2011年7月12日 (火)

ペンギンの逆襲

テスト期間中、しばらくストップしていたアンケートの集計をやらなきゃいけない、ということで図書委員会の役員がやってきた。
バタバタバタ、ペンギンである。

「先生何ですかここ暑いじゃないですか」
バタバタとやってくるやいなや、文句言いまくりである。
あーうるさい。
何度も書いてきたがエアコンのリモコンがまともに作動しない図書事務室は、いつの間にか温度がぐぐっと上がったりするわけだけれど。
まぁ確かにかなり暑くなっていたので設定温度を1℃だけ下げてみる。

「あー、こんなところにリモコン、あるじゃないですかぁー」バタバタ。
妙にはしゃいでいる。
そんなことはどうでもいいから早く仕事をせい!

などと言いつつこちらも仕事をしているうちに、なんかヤケに涼しく‥‥‥というより寒くなってきたような?
どうも変だと思ってリモコンを見てみると、げぇぇー、19℃に設定されてるじゃん!
ペンギンがこっそりと設定温度下げやがった!
「こらー、おまえー、いつの間にやったんだ!」
「先生、人をおまえ呼ばわりしないでください!」
「どうもすいません‥‥‥って、そういうことじゃないだろー」
「あーダメです、温度上げないでください、私暑いと仕事できません、死んじゃいます」
「死なん! それくらいで人は死なん!」
「何ですか先生、大人げないですよ!」
「えーい、うるさい!!」

とっくみ合いである。
リモコン前から離そうとしても、近くのドアにしがみついて離れようとしない。
何が哀しくてエアコンのリモコンごときで生徒と格闘せねばならぬのだ!
ぜいぜい。

「わかりました、先生、じゃぁ温度上げますよ」
よし、分かったか‥‥‥って、上げたっていっても23℃じゃないかぁー、いくらリモコン異常だからといって、23℃じゃ低すぎるわい。
「おいおい、もっと上げろー、こんなんだと校長に怒られるぞー」
「先生、怒られるくらいならいいじゃないですか、暑いと人は死ぬんですよー」
「23℃じゃ熱中症にもならん! 絶対ならん!!」

疲れた。
部屋は寒いくらいなのに、生徒とひっぱり合いをして、暑くなってしまった。
もう、ぐったりである。
恐るべし、ペンギンの逆襲‥‥‥。

2011年7月 5日 (火)

うちわぶ

図書事務室は暑い。
扇風機が欲しい。
しかし近くの電気屋に行ってみたら、在庫は壁掛け用だけ、品切れである。
しかたない、家からうちわを持ってくる。
しかしうちわであおいでいると仕事にならない(当たり前だ)。
そんな今日この頃。

生徒がぞろぞろやってきて相変わらず図書事務室が暑いと文句を言う。
ならば来るなと怒る。
だが文句を言いながら居座る。
そのうち、うちわを見つけあおぎだす。
そのうち、何だか知らんけど騒ぎ出す、盛大にうちわをあおぎながら。

「こ、こうですか先輩!」
「そんなんじゃ駄目だ、もっと力強く振るんだ!」
「こうですか!」
「もっとだ、地球の裏側まで届かせるように振れ!」
「先輩、こうですか、こうですか!」
「振れぇー! 大地にたたきつけろ!」
「せんぱぁーいぃ!」

‥‥‥で、何なんだ、その小芝居は?
「うちわ部です。うちわ部の特訓です」
こやつら‥‥‥前々からそうじゃないかとは疑っていたが、やはり○○だな。
(○○=自主規制)
特訓でも何でもいいが、図書事務室で熱を発散させるなと言うとるだろーが‥‥‥。
また温度が上がるぞ。
うちわ部でもせんす部でもいいが、ここでやるな!
ブログにも書いてやったからなー、もう図書事務室には来なくていいぞー。
外でやれ!

