはり発電に使え、発電に。
今年は去年のように電力不足はあまり話題になってないけれど、発電でもしないともったいないわ。
どなたか女子校生用タービンを発明して学校に設置してくれ。

しかしそうは言っても夏休みは長い。
一皮も二皮もべろりと剥けて生徒は成長したに違いない!
見よ、あそこでは一学期ではあまりパッとしなかった一人の生徒が友人と領土問題について熱く語っているではないか!

「ほら、君たちも社会問題について語り合ったらどうだ?」
近くでまったりと本を物色する生徒に言ってみる。
「でもアイツ、この前は、『土産』のこと『ドサン』とか言ってたけどねー」
「そうそう、『小豆』のこと『こまめ』とも言ってたよねー」
‥‥‥あ、そう。

二学期は正しい読み方で熱く語れるように成長してくれ。

というわけで、とにかく二学期もよろしく。
それとあちこち旅行に行った方、お土産ありがとうございました!
ちなみにこれは司書教諭の心からの感謝を言葉にしたものであって、暗に次の機会のお土産を請求しているというわけではないので、悪しからず。

ではでは。

2012年7月27日 (金)

夏休みはこれからだ!

いやぁ、いいもん見させてもらいました。
何って、そりゃあなた、オリンピックのサッカー、日本vsスペイン戦ですよ。
勝ち負けはともかく(いえ、もちろん勝った方がいいんですけど)、最後まで走りまくった姿に泣けました。
やっぱり一生懸命さというのは、何にも勝ると実感。

ということで、ひじょーにいい気持ちで今朝を迎えたわけで、爽やかに図書館も開けたわけなんだけれど、ふとブラウジングコーナーを見てみると、おいおい生徒同士でケンカしてるじゃん!
口げんかじゃないぞ、バシバシ手を出して、こりゃ格闘だ。
いかん、血の雨が降るぞ!!
やめてくれぃー!

と、思ったら何かやたら動きがロボット的だな。
何のことはない、どうやら少林寺拳法の組手をやっていたらしい。
なんだ、つまらない‥‥、いやいや、よかったよかった。

ケンカしていた、ではなく組手をしていた二人は今度は外に出ていって、さらに続けているようだ。
一緒にいた友達が弁解する。
「あの二人、少林寺拳法部なんですよ、気にしないでください、なかったものとしてください」
なるほど、クラブだったか。
「大丈夫です、問題ないです」
あ、そう。

いやいや、問題ないってこともないでしょ、図書館内で組手というのは問題でしょ。
ま、気づいて外に行ってくれたからいいんですけど。

というわけで、ゼミは今高3だけしかしてないのだけれど、クラブはけっこうやっているし、図書館にも入れ替わり立ち替わり生徒が入ってくる。
もちろん、受験勉強している高3もいるし、頑張ってほしいところ。
夏休みはこれから本番。
図書館もせいぜい使って下さい!
ただし館内でケンカはしないように!
(いえ、館外ならいくらでもしてくれ、というわけではないのですけど‥‥)

2012年7月24日 (火)

司書教諭、へこむ

夏休み直前です。
今日は自宅学習日なので生徒はほとんど来ないのだけれど、昨日などは延々と行列のできる図書館となって、てんやわんやであった。
さて、そんな中、驚愕の事実が発覚する。

前回、図書だよりを配ったり、カウンター前に掲示したりしているのに、夏休みの特別貸出ルールを生徒たちが分かっていないことを愚痴った。
何だかよく分かっていない生徒が意外と多い、と愚痴った。
しかしそれを読んだ生徒が、こんなことを言ってきた。

「先生、あれって、ここに出てた掲示に問題があったんじゃないの?」
「何で?」
「だって休みの一週間前までに借りる場合と、終業式以降に借りる場合のことは書いてあったけど、その間の最後の一週間に借りる場合はいつ返すか、書いてなかったもん」
「へ?」
「だからみんな、夏休み前一週間については、いつ返すか分からなくても不思議じゃないでしょ」
「またまたぁー」
「嘘じゃないですって、私は図書だより見て分かってたからいいけど、ここの掲示見た人は疑問だったと思いますよ」
「げげげ」