今日の一言。
「うちわぶ」は「ちくわぶ」に似ている。

2011年6月28日 (火)

女子中高生発電

なんかなぁー。
まだ6月なのに、暑い暑いなどと言ってていいのだろうかと疑問に思うのだけれど、タイムリーな話題をお贈りする「まったり図書館」としては暑いと書かずにはいられないのである。
今までそんなタイムリーな話題などあっただろうかと訝しく思う向きもあるだろうが、まぁそういうことにしておいていただきたい。

とにかく冷房の効きが悪いので施設の担当者様にご足労願い、いろいろ調べたところ、案の定冷房のリモコンがちゃんと働いていないことが判明。
室温を正確に捉えないし、設定温度など一応設定はあるけれど機能はせずという状況。
25度くらいに設定してやっと室温が28度くらいになるといった状況。
「これって、壊れてるんですよね?」
「いやまぁ、リモコンなんてこんなもんだよ、ハハハー」
「そ、そうなんですかね、ハハハ………」
「ヘヘヘ」
「ひぃひぃ……」

というわけで、直すということではなく、うまい具合に使いこなしましょう、ということのようである。
そうなんですか。

とは言っても世の中は節電節電で、我が校でも冷房は28度設定のお達しが出ている。
それ以下にするには恐れ多くも校長に覚悟を持って申し出ねばならぬのだ。
そう言えば先日、中学1年が廊下で校長を呼びとめて、「校長先生暑いーどうにかしてください!」などと直訴していたぞ。
うーん、怖いもの知らずの中1はすごいな。
まぁ、ずっと我慢するわけにもいかないので、こちらもしっかり直訴しよう。

とにかく冷房との戦いが続いている今日この頃で、先日は28度設定でがんばってみていたが昼頃になってどんどん温度は上がっていった。
しかも昼休みになって図書事務室内にどんどん図書委員および図書委員もどきが入ってきて、明らかにさらに暑くなっているような……。
「先生、暑いー」
「図書館涼しいけど図書事務室暑いー」
「ここ何でこんな暑いのー」

あのなぁー(怒)!!
勝手なこと言うなー! 暑いなら来るなー! 
ゾロゾロ事務室に入ってこないで外で勉強せい!
君らが入ってくるから余計暑くなったじゃないか!
あー、そう言ってる間にまた温度が0.1度上がったぞー。
もうすぐ30度じゃん!

「あー、ほんとだ」
「リアルタイムで上がったー!」

だめだ、コヤツら楽しんでるな。
昼休みだけですでに0.5度上がってるぞ。
若いモンはとにかくエネルギー有り余ってるんで高熱を発している。
頼むから図書事務室で無駄な熱を発散せんでくれ!

そうだ、このご時勢、このエネルギーを無駄にしてはいかんな。
コヤツらの発散熱を集めてタービンを回し、発電してはいかがだろう?
中高生熱発電である。
自然エネルギーとも再生可能エネルギーとも言えるかどうか分からんけど、なかなかのアイデアではなかろうか。

総理、再生可能エネルギー買取法案もいいですけど、中高生熱エネルギー買取法案の成立を花道にしましょう!
ウチのように元気なのが多い学校はがっぽがっぽ儲かりまっせ!

ま、コストが高くつきすぎるだろうけどね(よく食うし)。

2011年6月23日 (木)

あつい。

言っても仕方ないのだけれど、暑い。
例のごとくウチの学校も節電節電であれこれ対策に大童(おおわらわ)。
電灯を間引き点灯させたり、便座ヒーターをオフに、なんていうのは我慢もできるのだけれど、やはり暑いのは厳しい。
冷房は28度設定で運転というのが原則なわけなのだけれど、エアコン自体まだちゃんと動いていないような状況。
新校舎に引っ越してきてから初めての夏、当然冷房も初めて。
昨日、今日とかなり暑くなったのだけれど、まだせいぜい試し運転といった感じ。
なんか教室などより、一階のホールや廊下の方が、風通しがいいせいか、涼しいような気がする。