な、何ということか‥‥‥。
最も肝心なことを書き忘れていましたってか!
で、その掲示だけれど、特別ルール開始後は別の掲示に変えてしまっていたのだが、パソコンにデータが残っていたのですぐに確認。
‥‥おっしゃる通りでしたぁ!
生徒の多くが分かっていなかったのも納得である。
ショックぅ~ショック!である(古い‥‥)。

しかも、それを今の今まで誰も教えてくれんかった‥‥。
教えてくれたらすぐに訂正したのに‥‥(泣)。
図書委員はどーしたぁー!(おそらく誰も見ておらんな)
それもがっかりである。
「みんな大人だから、そんなこと、いちいち言ったりしないんですよ、書いてあることが間違っているってわけじゃないですし」
などと生徒に慰められる始末である。

へこんだ。
司書教諭、完全にへこんだ。
どれほどへこんでいるかと言えば、ついさっきまで事務室の片隅に行って背中を丸めてうずくまっていたのである。
_| ̄|〇
こんなだ。

1学期も終わりだというのに何とも残念なことで。
しかしそんなことはどうでもいいと言うかのように、生徒たちはバタバタやってきてごっそり借りていったわけであり。
生徒たちにとってはたいしたことではないんだな、きっと。
それほどへこむことはないぞ!

と思ったけれど、せっかくいろいろ考えたのに、それがどうでもいいくらいのことだったと認識したことで再びへこんだ。
とりあえず皆さん(掲示を見てよく分からなかった皆さん)、たいへん申し訳ございませんでした。
とにかく今後借りる本は夏休み明け返却なので、よろしく!

2012年7月18日 (水)

夏休みルールなんですけど

もうすぐ夏休み。
長い休暇になるので、図書館の貸し出しも特別ルールを設定。
そんなに難しい話ではない、終業式の一週間前から特別貸し出しとなり、夏休み明けまで、しかも5冊までOKとなる。
そのかわり一週間前までに借りた本は終業式の日までに返却する、というルール。
ちゃんと図書だよりにも書いて配付したし、カウンターの前にもデーンと掲示している。
あぁ、それなのに。

「先生、今日借りると夏休み明けまで借りられるんですか?」
「いやいや、今日だと終業式の日までに返してね、ということだね」
「えー、いつならいいんですか?」
「一週間前からでーす」
「え、じゃぁ今日の本は一週間前までに返さないといけないんですか」
「いやいやそうではなくて、終業式の日までだって」
「じゃぁ夏休み明けまで借りるには一週間前以降に借りないといけないってことですか?」
「えーと、そういうことです」
「なんだぁ、早く言ってくださいよー」
「だから、さっきから言ってんじゃん!!」

といった具合で、何だかよく分かっていない生徒が意外と多い。
あちこちに書いておいても、面倒だから読まずに来て説明聞けばいいや、という感じだな。
そりゃね、説明しますよ、やさしーく。
司書教諭、がんばってますよ。
ところがそんな風に大人の対応を心がけようとしていると次の客が来てこんなことを言う。

「えー、今日だと夏休み明けまで借りられないんですかー、ま、いいや、延滞して夏休み明けに返そ」

ごるぁーー! か~え~せ~!!!

腹立つわ。
まぁ確かにいつもより貸し出し期間が短いっていうのも、申し訳ないなとは思うのだけれど。
でも一応ルールはルール。
ちゃんと守ろう!
ちなみに司書教諭は今までに一度もルールを破ったことなど、にゃい!

 

 

 

すいません、嘘をついてしまいました。

2012年7月 9日 (月)

実は遊んでもらっている?