さて図書館、ここも今のところ様子を見ながら……といったところ。
昨日は奥の学習閲覧室が暑かった。
教頭も様子を見に来て、これは暑いな、と漏らしていたので暑いのは間違いない、おそらく。
放課後勉強しに来た生徒も、「先生あと2度下げてください」とか、「いや3度は……」などと言いたいことを言う。
中には「先生、氷をください」などと訳のわからんことを言ってきたり。
さらに「節電のため冷房が入れられないのは仕方ないので、放課後勉強しなくても済むようにテストをなくしてください」とわざわざ曲解する者もいる。
君、別のことに脳ミソを使いなさい。

そういえば、今日は中学生がなにやら不穏な動きをしていた。
何だろうとちら見しながら観察していたが、どうも数人の生徒が交代して壁に顔を近づけているような……。
最初何だかまったく分からなかったのだけれど、気がつきました。
新しい図書館はとにかく広いので、エアコンはボイラー室で集中管理。
リモコンなどは室内に設置されていないから、冷房を勝手に強くすることはできない。
しかし、室温のセンサーはしっかり取り付けられている。
どうも彼女たちはそれを見つけて、そこに熱い息を吹きかけていたようだ。
なるほど、室温が高いと判断されれば冷房は強くなるだろうね。
よく考えたねー……などと感心していてはいかん。
注意しようかなーと考えていたら、すぐに止めてしまった。

まぁ、確かにそんなに簡単に温度は上がらないだろうね。
センサーはちゃんとガードされているし、ずっと温めてないとすぐに元通りになるだろうし。
君たちも他のことに脳ミソを使ってくれ。

さて、図書事務室も困った状態。
例の室温センサーが、奥の方の書庫の本棚の後ろに設置されていて、ここがけっこう涼しい。
仕事をしているところとは3度くらい温度差があるのだけれど、涼しいところで温度を測っているわけだから、当然冷房は弱い。
というわけで、図書事務室は暑い!
というわけで、仕事にならない!
というわけで、仕事休んでいいですかぁー。

もっとも休んでいれば仕事が溜まって自分が苦労するのは目に見えているけどね。
冷房、どうにかしてください。
息でも吹きかけてみようかしらん。

2011年6月15日 (水)

推しメン

先日ちょっとAKBの話を書いたら、ちょうど「総選挙」の時期ということもあって、生徒がやたら推しメンを訊いてきた。
訊くだけならいい、しかし訊いておきながらダメ出ししてくるのはいかがなものかと。
先生、AKBの推しメン誰ですか?
んー、AKBよりもむしろSKEの誰それとか……。
えー、やだぁー。
何が「やだぁー」だ!
「先生ダメですって、AKBはともかく、SKEまで知ってるとかって、ちょっとキモーですよ、それは言わない方がいいですよー」
……おいおい、そっちが訊いてきたんだろがぁー!!

全く失礼である。
AKBでもSKEも同じようなもんだろうー!
こっちはいいけどあっちは駄目などという理屈がどこから出てくるんだ?
何とも訳の分からぬ言われようである。

さらに調子に乗って言ってくる。
「大丈夫ですよ先生、誰にもいいませんから。」
嘘だな!
教室に戻ったら絶対笑いのネタになっているな。
だいたい何が「大丈夫」なのだ、知られて困るようなことではにゃい!
と言いつつ、ご忠告に従い、とりあえずここでは名前を伏せてしまった自分が残念であるが。

言っておくが、ジャンルは問わない音楽好きなので、一番聞くのはクラシック系だけれど、J-POPも好きなものは好きだ。
オヤジのくせに……などと言ってはいけない、いいモノはいいのだ。
AKBもけっこういい楽曲あるねーと思っている(金もかかっているんだろうけど)し。
秋元康の計略に見事にひっかかっていると言われそうだが、その通りなので否めない。

だが間違えてはいけない、この文章の主眼はAKBにあるのではない。
司書教諭として言いたいのは、ジャンルにこだわってはいけない、いい本はいい、ということ。
私はこのジャンルの本は読まない、と宣言してしまう生徒がいるが、まぁそう言わずにいろいろ読んでみることが大切。
成長とともに好みも変わったりするしね。
分かったかな、読書についてのお話だったのだよ。

 

ま、こじつけですけどね。

2011年6月 8日 (水)

ペンギン来襲

最初に断わっておくが、本当にペンギンがやって来たわけではない。
(当たり前だけど)

体育大会も終わり、ちょっと一息の今日この頃。
図書委員会では生徒たちの推薦本を尋ねるアンケートを実施することに。
ということで委員会の担当役員がやってきて、図書事務室でアンケートの書式を作成中である。
だがこの某役員、端的に言って、とにかく落ち着きがない。
何だかいつも焦っている。
バタバタしている。
どうどう、落ち着け餅つけと、馬を鎮めるがごとく落ち着かせようとするがダメだ。
羽を、もとい、手をバタバタさせているところは何かに似ていると思っていたが、やっと分かった。
あの、動物である。

で、アンケートのデザインにやたら凝っていて、パソコンで作っているところにやってきて、あーだこーだとうるさく口を出してくる。
今日もアンケートのタイトルを決めるだけのことに延々と注文をつけてきた。
タイトルなんて「図書委員会アンケート」でいいでしょーに。

「先生、だめですそんなの、もっと綺麗なタイトルにしないと」バタバタ
「もうどうでもいいよー、いっそのことひらがなで『あんけーと』でいいんじゃない?」
「かっこ悪いです。アンケート、英語で書いてください!」バタバタ
「アンケートはフランス語でしょ?  それじゃー『図書委員会安系等』とかどう、族っぽく」
「先生、センス悪いですね」バタバタ
「(このぉ……)じゃあ『しゅららぼん』にするぞ、『しゅららぼーん』※」
「先生、ふざけないでください!」バタバタ
(※「偉大なる、しゅららぼん」―万城目学の新作。相変わらず荒唐無稽だが相変わらず面白い)

かと思えば突然話が変わる。
「先生、柏木由紀ちゃんって可愛いですよね、私的には今世界一可愛いんじゃないかと思うんですよ、AKB48ですよ、AKBの柏木由紀ちゃん、ちょっと前までは戸田恵梨香ちゃんが一番だったんですけど、今はやっぱり柏木由紀ちゃんですね、先生AKB48の総選挙、3位大丈夫ですよね、ね?」
「……知るか!」

まったく、やる気があるのかないのか、分からんな。
今度は突然バタバタと図書館を出て行って、またバタバタと戻ってきた。
「ネイティブの先生に聞いてきました!『questionnaire』でいいそうです!」
ほんとーかなぁ、このバタバタ状態では先生に正確に説明できたとは思えないのだけれど……。
まぁでも、とりあえず和訳は質問、アンケートとあるようなので、「Book Questionnaire」に決定。
やっと終わった……、と思ったのだが。

「先生、英語は筆記体にしてください!」
「はいよー。(半ばヤケ)」
「先生、これじゃ文字の線、細いです、太くしてください!」
「はいよー。(もう絶対ヤケ)」
「先生」、「先生」、「先生」………。
「はいよー」、「はいよー」、「はいよー」!