オープンキャンパス無事終了しました。
朝から小雨が降ったり止んだりでどうなるやらと心配だったけれど、外の企画も予定通り実施。
参加していただいた皆さん、楽しんでいただけましたかー?
至らぬ点も多々あったかと思いますが、生徒たちのがんばりも感じていただけたら幸いです。

わたしゃ「ひびコレ!」に即行で掲載すべく、始まる前から最後まで学校中撮影していたわけであり。
小雨降る中、畑やらゴルフ練習場やら、校舎の外も撮り回る。
校舎の上から下まで行ったり来たり。
当然、ぐったりですわ。
今さら言っても仕方ないんですけど、やっぱりウチの学校、広過ぎます。

それにしても、いろいろあちこち見て思ったのだけれど‥‥‥。
おもてなしをする側の在校生(や教員)の方が、遊んでもらっているかのような雰囲気ありませんかね?
まぁ、お客さんもちゃんと楽しんでもらえていれば、それもいいかな、とは思うのだけれど。
お客さんよりも楽しんじゃってませんでしたか?
ちょっと不安。

理科の「水風船でキャンドル作り」の教室では、こんなものを見つけた。

20120709

見本ということのようだけれど、これが見本というのはちょっとまずいんじゃないだろうか?
一応、ドラえもんかとは思うのだけれど(違うか?)。
うーん‥‥‥。
まぁ参加者の皆さんも、あぁこんなんでいいのか、と気楽にできるという利点はありかもしれんが。
「味がある絵」ということでお願いします。

写真同好会はバラ園前でお客さんを記念撮影、すぐに印刷してミニアルバムを作成しプレゼントする企画を実施。
できあがったミニアルバムをちょっと見てみたのだけれど、おいおい受付の係生徒たちも撮ってもらっているじゃん!
文化祭じゃないんだから、ちょっと控えろー!
とは言っても、まぁ仕事さえちゃんとしていれば、余裕のある時にちょいと楽しむくらいはいいと思うけどね。

「でも先生、こんなのもありますけど」
うん?
‥‥‥教員もしっかり、ポーズ付きでミニアルバムに収まっておりました。
「お見合い写真ですよ、お見合い写真!」
うーん、確かによく撮れているなぁ‥‥‥。
しかし残念ですが、この先生は既婚者ですので、お見合いすると犯罪者になる危険性があります。
本人はしたいかもしれませんが‥‥‥。

ところで図書事務室内では、その写真同好会が写真を印刷しアルバムを作成する作業に大わらわ。
盛況だったこともあり、引き渡し時間のギリギリまで作り続けておりました。
いやぁ、ご苦労様でした!

生徒A「先生疲れたぁ、ウーロン茶ありませんか、ウーロン茶!」
生徒B「だめでしょ、先生におねだりしちゃ!」
生徒A「でも、先生が生徒におねだりするよりはいいでしょ?」
生徒B「そっかぁ、確かにそうだね」

いえ、そこで納得してしまうのもどうかと思うんですけどね。
もっともウーロン茶くらいならおごってあげたいのですが、図書事務室にはありませんでしたので。
残念。
まぁ覚えていたら、いずれそのうち‥‥。

皆さん、お疲れさまでした!

2012年7月 6日 (金)

コラボはどうでしょ?

購入図書の装丁作業をする際に、ある本の帯を見て、たまげた。
それは鈴木光司の『エス』という小説で、そう聞いてもピンとこない人も多いかもしれないけれど、あの「貞子」シリーズの新作と言えばおわかりだろうか?
あの『リング』で日本を恐怖のどん底に陥れた(というのは言いすぎか?)貞子である。
テレビからズルズルと這い出てくる、あの貞子である。
今回の作品はその後発表されたシリーズの流れを汲むわけだけれど、「たまげた」というのはそのストーリーとはあまり関係がなく、あくまでも本の「帯」に書いてあったこと。
そこには、映画「貞子3D」公開記念“お前じゃない”キャンペーン実施中、S賞「貞子×ハローキティ」コラボぬいぐるみ、とある。

「貞子×ハローキティ」コラボ?

この衝撃的なミスマッチ感はいったい何ですか?
「貞子」と「キティちゃん」って、どこをどうすればコラボできるんだい?
しかもそのぬいぐるみって何?