ということで、もう好きにしてくれ、という状態だけど、とにかくアンケートは決行します。
生徒諸君、ご協力お願いします。
というか、いろいろ書きまくってこの某動物系お嬢さんをぎゃふんと言わせてくれ。

2011年5月31日 (火)

家族が増えました。

まぁいきなり「家族が増えました」とか言われると、何のこっちゃと皆首をかしげる向きがあるかもしれませんけど。
それはもう、話の流れからいってお分かりでしょう。
先日ちびくまくんが去ってしまい、ちょっと淋しいスマイルくんの下に、待望の新・ちびくまくんがやってきてくれましたぁ(感涙)。

20110530

前回、養子募集などとつい勢いで書いてしまったのだけれど、すぐに中1の生徒が連れてきてくれました!
正確にはその生徒のお母さんからなのかしらん。
いやぁ、何か催促してしまったようで申し訳ないです……。
(っていうか、してるでしょ、と生徒に言われたけれど、どう読んでも確かに催促ですね、ごめんなさい)
心から感謝、感謝、どうもありがとうございました。

ということで、お披露目です。
かわいいでしょー。
着てる服も少年っぽくていいですねー。
生徒の皆さんもどうぞよろしく。

とは言うものの、実は最近お客が特に少ない。
体育大会がもう目の前という感じで、休み時間やら放課後やら、皆さん応援練習に夢中になっているわけで、ある意味仕方ないことなのだけど。
逆に言うと、この時期図書館に入り浸っていたりすると、君のクラスは大丈夫なのか、と心配になってきたりするな。
来たと思ったら、自分のクラスの団結力やら協調性やらの欠如を嘆きまくっていたり。
生徒にとってもグチグチ図書館になっておる。

ドドドドっとやってきて、「先生、今日は返すだけね!」と叫びつつカウンターに返却本を置いて、またドドドドっと去っていく生徒も。
しっかり早めに返しに来てくれて、君はえらいぞ!
でも返すだけならホールにある返却ポストに入れてくれるだけでもいいんだけどね。

そういえば先日、本を返そうと思ったけど返却ポストがどこにあるか分からず、ポストのある場所を友達に聞いて教えてもらい、わざわざ校舎の外に出てやっとポストを見つけたのだけれど、それは実は学校敷地内にある郵便ポストで、変だなと思いつつ返却本をその郵便ポストに入れようとしたところ、近くにいた警備員に止めてもらって事なきを得た、という中学1年生がいたという話を聞いた。

思わず笑ってしまったけれど、ちゃんと返そうとしてくれたのはえらい!
中1は思いもかけないことをやったりするので、なかなか楽しい。
まぁいっそのこと図書館に返しに来た方がよっぽど早かったように思えるけど。

閑話休題、とにかく今は体育大会の準備に熱中しましょー。
こういう行事っていうのは、積極的に取り組まないと楽しくないからね。

2011年5月25日 (水)

スマイルくん

図書館のブログは文字ばっかりですよね。
生徒にそう言われて、ガーン!!と強烈なショックを受けた。
というのはウソで、いやしくも図書館のブログであるからにはすべて文字で勝負するのだ、という固い信念を持っているので何を言われても平気である。
というのもウソで、実はただ写真を載せるのが面倒なだけなので、ちょっと冷や汗である。

だが本日はいいタイミングで写真を使用する状況にあったので珍しく掲載することに。

20110525_2  

薔薇をバックにたたずむスマイルくん。
薔薇園の薔薇を施設課の方がわざわざ飾ってくれて、カウンターの一角が華やかになりましたぁ。
うん、いい絵ですね。

スマイルくんは、カウンターの端にずっと居座っているくまくんである。
「え、スマイルくんって何ですか。知りませんよ」と生徒には言われるだろうな。
もっともなこと、今名付けたばかり。
深い意味はないんだけれど、「smile」と書かれたセーターを着ているので。
安易だ、と余計批判されそうだけど。

ちょっと暑くなってきた時、そろそろセーターを脱がせようとか言ったら、「ヤダー、イヤラシイー」などと生徒に騒がれてしまった。
たわけものめ、くまくん相手にそう考える君らの方がよっぽどヤラシーわ!
まぁでもかわいいからいいか、と思い、そのまま着せているんだけど。

実は先日、突然このスマイルくんに子どもができていた。
言っておくが本当にぽこっと生まれたわけではない(そりゃそうだ)。
ふと気付いてみると、ちびくまくんがスマイルくんに抱かれていたのだ。
初めて見た時の私の驚愕ぶりを想像できるだろうか?
ちびくまくんを抱っこするスマイルくん、何とほほえましいことか!
ところがしばらくしてちびくまくんが誘拐された、もとい、いなくなってしまった!
嗚呼、なんという悲劇!

後で分かったのだけれど、実はあのちびくまくん、いつも朝勉強している生徒がバッグにつけていたものを落としてしまい、それを別の生徒が拾ってスマイルくんのところに置いておいたということだったようである。
持ち主の生徒はそこにあることは分かっていたのだけれど、そのまま持って行ってしまうのも気が引けたらしく、しばらくしてから意を決し(?)引き取っていったとさ。
めでたしめでたし。

まぁいいんだけど、皆さん、ひと言司書教諭に言ってくださいー!
いきなり生まれたり居なくなったり、こっちは訳が分からんでしょー。
まぁちびくまくんは自分の家に戻れたのでよかったのだけれど、一度親子姿を見てしまうとなんかスマイルくん一人では淋しい気がしてしまうな。
どこかに養子に出してもいい、というちびくまくんはいないでしょうかね。
募集します!

さて話は全く変わるのだけれど、先日登場した図書事務のお姉さんであるが、某怖いお仕事のお客の話を書いたことで「私のぼけっぷりが知れ渡ってしまった」と喜んで、もとい、嘆いていらっしゃった。
申し訳ないことをした。
反省せねばなるまい。

……ところであの話にはまだ先があって、その小指の無いお客は「ちょっとよそ(外国)で金を洗ってきた」と言っていたそうである。
もちろんこれは外に出せないようなヤバイ資金を換金したりして分からなくする資金洗浄(マネーロンダリング)のことでしょうね。
しかしこのお姉さん、「お金を洗うって? 銭洗い弁天のこと?」などと考えてしまうのだからやはりタダモンではない。
お姉さん、銭洗い弁天は鎌倉です。
外国にはないと思います(たぶん)。
あ、また書いてしまったぁ。

2011年5月17日 (火)

アップアップ

このタイトルは、おそらく言うまでもなくお分かりのことと思うけれど、「リニューアルした学校公式ホームページをアップしたどー」という雄叫びと、溺れるがごとく多忙に苦しむ司書教諭の姿の二つの意味がかかっている。
リニューアル公式ホームページ、本日公開。

まぁすんなりとはいかないだろうと思っていたけれど、旧サイトを消去して新サイトをアップするだけのことがうまくいかずに四苦八苦。
だいたいサーバーに接続するためのパスワードを失念してしまい(通常は自動的に入力)、新しいサイトをつなげることからできない。
まぁいろいろ手をつくしてどうにかなったけど。
それでもアップしてみたらエラーが出たり、それが何故かが分からなかったり。
投げ出してよければ、すぐにでも投げだしたい……。
が、そういうわけにもいかんので、どうにかしましたよー(泣)。

とりあえず公開できたけれど、小心者としては大丈夫かしらん、と不安いっぱい。
とは言え、何の間違いもないなどということはあり得ない、と開き直る。
さぁ、どうだ!
あとは煮るなり焼くなり好きにしてくれぃ!
(うそです。お手柔らかにお願いします)

公開する前には、教職員の皆さまに先行公開し確認してもらった。
まぁー、数多くのミスを指摘される。
突貫工事だから仕方ないでしょー、と冷や汗もので言い訳し続けたけれど、それにしてもダメ出しが多い。
まぁ単純な打ち間違いくらいだったらいいのだけれど。
その打ち間違いをネタにして延々といじめる教員もいるのだけれど。