とめどなく湧き出てくる怖いもの見たさに、ついついネットで調べてしまう。
すぐにそれは見つかったんだけれど、おー、確かに貞子とキティーちゃん、コラボっている!
しかも、何だか分からないけれど、ちょっと可愛いかも‥‥‥(あくまでも個人の感想です)。
髪の毛で顔が隠れてよく見えなかったりするけれど。

うーん、このぬいぐるみ、欲しいなぁ、応募してみようかしらん。
最近家族の増えていないスマイル君たちの新しい仲間にしてあげたい‥‥。
スマイル君、嫌がるかもしれないけれど。

しかしこれって、新作の映画上映時にグッズが売られているみたいなので、もしかしたらすでに皆知っているのかしらん?
ということで図書館に来ていた生徒に聞いてみる、知ってるか?
「知らなーい、でもキティちゃんって何でもコラボしちゃうからねー」
あ、そうなの?
「私牛タンとキティちゃんのコラボ、持ってます」
牛タン? 
どうもご当地コラボってやつで、牛タンコラボっていうのは仙台のグッズらしい。

まぁたしかにご当地何とかっていうのはよく聞くし、お土地柄いろいろ居てもいいとは思うのだけれど。
でもやっぱり、何で貞子?
何が凄いって、この両者を結びつけてしまう発想のセンスが凄いな。
見習いたいものだな。

他の生徒にも話してみる。
「先生、そんなに気に入ったなら共立第二とコラボさせればいいじゃない」
ほほー。
ちょっと考えてみる。
キティちゃんにウチの制服着てもらってご当地グッズにしようかしらん。
「でもなー、可愛いと思うけれど、きっと大金がかかるだろうな」
「違いますよー、コラボさせるなら貞子ってのはどうですか?」

おいおい、ふざけんなよー、と言いつつ、制服を着た貞子がズルズル校内を這いずり回る図を想像してしまい、もしかしたらそれもシュールでいいかも、などと思ってしまった自分が情けない。
やっぱりコラボするならキティちゃんでしょ。

そうそう、そう言えば共立第二にも「隠れキャラ」がいます。
けっこう、ゆるくて、可愛いです。
あまり公にはなっていませんけど、明日のオープンキャンパスに来てくれた受験生にはこの隠れキャラのグッズがプレゼントされる予定。
参加者の皆さん、乞うご期待!!

ちなみに貞子は這っていませんのでご安心ください(たぶん)。

2012年6月30日 (土)

宝塚ファンの急襲

定期考査間近というのに、生徒の殴り込みを‥‥‥ではなく、猛抗議を受けた。
何だ何だ?

「先生、AKBがウィーン少年合唱団を参考に組織されたとかって、あれ何なんですか!」
あ、そのこと。
この前ブログで確かにそれっぽいこと書いたけど、何をそんなに興奮しとる?

「AKBはですね、宝塚を真似してるんですよ!」
え、そうなの?
確かに自前の劇場を持って、チームに分かれて公演してたりはするな。
花組とか、月組とか、いろいろあった。

「それだけじゃないんですよ、劇団員一人ひとりにファンクラブがあって、自分たちの力でトップスターに育てていこうとするわけですよ、それってAKBも同じでしょ?」
「なるほど」
「宝塚にはスターシステムっていうのがあって、トップスターの下に明確に2番手、3番手というふうに番手が存在してるわけですよ、しかもその地位は変動していくわけです、これもAKBでしょ?」
「なるほど」

言われることが納得するようなことばかりだったので素直に「ほほー」と感心しておりました。
もっとも後でちょっと調べてみたら、確かに宝塚を見本にしているみたいな話は結構されているみたいだけど、秋元康氏が言ったというわけでもなく、それが事実という話ではないみたい。
ちなみにWSKを参考にしているのでは、という意見も他に見つけたけれど、それに対しては「一緒にするな!」というWSKファンの方々の批判が浴びせられていた。
いやぁ、うかつなことはやはり書かない方がいいですねぇ。
もっとも宝塚ファンから抗議を受けるとは思わなかったけど。

さて、興奮して抗議してきた生徒であるが「テスト前だぞ、落ち着け」となだめる(テスト前は関係ないけど)。
「ああいう大きい組織ってのは、だいたい同じような感じになるんじゃないの、細かいこと言わないで‥‥‥」
「細かいことじゃありません、重要なことです!」
司書教諭、たじたじである。

「だいたい先生、この前のブログで『人間的欠陥が垣間見れる』とか書いてありましたよ、あれって『ら抜き言葉』じゃないですか、駄目じゃないですか先生なのに!」
「細かいだろー、十分!」

最後の最後で「ら抜き言葉」の抗議になるとは夢にも思わんかった。
もっとも、ずっと読んでいる皆さまならとっくにご存じのこととは思いますが、このブログは正規の日本語文法通りの表記には必ずしもなっていないので(というよりもそっちの方がかなり多いかも)、その点ご容赦くださいませ。

2012年6月26日 (火)

特別公演ぐったり記

先日のウィーン少年合唱団特別公演。
今回は学園が主催で一般のお客様もご招待ということで、そうなると運営はほとんど教員が自ら行うわけで、いやぁ、大変でした。
校内案内を実施したり、相談ブースを出したりもするのだけれど、普通の学校説明会とはもちろん違うわけで。
個人的には準備の段階でチラシ作ったりプログラム作ったりで、すでに始まる前からぐったりだし。
というわけで、「ぐったり記」。

まぁそれでも、大勢のお客さんをお迎えして無事終了し、ほっと一安心。
天気も良く、公演の前にはバラ園の周りで子どもたちやらおばあちゃんたちやら、皆がいろいろ楽しんでいただいていたようで、本当によかったよかった。

そんな中、お客さんの数人から声をかけていただきました。
「あ、先生、ブログおもしろく読んでますー、」
ありゃありゃ、いやいや、これはこれは、どうもどうも。
そう言っていただけるとありがたいです‥‥‥。

でも、皆さん知らない方ばかりなのに、何で私のことが分かったのだろう?
こんなくだらないブログを書くくらいだから、そんな「くだらなさ」がきっと顔に出ているだろうと探してみたら、実際にくだらない顔を見つけた、ということなのか?
まぁ確かににじみ出ていることは否めないが‥‥‥。

あるいは以前、「人違いするなら向井理と間違えなさい」などという記述があったので、向井理くんと似た者を探したところ私を見つけたということなのだろうか?
(いえ、もちろん妄想ですけど)

それにしても、通常「ブログ読んでます」とか言われれば「嬉しいなぁ」と思うところなのだけれど、正直私の場合ちょっと違う。
そう言われると、「あぁ、申し訳ないですねぇ、こんなお恥ずかしいものを読んでいただいてしまって」と、もう~必要以上に恐縮してしまうのである。

特に「こんなことまで書いちゃっていいの、っていうことも書かれていて面白いですー」とか言われると、いつも冷や汗である。
ほとんど勢いだけで書いちゃってるけれど、ほぼ毎回、書いてから後悔しているし。
もっともその後悔が長く続かないというところに人間的欠陥が垣間見れるわけだが。
よく生徒には、そんなことなら書かなきゃいいでしょー、と呆れられるのだけれど、一方からは生徒の生の姿が出ていて面白いから続けろーと言われるし、あぁ八方ふさがりの司書教諭である(八方ほどの選択肢もないのですが)。
いろいろ考えるの面倒だから、きっと今後もあまり考えずにそのまま書いちゃうでしょうねぇ。
どうか怒らんで、広い心でお読みください。