たとえば大学入試の過去問集、いわゆる「赤本」のことを「垢本」と打ってしまい、チェックされる。
それから顔を合わせる度に「垢本直した?」「垢本は?」とチクチクといじめてくる。
まったく、いい性格だ。
三宅裕司や三谷幸喜に似てるくせに……(関係ないけど)。
ちゃんと直しましたよ、垢本も、ワンワンク(正しくは「ワンランク」)も。
しかし「垢本」というのは、深い意味があるようにも思えるな。

あとトップページのリンクが「まったり図書館」に変更されているのに、ブログの方のタイトルは「図書室」のままだぞ、というチェックを何人もの人から指摘されてしまった。
すいません、分かってはいるのだけれど、後回しになっております。
まぁ図書館に移転したわけだし、ブログもちょっとリニューアルしようかと思いまして。
といっても「室→館」だけのことだけど。
余裕が出ればブログのヘッド画像を訂正しますので、しばらくお待ちを。

ところで、このデザインはどこかで見たことがあると疑う方々もいらっしゃると思うのであらかじめカミングアウトしておくと、基本デザインや色合いなどは大学のHPをパクッて、もとい、参考にしております。
でもあちこち変えてるので、お許しを!
なお、誤字脱字、あるいはおかしな箇所など見つけましたら、そっと、やさしくお伝えください……。

2011年5月11日 (水)

一応できたけど

またサボってブログ更新してないな、と冷たく陰口を叩かれているに違いない、と小心者はオドオドしている。
しかし余裕はない。
しかし思い立ったので寝る間を惜しんで(?)今日は書きませう。

まぁそれでも突貫工事の末、学校の新しい公式サイトはどうにか作ったどー。
トップページのFlashムービーも、作り方を必死に思い出して作ったどー。
今週他の先生たちにチェックしてもらい、来週の頭から公開しようかと。
内容薄いぞ、と文句が出そうだけど、突貫工事なのでお許しを。
今後ちょちょいと厚くしていきたいと思っております。
(そんなことをするだけの余裕が持てるとは思えんのだけど……)

案の定、先生方だけに試験公開したところ、早くも次々にダメ出しが……。
ちょっとテキスト直すくらいならいいのだけれど、デザインを根本的にいじらなきゃいけないような直しだと厳しいわな。
来週の頭に公開できるのかしらん?

そんなドタバタの中ではあるが、先日もちょっと記した通り、図書事務のお姉さん(一応お姉さんとしておこう!)が一緒に働いてくれることになったので、だいぶ助かっている。
しかしこのお姉さん、前歴がすごかったのでこちらが仕事をお願いするのにちょっとためらいがあったりして……。
まぁどんなにすごいのかって、私が言っちゃうわけにもいかないのだけれど、某ハイソサエティーな専門的接客業(私的な認識においては?)に就いていたとのこと。
こんな地味な仕事頼んじゃっていいのか?― と思い悩みながら、まぁそうも言っていられないのでいろいろお願いしている。
でも一か月ほど経って、ちょっと分かってきた。
このお姉さん、けっこう天然なんではないかい?

前の仕事の話などもいろいろ聞いた。
「俺はこういうモンでな……」などと言って先っぽのない小指をひらひら見せる某怖いお仕事らしきお客に向かって、「まぁお客様大丈夫ですか、お痛みになりませんか?」などと平然と真剣に語りかけてしまったとか(テンパっていたらしいが)。
これはやはりただモンではないな。

カウンターでは生徒相手に「お名前聞かせていただいてよろしいですか?」などと思いっ切り敬語で話しかけたりしてるし(テンパっていたのか?)。
そりゃ生徒も面食らうと思いますよ。

あのですねー、言っちゃなんですけど、もうその話し方だけで元のお仕事バレバレですよ。
でもウチの学校を大変気に入ってくれていて、図書館に来る生徒たちも可愛い可愛いとべた褒めしているので(まだ正体に気付いていないな)、まぁ生徒の皆さんはその幻想をくずさないように行動するようにお願いしたい。
なかなか面白いのでどうぞお話してみてちょーだい。
(話し出すと止まらないかもしれないけど)