ところで話はちょっと変わるけれど、ウィーン少年合唱団(Wiener Sängerknaben)は「WSK」と称されたりするようである。
最近、こういうアルファベット3文字の略語(しかも地域を表す文字含む)を見ると、つい「WSK48」とか言いたくなってしまうのは私だけだろうか?
AKBのウィーン地区姉妹グループ、もとい、姉弟グループ(?)、いや歴史から見ればAKBの方が兄妹グループか。
WSKも総勢は100名くらいで、ハイドン・モーツァルト・シューベルト・ブルックナーという四つのグループで公演を行っているとやら。
なるほど、チームH、チームM、チームS、チームBだな。
なんか、いろいろ共通点があるなぁ。
もしかしたら秋元康氏、WSKを真似して、いや失礼、参考にして、AKBの組織を考えたんじゃないの?
ちなみに今回の特別公演はチームSでした。
個人的に推しメンはDiegoくんです。
と言ってもほとんどの方は全然分からないでしょうね、実は同僚の某女性教員に似ているなぁと思ったりしているんですけど。
総選挙はないのかしらん‥‥‥。

あまりくだらないこと書いているとWSKファンの方に怒られてしまうのでもう止めます。
あくまでもWSKが先にありき、ですので、お許しください。

WSK万歳!

2012年6月20日 (水)

赤本入るよ

毎度くだらない話を続けているので、今回はちょっとまじめな図書館アピールを。

先日の放課後、図書委員をぞろっとたくさん呼んで、書架の移動を行った。
書架を移動するというのはなかなか大変な作業であり、本が入ったまま運べるはずもなく(すごい重量である)、一度本を逃がして(外に出して)から書架を移動し再び本を並べることに。
しかも今回は大型本の書架だけに、本を出し入れするのもものすごく面倒。
このような残念な仕事を一言の文句もなく(とブログでは書いておこう)、もくもくと取り組んでくれた皆さん、感謝であります。

で、何で書架の移動などしているかと言えば、移動により空いたスペースに新しい書架を入れるため。
予定では全部で90cm幅×4連入ることに。
またまたそれは何でや、と言えば、赤本をはじめとする大学受験用の書籍を入れるため。
ちなみに赤本というのは教学社から出ている大学入試の大学別(あるいは科目別)過去問集で表紙の赤が特徴的。
似たような本は他の出版社からも緑本やら青本やらが出ているのだけれど、やはり歴史や点数から言っても過去問の代名詞は赤本でしょうか。

うちの学校では進路指導室の横にある自習室にズラーっと赤本が並んでいるのだけれど、やはり図書館に欲しいですね、という生徒および教員のご期待にお応えすることに。
自習室ほどいっぱいは置けないだろうけれど、生徒がよく使うと思われるものは揃えられるかな、と。
図書館にはいろいろな生徒が来るので、刺激になったり、モチベーションのアップにつながればいいのだけれど。
書架が入り次第、主だった大学のものから入れていきます。

という情報をどこから仕入れたのか知らないけれど、早速高3の生徒から尋ねられた。
「先生、赤本っていつ入るんですか?」
「書架が入ってからになるから、もうちょっとお待ちくだされ」
「貸し出しはできるんですか?」
「うーん、一応館内閲覧だけにする予定なんだけど‥‥‥」
「コピーは?」
「図書事務室でできるよー」
「そうですか! すごいですね、ありがとうございまーす!」
ハイテンションでそう言って去っていくのであった

で、後から考えてみると、あの喜び方はちょっと普通じゃなかったのでは?
コピーが「すごい」?
コピーできるのって、普通のことでは?

で、やり取りを反芻してみて気づいたのだけれど、もしやコピーをタダ(無料)でできると理解したのではあるまいか?
そりゃータダでバリバリコピーできるなら生徒としてはうれしいわな。
でもちゃんとお金必要です。
タダと言えば、絶対に何十枚もコピーしていくとんでもない生徒がぞろぞろ出てくるに違いない。
無理です。

あぁ不安だ。
赤本入れた途端、「先生コピーコピー」とか言って、大挙して生徒が押し寄せたらどうしましょー!
もちろん、タダじゃないぞ、お金かかるぞ、と言い返せばいいのだろうけど、大挙して嬉しそうな顔して来られると、無下に断れなくなってしまうぞ、優しい司書教諭としては(というより、押し寄せる生徒が怖いからですけど)。

タダでコピーしたい方々は、署名活動でもして校長に嘆願してみましょー!
(面倒な対応を校長に丸投げしようとする魂胆まる見えである)